にほんご先生のAozoraClass-日本語の勉強-


日本にいらっしゃる外国人の方が困っていることは日本語の習得です。外国人の方の日本語の勉強をサポートします。

日本語指導が必要な児童生徒が増加しています

2025-02-25 | 日記
日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」 の結果(速報)について

文部科学省が令和3年5月1日現在で行った調査の結果です。



 1.調査対象 都道府県教育委員会及び市町村教育委員会(特別区を含む。)(1,788)

2.主な調査項目 

(1)日本語指導が必要な児童生徒の状況
  ① 学校種別・課程等別・特別支援学級の在籍状況
  ② 言語別在籍状況 
  ③ 在籍人数別状況

 (2)日本語指導の状況・指導内容、「特別の教育課程」の実施状況 

(3)日本語指導が必要な中学生・高校生等の進路状況等

(4)教育委員会における体制整備 3.調査結果の主な概要

(1)日本語指導が必要な児童生徒の学校種別在籍状況

 Ⅰ 日本語指導が必要な児童生徒数 

・日本語指導が必要な児童生徒数は、58,353 人で前回調査より 7,227 人増加 (14.1%増)

 ・日本語指導が必要な外国籍の児童生徒数は 47,627 人で前回調査より 6,872 人 増加(16.9%増) 

・日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒数は 10,726 人で前回調査より 355 人 増加(3.4%増)

 Ⅱ 学校において特別の配慮に基づく指導を受けている児童生徒の割合及び数

 ・日本語指導が必要な外国籍の児童生徒のうち、学校において特別の配慮に基 づく指導を受けている者の割合は 90.9%で前回調査より 11.4 ポイント増加、 人数は 43,311 人で前回調査より 10,893 人増加 

・日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒のうち、学校において特別な配慮に 基づく指導を受けている者の割合は 87.8%で前回調査より 13.4 ポイント増 加、人数は 9,414 人で前回調査より 1,695 人増加 

(※)特別の配慮に基づく指導とは、当該児童生徒に対して「特別の教育課程」 による日本語指導、並びに教科の補習等在籍学級や放課後を含む、学校で 何らかの日本語指導等を行うこと。

 Ⅲ 小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程又は特別支援学校の 小学部若しくは中学部において、特別の配慮に基づく指導を受けている児童生徒 に占める「特別の教育課程」による日本語指導を受けている者の割合及び数

 ・外国籍の児童生徒については、73.5%で前回調査より 12.7 ポイント増加、人 数は 31,799 人で前回調査より 12,104 人増加 ・日本国籍の児童生徒については、67.6%で前回調査より 10.3 ポイント増加、 人数は 6,361 人で前回調査より 1,941 人増加

 (2)日本語指導が必要な外国籍の児童生徒の言語別在籍状況 

・日本語指導が必要な外国籍の児童生徒を言語別にみると、ポルトガル語を母語 とする者の割合が全体の約4分の1を占め、最も多い。

(3)日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒の言語別在籍状況

 ・日本語指導が必要な日本国籍の児童生徒を言語別にみると、日本語を使用する 者の割合が 29%で最も多く、二番目がフィリピノ語で 21.4%であった。

 (4)特別支援学級における日本語指導が必要な児童生徒の在籍状況(新規項目) 

・今回初めて特別支援学級における日本語指導が必要な児童生徒数を調査したと ころ、外国籍の児童生徒数は、2,199 人、日本国籍の児童生徒数は、505 人であ った。 

(5)日本語指導が必要な中学生等の進路状況(新規項目)

 ・今回初めて日本語指導が必要な中学生等の進学率等を調査したところ、高等学 校等への進学率は 89.9%であった(全中学生等の進学率 99.2%)。

 (6)日本語指導が必要な高校生等の中退・進路状況

 ・高校生等の中退率は、前回 9.6%から 5.5%に改善したものの全高校生に対する 割合は依然として高い(全高校生 1.0%)。 

・進路状況では、大学などに進学した生徒は、前回 42.2%から 51.9%に改善して いるものの、全高校生に対する割合は依然として低い(全高校生 73.4%)。就 職者における非正規就職率は、39.0%(前回 40.0%)であり、全高校生の 12 倍 であった(全高校生 3.3%)。進学も就職もしていない者の率は、前回の 18.2% から 13.4%と改善したものの、全高校生(4.8%)の 2.8 倍であった。  


