青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

学生時代の演奏の思い出その14

2021年01月28日 | 思うこといろいろ
ヤマハが主催していたポプコン、
ポピュラーソングコンテストに出た事が有る。
勿論自ら進んで出たのでは全くなくお手伝い。

我が校のロックバンドのメンバーが、
予選を通過して中部北陸大会に進出した際に、
主催者のヤマハにいらっしゃった大学OB氏から、
このバンドにブラスを入れたいと相談を受けた。

ロックバンドのメンバーは名前も知らぬ他人。
従ってあくまでもアルバイトとして受けた次第
OB氏も確かギャラを弾んでくれた記憶も残る。

数回音合わせをし本番。厚生年金会館に臨む。
たった一曲の事だし手伝いという事も有り、
私とSAX・TBの同期と共にお気軽に向かった。

楽屋は当然相部屋の大部屋。
明日のスターを夢見る当地区の若者ばかりが
その場にひしめき合う様、緊張を共にしていた。

ロックバンドのメンバーとは多少の会話はしたが、
何処か価値観が違ったためか楽屋でも距離を離す。
その証拠に我々三人で下らない会話をしていた。

そして度々このシリーズで登場するひげSAXのA、
隣に座っていた二人組の女性に声をかけたのである。

 「緊張してんだべか?」

群馬出身だったのでそう聞いたか定かではないが、
少なくともそんな内容の切り口で迫った様だった。

如何にも大人しい彼女たち。
出番も私たちの直前でもあったので
彼女たちの印象は自ずと脳裏に焼き付くのであった。


舞台袖、ロックバンドの連中はカチカチ。
大変生意気で恐縮だが殆ど緊張の無い我々。
その彼女たちの歌声に癒されたのであった。

「私 まーつーわ いつまでも まーつーわ♪」

我々とは住む世界が、いや吸う空気が違うのか!?
とさえ思う程ガサツな我々とは全く違う清純な声。

そう、「あみん」のお二人だったのでありました。


結果発表。

 ...肝心な演奏シーンが飛んでしまったが、
  実に無難にお手伝いが出来たのでした。


演奏が終わったら帰ってもいいかと思ったら、
最後迄残っていてとOB氏に言われていたので
全く緊張感も無い我々は、客席中段辺りで、
態度悪く^^;のけ反ってその模様を見ていた。

○○賞、○○賞と、結構色々な賞が有り、
残念ながら全くお声がかからないまま過ぎる。
残す所はベストスリーとなりました!という
当地区ラジオ局のアナウンサー氏の声にまさか?!

な、なんと!
三位の発表でそのロックバンドが呼ばれたのだ!

名前も知らなかった彼らだが、
一応一緒に演奏した仲間の栄誉に客席で拍手を送る。
上気したメンバーはステージ上でガッツポーズ。
なんとも微笑ましい光景が繰り広げられ.......。

するとアナウンサー氏、
「管楽器の方々は何処へ行ってしまいましたか?...」

「うっそー」とは我々。
「出てくの?」と迷っているとロックのメンバー、
我々の名前をステージ上から呼ぶではないか^^

慌ててステージに向かおうとすると、
何とピンスポが我々の歩みに合わせて追っかける。
「あー恥ずかし!!」

アナウンサー氏からは冷やかされ、
加えて一人一人感想を聞かれる始末。
我々も含めて一つのバンドと言う登録だったとは、
その後OB氏から聞かされた話(早く言ってよ)。

感想をどう答えたかまでは流石に記憶にないが、
一応(^^♪嬉しそうに答えたと思うのだが...。

正に学生時代の演奏の思い出となったのでした。



そして言うに及ばずこの時の優勝は「あみん」さん。
上位二位が「つま恋本選」に進出する事が出来、
彼女達は本選でも優勝した事はご存知の方も多いはず。

ただ、一つ間違えば我々がスターになっていたかも?^^
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おもしろい! (Ken坊)
2021-01-28 22:10:49
ワタシまーつー〇🎵

失礼致しました ( ̄▽ ̄)
返信する
Ken坊さん (あおやき)
2021-01-29 12:56:32
お、
おもしろい!

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