青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

真似

2009年12月10日 | 思うこといろいろ
昨晩のレアサウンズの練習で
つくづく思ったことが真似の重要性。
これは音楽に限ったことではない。

我々ビッグバンドが演奏する曲は、
オリジナル以外殆どプロの見本があり、
それを真似し演奏する場合が多い。
正に昨晩の我々練習の着眼点は、
如何に本物を聴いたか、そして真似たか。

学生時代よく言われたのは、
ベーシー百回ハーマン二百回。
それだけ聴いて真似が出来た上でやっと
自らの演奏スタイルを見つけ出せると。
そう、真似も出来ない者が自分のスタイルなぞ
出来やしないと教えていることになる。
この考え方、是非は有ろうが私は大賛成。

もちろん、ジャズなのだから自由にとか、
我々のカラーを出さねばとか、
いろいろおっしゃる方もおられようが、
それらはある程度真似する技術を身に着け、
そしを自己流にアレンジする能力が有ればの事。
真似という言葉が気に入らねば
基本という言葉にでも言い換えられる。

勿論先に音楽に限っていないと書いたが、
まさに営業力でも同じことが言える。
出来る営業マンの真似をしてみること。
どんなアプローチをするのか、
はたまたどんな交渉をするのか・・。

自分のスタイルを語る前に
出来る者、出来る上司の真似をする事は
とても大切な事なのだと思う。

案外この「真似」という言葉、
あまりよい意味に使われる事は少ないが、
素直な気持ちで真似てみるという姿勢は、
結構よい事であるという気付きを得た
昨晩の「持上げ」練習なのであった。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
デキスギくん (あおやき)
2009-12-12 09:26:13
いや、アドリブ感覚であれ
なんであれ、それは才能ですよ!

私なんぞ、暗譜してリードなど吹けない。
譜面見ても間違えるでねぇ!はは。
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おくろっくくん (あおやき)
2009-12-12 09:23:48
確かに勤め人というのは
学ぶべき「相手」が沢山いますね。
ただ、そういう状況下にいるときに限って、
そうは思わずにいたりします。

仰る通り、年下、部下でも見習える人はいます。
社長になっても、部下の感心する動きは
素晴らしいと思いますからね。

でもおくろっくさんも、業界団体で
活躍しておられますから、
そこから得る見本も沢山有るのでは?
私もここで見習いたい社長は何人か居て、
良いエネルギーを貰うきっかけになりました。

良い人を見本にお互い頑張りましょ!
返信する
Unknown (デキスギ)
2009-12-12 08:50:49
いえいえ、譜面を覚えているのではなく、アドリブのコピーと同じ感覚でリードをコピーしていただけです。アドリブのコピーは皆さんやっておられると思いますので、特別な才能なんて要らないと思います。実際学生時代に演奏した曲で譜面を見たことのない曲もいくつかあります。

サイドの場合は、英語のヒアリングという例えは当たっていると思います。私のような頭の硬い人間は、譜面を見ながら聴くとどうしても目で見て頭で考えてしまい素直になれないのです。

ところで真似といえば、逆に真似される自分の振り、誰からも真似されない自分の振りがありますよね。それが自分への評価のひとつなのだと思います。
返信する
Unknown (おくろっく)
2009-12-12 00:42:52
いわゆる会社勤めを4年間しましたが
それを本当によかったなあと思うのは
学ぶ相手がいっぱい周囲に居た、
ということです。

ひとまわり上のかたはもちろん、
ひとまわり下の輩からだって
思えばいろいろと教えてもらった...。

危害を与えられない限り(?)
誰からでも、何がしか学ぶものがある。
それを教えてもらった4年だったと思います。

一緒に過ごす同僚が多いというのは
濃い時間が過ごせる環境がある、
そういうチャンスがある、
ということですよね
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がばちょさま (あおやき)
2009-12-11 22:07:15
学びたくなる人が多いというのは、
大変幸せな事ですね。
我以外皆師的な考え方であれば
尚素晴らしいですね。

今日は「追撃」出来ず残念です!?
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デキスギ君 (あおやき)
2009-12-11 22:03:34
そうそう貴君のような才能は
みんなが持ち合わせていないので、
暗譜で演奏というのは難しいでしょうが、
耳から学ぶ事は大切ですね。

その考え方は、
英語のヒアリングみたいな物ですね。
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Unknown (がばちょ)
2009-12-10 14:21:43
おっしゃる通りだと思います!!

私の周囲は、真似したくなる・真似すべき方々ばかり…有難く幸せなことです。

素敵なお話を頂き、気合い倍増です!
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Unknown (デキスギ)
2009-12-10 03:35:53
学生のころを思い出します。当時リードラッパだった私は、ほとんどの曲は初見から数回過ぎるとその先譜面を一切見ずに演奏していました。山野にも譜面を持たずに行ったように記憶しています。そのおかげで、それらしさは染み付いたような気がします。それらしさを理論や方法論で説明しようとする人もいるのですが、そのような人に限って上手い説明や説得力のある手本を見せてもらったことがありません。
とりあえず譜面を見ながらデモ音源を聴くのをやめるだけでも、もっと進歩があるように思います。
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