外国人の方の増加に伴って、そのこどもさんの数も増えています。

小さいときから日本語の勉強をすることが大切ですね。




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「~んです」の意味と使い方

2025-02-22 | 日記
「~です」の意味と使い方

「~んです」は、日本語の会話でよく使われる表現で、様々な意味と使い方があります。ここでは、主な7つの意味と使い方を、例文を交えて説明します。

1. 理由・原因の説明

  • 意味: ある事柄の理由や原因を説明するときに使います。
  • 例文:
    • 「遅れてすみません。電車が遅れたです。」
    • 「このケーキ、美味しいです。母が作りました。」

2. 状況・状態の説明

  • 意味: ある状況や状態を説明するときに使います。
  • 例文:
    • 「彼は今、入院しているです。」
    • 「この部屋、寒いです。」

3. 相手への質問・確認

  • 意味: 相手に質問したり、確認したりするときに使います。
  • 例文:
    • 「どうしたんですか?何かあったですか?」
    • 「それは本当なですか?」

4. 軽い驚き・感動

  • 意味: 何かを聞いたり見たりして、軽い驚きや感動を表すときに使います。
  • 例文:
    • 「え、結婚するですか?おめでとうございます!」
    • 「この絵、すごいですね。誰が描いたですか?」

5. 丁寧な依頼・提案

  • 意味: 相手に丁寧な依頼や提案をするときに使います。
  • 例文:
    • 「すみません、ちょっと聞きたいことがあるですが…」
    • 「一緒にご飯でもいかがですか?」

6. 念押し・強調

  • 意味: あることを念押ししたり、強調したりするときに使います。
  • 例文:
    • 「絶対に秘密ですよ。誰にも言わないでくださいね。」
    • 「これが最後のチャンスなです。頑張ってください!」

7. 話し手の気持ち・感情

  • 意味: 話し手の気持ちや感情を表すときに使います。
  • 例文:
    • 「悲しいです。彼と別れてしまいました。」
    • 「嬉しいです。ずっと会いたかった人に会えました。」

JLPT N4レベル 4択問題

問題1:

「どうして昨日、学校を休んだんですか?」

  1. 風邪を引いたんです。
  2. 風邪を引きました。
  3. 風邪を引きます。
  4. 風邪を引くんです。

問題2:

「この本、面白いですか?」

  1. はい、面白いんです。
  2. はい、面白いです。
  3. はい、面白かったです。
  4. はい、面白いでしょう。

問題3:

「何かあったんですか?元気がないですね。」

  1. ちょっと疲れたんです。
  2. ちょっと疲れました。
  3. ちょっと疲れます。
  4. ちょっと疲れるんです。

問題4:

「このケーキ、美味しいですね。」

  1. ありがとうございます。私が作ったんです。
  2. ありがとうございます。私が作りました。
  3. ありがとうございます。私が作ります。
  4. ありがとうございます。私が作るんです。

問題5:

「すみません、この漢字の読み方を教えてください。」

  1. いいですよ。この漢字は「読む」ます。
  2. いいですよ。この漢字は「読みます」です。
  3. いいですよ。この漢字は「読みます」んです。
  4. いいですよ。この漢字は「読む」んです。

解答:

解説:

これらの問題は、すべて「~んです」の基本的な使い方である「理由・原因の説明」を表しています。

「~んです」は、文末に接続することで、話し手の気持ちや意図を伝えることができます。JLPT N4レベルでは、基本的な意味と使い方を理解しておくことが重要です。

もう少し問題をときましょう!

