好投ながら・・。

写真満載スーパー親ばか日記。
子供の野球で盛り上がりました。

息子の少年野球新Ａチーム第二戦。
本日息子先発のマウンドを任される。
親がドキドキの試合の始まりだが、
案外けろりとした息子。結構。



勢い良く掛け声を出し、ホームベースへ走る。
本格的なこれらの動きも、緊張感が増してよい。
ちなみに黄色の服の人、監督でもコーチでもなく
公式スコアラーの役割を務める家内！ご苦労。



相手は宿敵隣りの学校の野球チーム。
気が早いが、来年は中学で同級になるであろう子たち。
ただそれまではしっかりと敵チーム。
攻守に渡り訓練がされていると名高いチームだ。

先攻の我が息子チーム。１回の表
あっけなく三者凡退。二番を担う息子も
ショートフライに倒れる。
敵のピッチャー、実に良い立ち上がりを見せた。



Ａチーム初先発の息子。気負いは見られなかったが
１番打者に対し甘く入ったストライクを
センター前に上手くはじき返される。
思わず私握りこぶし。頑張ってくれー。



今回から何故か監督コーチの推薦でアンダースローに変更。
コントロールが安定するからと言っていたが結果は如何に？
ノーアウト一塁で、セオリー通りの送りバンド。
こういうプレーが見事に決まるところは強い。
難なく得点圏にランナーを送ってしまった。



そしてしきりに牽制球を投げるが、
うちのチームのショートストップは守備が堅い。
多少の無理がある牽制球でも好捕するので
息子としては投げやすい相手だと想像。
案の定、牽制に引っ掛かる。よし。



ところがだ、三遊間で挟んでアウトのはずが
ランナー全く躊躇する事無く三塁に突っ込みセーフ。
細かいプレーに抜け目は無い。
恐らくこういうシーンもしっかり叩き込んであるのだろう。



１アウト３塁。いきなりピンチに親もピンチ。
どうしても三塁ランナーが気になる。
このあたり、サウスポーは不利。
本来バッターに集中して欲しいところだが、
先に牽制に引っ掛かった経緯があるため
やたら気になる様子。それが裏目に出てしまう。



３度目に投じた牽制球、やや力んでサードの足元へ
そしてそれをサードが後逸してしまい
難なく先制点を献上する事となってしまった。

一回の裏でこれだけ文書を書いていると、
最後まで行かないのではと思われてしまうが、
実はこの後、しっかり立ち直り、
６回まで完全に封じ込める。
ただ、打線も６回まで完全に封じ込められ
敵チームの完全試合の様相まで呈してきた。

６回の表もツーアウト。ランナーなし。
ここまで来るとなんとか塁に出て欲しい物だと祈る思い。
監督もその思いがあったのだろう代打を送る。
代打君、セカンドフライに倒れる・・と思いきや
なんとエラー！何とかはじめてのランナーが出る！
異様に盛り上がる我がベンチ付近。親も喜ぶ。

初めてのランナーが出るも後が続かず０行進が続く。
ただ、相手チームも１回の１点の後は０行進が続く。
なかなかの投手戦である。

代打を出した関係で、守備を触る。
誠に残念ながらこれが裏目に出る。
良く変わったところに球が飛ぶと言うが、
正しくその通りで変わったばかりのセカンドに球が飛ぶ。
ところがゴロを後逸。無死１塁となってしまった。

そして次の打者、ライト前にヒット。
そしてこれまたこのライトも変わったばかりだった為
一寸ジャックル。その間にランナー三塁を陥れる。
このあたり、さすが前評判通り、上手い！
そして、最高のピンチ。無死１・３塁となってしまった。



そして、その直後、
球審から発せられた大きな声「ボーク！」
実に痛恨のボーク。労せずしてランナー一人返り２点目
更に、無死二塁と危機は続く。
写真の様に、球審からボークの注意を受ける。
ただ、手振りを交え、非常に丁寧に教えてくれる。
気落ちしないよう配慮も見え隠れし、大変ありがたい。

そのお陰かどうかはわからないが、
その後３人をきっちり抑え、
当チームノーヒットのまま最終回を迎える。




やや出来過ぎの展開だが、最終回の先頭バッター息子。
何とか塁に出てもらいたいところセンター前にはじき返す。
ホント、出来過ぎのようだか、下の写真がそのシーンである。
(親ばか最絶頂にてすみません！)



ノーヒットノーランを阻む事が出来たが、
このチームは実に訓練がされている。
牽制もうまく、キャッチャーのコントロールも優れている為
一切盗塁のサインが出ない。いや出せない。



一般的には気落ちするであろう敵方ピッチャー君、
見事なまでに当チーム３番４番を討ち取り、
息子はファーストベースに釘付けにされる。
展開だけ見ていると、プロ野球と余り変わらない。



そして登場は、我がチーム強力なる
５番打者の女の子Ｍちゃん。
この日記でも何度も触れてきたが、チャンスに強く
見事に跳ね返す力はそこらの男と子より強い。
決して女の子だからと甘く見た訳ではないだろうが、
あと一人となったところでピッチャーが真中に投げた球を
見逃さず打ち返したら！



センター頭上を抜けるタイムリー２塁打！
息子二・三塁を蹴り、余裕でホームイン。
貴重な一点を返し、２死ながらランナー二塁。
同点・逆転のチャンスはまだ残っている。

ここで驚いたのは、敵チームピッチャー交替！
被安打２、自責点１の好投であり、
さっきまで、ノーヒットノーランで投げつづけていた
そのピッチャーをあっさりと交代。
まるで、日本シリーズ最終戦、山井の様ではないか！？

出てきたピッチャー、息子と同じ背番号７。
何度も我がチームが飛ばしたレフトフライを
ことごとく好捕していた守備が上手い外野手。
ただ、先発が好投していただけにプレッシャーは大きいだろう。
ところが恐れ入ったのは、結構のスピードボール。
押さえの切り札。クローザーなのだろう。素晴らしい。

そして我がチーム６番。この子も女の子同じくＭちゃん。
ベンチの期待を一身に背負う！
ところが２球見事な球であっという間に追い込む。
まるで岩瀬、藤本、クルーンのようではないか
そして出来すぎにも～と続けたいところだが、
残念ながらサードゴロに倒れゲームセット。
２対１の好ゲームでありました。



最後の挨拶を終え、上の写真の様に、
応援をした父兄にもしっかりと御礼を言う。
こういう礼儀重んじ、親を敬う精神を
身に付けさせてくれるのもスポーツの良さ。
改めて監督・コーチの皆さん方に感謝である。



しかし、こうしてゲームが終わると
悔やまれるはあの「ボーク」。
野球はチームプレーとはいえ、ボークはピッチャーの一人相撲。
その事を気遣ってか、球審塁審、そして
当方監督コーチが揃って笑顔で息子の好投を労い、
投球モーションの重要性について上の写真の様に
終了直後その場で教えてくださったのには感謝。

こういう経験が又、次への糧になるのだろうと思う
負けてもどこか清々しいゲームでありました。
最後までお読みいただけたとすればめちゃめちゃ感謝。
ありがとうございました。