青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

有難味

2009年12月21日 | 思うこといろいろ
私はお寺の孫に当たる。
以前ここでそんな事を書いた覚えもあるが、
母の実家が寺であったために、
一般の方々より寺界隈?!には詳しい。

従い、ある程度に認識があるとの前提で、
失礼のない範囲で本日の話題。

お坊さんによって読経の上手い下手がある。
私の祖父は、当然他界しているので
直接は伯父であるお坊さんに聞いた話では、
やはり下手くそなお坊さんは居るものだと。
発声と言う観点からすれば、
歌が上手い下手の違いに近いらしい。
勿論、気持ちが一番大切だとは当然の事。

ところで明日祥月命日を迎える
レアサウンズ創設者、故西川氏の
一周忌法要が昨日営まれお参りさせて頂いた。
西川家の宗派は、私の祖父の寺と同じ。
従って私も読む事の出来るお経であったので、
しっかり読経をさせて頂いた。

話がそれるが誰しも母親の実家というのは、
子供の頃に良く連れて行かれるもの。
私も例外ではなく、夏休みなどは
正に寺小屋に詰め込まれる如く長期滞在。
その間、祖父や伯父から読経の訓練を受けた。

三つ子の魂~とは良く言ったもので、
昨日の最後の最後に読まれた経の一節は
いまだに完全暗記しているほどである。

話を戻して昨日の話し。
西川家のお坊さんは、実に有難味のある方。
読経の「テンポ」も「音程」もほど良い。
人何倍もこの経を聴いて来た私にとっては、
リンの入れ方までもが心地よかった。

こんな事考えながら聴いているのは
ひょっとすると不謹慎やもしれないが、
音楽好きの故人も満足であったのでは?
とさえ感じられる心休まる一時でありました。
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12 コメント

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あら、偶然… (☆モッツィ-☆)
2009-12-21 14:17:59
ワタクシも、お坊さんの孫です。
母方の祖父が曹洞宗の住職でした。
ワタクシも幼少の頃はよく母の実家であるお寺に行きましたが、元気溢れる無邪気な子供だったので、本堂で走り回って遊んだり、お墓で肝試ししたりしていました。
ありがたいお話の記憶は、残念ながらございません。
返信する
Unknown ()
2009-12-21 18:03:41
不謹慎かもしれませんが、
葬式の一般の人のお焼香の時のお経は、Xtimeリピートって感じがするのですが…。


終わり方がプロレスのように、時間ピッタリなんですが…。
返信する
Unknown (でびる)
2009-12-21 19:39:24
坊主でも声が通らない人があったり、伸ばす音に
ビブラートじゃないけど、響きというか張りがない人がいたりたまにみえますが、それだと有難味が
伝わらない感じがしますね。こいつやる気ねぇな~って。
ちなみに当家は浄土真宗ですが、なぜか般若心経を
おかまいなしに毎日、唱えてますのでそれなら
暗記してますよ。
お経もリズミカルに抑揚をつけて歌上げないと
いけませんね。もちろん、意味を理解しながらだけど。
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☆モッツィ-☆どの (あおやき)
2009-12-21 20:22:26
そうでしたか。奈良のお寺ですよね。
まさか法隆寺とか!

しかしお互い、
住職のような落ち着きが全く無い孫ですね!

>元気溢れる無邪気な子供だったので~

今も変わらんじゃないですか。
カラオケで歌いまくって遊んだり、
ワインディングロードで肝試したり!・・
返信する
丼君 (あおやき)
2009-12-21 20:26:50
実は葬式の時のお経までは
残念ながら知らないのですが、
ただ聴く限り明らかにon cueですね。

参列者が多い場合に良く解ります。

しかしプロレスってそうなんですか?
格闘技を全く知らないので。。
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でびるさま (あおやき)
2009-12-21 20:32:49
そうなんです。
ここまで音楽的に書くのもなんですが、
リードに似ている様な気がするんです。

出てればいいというわけではないですし、
丁度良い抑揚と、リズム感が無いと、
本当に有難味は沸きませんね。

修行で随分訓練される様ですが、
それでもたーへー坊さんは時々いますね。

意味を理解するのは大変ですね。
漢字で内容を捉える程度でしか
私はほとんど分かっていませんが、
経典の意味を理解するからこそ
有難味があるといえるんでしょうね!
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昨日はありがとうございました (Poco妻)
2009-12-21 20:46:56
お寒い中を本当にありがとうございました。
一年前の記憶が鮮明に残っている為か、一年経った事が事が本当に信じられない気持ちですが
無事に一周忌法要を済ませる事が出来、ホッとしています。
あのお寺さんとのお付き合いは夫が亡くなった時からですが、最初の時にお焼香の仕方、お香を指でつまんだ後の乱れは次の方の為に整えておく事、手を合わせる時は胸の前で・・・等を教えていただきました。

夫のお通夜の時のお経は、お参りいただいた方が多かった為か、やはり何度も繰り返していたみたいです。
私は、お参りいただいた方のお顔を確認するのに一生懸命で、全く気が付きませんでしたが。
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Unknown (キーニョ)
2009-12-21 23:15:40
宗教と音楽って仏教に限らず密接に関係してますね。

ゴスペルや西洋の教会音楽に代表されるように。

だから音楽的な読経で西川さんが満足だったの
では?という思いは当たっていると思います。

そういえば私、名古屋でトロンボーンアンサン
ブルをやっていましたが、練習場所がお寺さん
の本堂でした。

自分で言うのもなんですが、重厚な(気がす
る)トロンボーンのハーモニーが本堂に響き渡
るとそれはそれは気持ちが良かったものです。
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poco妻さま (あおやき)
2009-12-21 23:49:20
こちらこそお招きいただき
ありがとうございました。
また、こんなブログネタにして
申し訳ありません。

一年は早いですが、
お孫さんの成長が確実に
一年の経過を感じさせてくれました。
西川さんが残された宝であるお孫さんが
ああしてすくすくと育っておられることが
大変ほほえましく感じました。

あのお寺さんは本当にありがたみを感じました。
よいご縁でありましたね。

また水曜日には数人でお邪魔します。
よろしくお願いいたします。

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キーニョくん (あおやき)
2009-12-21 23:53:17
なるほど。ゴスペルね。
確かに音楽と宗教、通じるものは多いですね。

貴君のお寺での練習は、
興味があったのですか
深く聞いたことはありませんでしたね。

やはり住職も吹かれるんですよね。
格好の練習場でしょうけれど、
夜の個人練習はちょっと遠慮したいかも!
また今度話聞かせてください。
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