問題1:

「どうして昨日、学校を休んだんですか?」

  1. 風邪を引いたんです。
  2. 風邪を引きました。
  3. 風邪を引くつもりです。
  4. 風邪を引くかもしれません。

問題2:

「この本、面白いですか?」

  1. はい、とても面白いんです。
  2. はい、面白いです。
  3. はい、読みました。
  4. はい、少し難しいです。

問題3:

「何かあったんですか?元気がないですね。」

  1. ちょっと疲れたんです。
  2. ちょっと疲れました。
  3. 何もありません。
  4. 少し考え事をしています。

問題4:

「このケーキ、美味しいですね。」

  1. ありがとうございます。私が作ったんです。
  2. ありがとうございます。私が作りました。
  3. どういたしまして。
  4. 気に入っていただけて嬉しいです。

問題5:

「すみません、この漢字の読み方を教えてください。」

  1. いいですよ。この漢字は「読む」んです。
  2. いいですよ。「読みます」よ。
  3. この漢字は「書く」と読みます。
  4. この漢字は「意味」が難しいですね。

解答:



















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「開(ひら)く、「開(あ)ける」「開(あ)く」の違いを理解しよう!

2025-02-21 | 日記
「開(ひら)く」「開(あ)ける」「開(あ)く」の違いについて 

日本語の「開く」には、読み方と意味が異なる3つの使い方があり、それぞれニュアンスが異なります。

1. 「開く」(ひらく)
  • 文法: 自動詞・他動詞
  • 意味
    • 自動詞: 閉じていたものが開いた状態になること。(自然に開く、または、ある力が加わって開く)
    • 他動詞: 閉じていたものを開けること。(意識的に開ける)
  • 例文
    • 自動詞
      • 「カーテンが開いた。」(風で自然に)
      • 「花が開く季節になった。」
      • 「目が開いたような気持ちになった。」
      • 「封筒が開いた。」(中身を見ようとして)
      • 「会議が開かれる。」
    • 他動詞
      • 「私がドアを開いた。」
      • 「本を開いて読んでください。」
      • 「彼は店を開いた。」
      • 「封筒を開いて中身を確認した。」
      • 「新しい道を開く。」
2. 「開ける」(あける)
  • 文法: 他動詞
  • 意味: 閉じていたものを開けること。(何かを操作して開ける)
  • 例文
    • 「窓を開けてください。」
    • 「瓶の蓋を開けるのが難しい。」
    • 「彼は口を開けて大笑いした。」
    • 「プレゼントの箱を開ける瞬間が楽しみだ。」
    • 「傘を開けると雨が降ってきた。」
3. 「開く」(あく)
  • 文法: 自動詞
  • 意味: 閉じていたものが自然に開いた状態になること。(自然現象や、意図せず開いてしまう)
  • 例文
    • 「口が開いたまま寝ていた。」
    • 「服に穴が開いている。」
    • 「道が開けて、景色が広がった。」
    • 「目が開いた。」(朝起きた時など)
    • 「シャッターが開いた。」(お店の開店時など)
まとめ 
動詞読み方文法意味主語の例ニュアンス
開くひらく自・他閉じたものを開ける、開いた状態になるドア、本、花意識的な動作、または、ある力が加わって開く。広い意味で使われる。
開けるあける他動詞閉じたものを開ける窓、瓶、口何かを操作して開ける。
開くあく自動詞閉じたものが自然に開いた状態になる口、穴、道自然現象、または、意図せず開いてしまう。

特に注意する使い方
  • 「開く」(ひらく)と「開ける」(あける)の使い分け
    • 「ドアを開く」(ひらく): ドアそのものを開ける動作
    • 「ドアを開ける」(あける):ドアについている鍵やノブなどを操作して開ける
  • 「開く」(あく)と「開く」(ひらく)の使い分け
    • 「口が開く」(あく): 自然に口が開いた状態
    • 「口を開く」(ひらく):意識的に口を開ける動作

問題(JLPT N4レベル)
 
次の文に当てはまる言葉として最も適切なものを、選択肢の中から選びましょう。
  1. 窓を(   )と、気持ちの良い風が入ってきた。
    1. 開く(ひらく)
    2. 開ける(あける)
    3. 開く(あく)
  2. みなさん。手を(  )ください。
    1. 開いて(ひらいて)
    2. 開けて(あけて)
    3. 開くて(あくて)
  3. 新しいお店が(   )というニュースを聞いた。
    1. 開く(ひらく)
    2. 開ける(あける)
    3. 開く(あく)
  4. 彼女は、手紙を(   )読んだ。
    1. 開いて(ひらいて)
    2. 開けて(あけて)
    3. 開くて(あくて)
  5. 暗い部屋のカーテンを(   )明るくした。
    1. 開いて(ひらいて)
    2. 開けて(あけて)
    3. 開くて(あくて)
解答
「開く」「開ける」「開く」の使い分け、理解できたでしょうか?

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日本語の助詞「は」と「が」はどう違うのかな?

2025-02-20 | 日記

「は」と「が」の基本的な違い

「は」と「が」は、どちらも日本語の文の中で使われる助詞ですが、それぞれ意味や役割が異なります。

  • 「は」:主題を表す助詞です。文の中で話題になっていることや、注目されているものを指します。
  • 「が」:主語を表す助詞です。文の中で動作や状態の主体となるものを指します。

例文をいくつか挙げて、違いを見てみましょう。


  1. 「私は学生です。」

    • 「私」が文の主題(話題になっていること)なので、「は」を使います。
    • この文では、「私」が「学生である」という状態の主体(主語)でもあるため、「が」を使うこともできます。

  1. 「花が咲きました。」

    • 「花」が文の主語(動作の主体)なので、「が」を使います。
    • この文では、「花」が話題になっているわけではないため、「は」を使うことはできません。
  2. 「今日は暑いです。」

    • 「今日」が文の主題(話題になっていること)なので、「は」を使います。
    • この文では、「暑い」という状態の主体(主語)は特定できないため、「が」を使うことはできません。
  3. 「彼がケーキを食べました。」

    • 「彼」が文の主語(動作の主体)なので、「が」を使います。
    • この文では、「彼」が話題になっているわけではないため、「は」を使うことはできません。

まとめ

  • 「は」:文の主題(話題になっていること)を表す
  • 「が」:文の主語(動作や状態の主体)を表す

「は」と「が」の使い分けは、日本語学習者にとって難しいポイントの一つですが、例文を参考にしながら、少しずつ理解を深めていきましょう。


もう少し例をあげましょう!

状況に応じた使い分けの例

  1. 初めて会う人に自己紹介する場合

    • 「私は田中です。」(主題:私、自己紹介の文なので「は」が適切)
    • 「私が田中です。」(主語:私、相手が誰かを探している状況などでは「が」も使える)
  2. 友達と話している時

    • 「今日は暑いね。」(主題:今日、天気の話をしているので「は」が適切)
    • 「今日は暑い日だね。」(主語:暑い日、特定の日のことを言いたい場合は「が」も使える)
  3. 犬を飼っている人との会話

    • 「あなたの犬は可愛いですね。」(主題:あなたの犬、犬について話しているので「は」が適切)
    • 「この犬がうちの犬です。」(主語:この犬、自分の犬を紹介する場合は「が」が適切)
  4. レストランで注文する時

    • 「私はカレーライスを注文します。」(主題:私、何を注文するか伝えるので「は」が適切)
    • 「カレーライスが食べたいです。」(主語:カレーライス、食べたいものを強調する場合は「が」も使える)

「は」と「が」が使われる文の種類

  • 「は」:説明文、描写文、意見文など、話題やテーマを示す文によく使われます。
  • 「が」:動作や状態の主体を示す文、存在や出現を示す文によく使われます。

補足

  • 同じ文でも、「は」と「が」を使い分けることで、ニュアンスが変わることがあります。
  • 文脈によっては、「は」と「が」どちらを使っても意味が通じる場合もあります。

最後に

「は」と「が」の使い分けは、日本語の奥深さの一つです。様々な文に触れることで、自然と使いこなせるようになるでしょう。


問題

問題を解く前にヒント

「は」と「が」は、どちらも日本語の文の中で使われる助詞ですが、それぞれ意味や役割が異なります。
  • 「は」:文の中で話題になっていることや、注目されているものを指します。(主題)
  • 「が」:文の中で動作や状態の主体となるものを指します。(主語)

問題 ( )に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から選びなさい。

1 私は、先週の土曜日に図書館で借りた本( )読みました。

  1 は 2 が 3 を 4 に


2 きのうは、夕日( )とてもきれいでした。

 1 と 2 が 3 を 4 は

3 このケーキ( )、甘すぎず、とても美味しいです。

 1 は 2 が 3 を 4 に


4 夏には、セミ( )泣きます。

 1 が 2 は 3 を 4 に

5 田中さん( )、経験豊富な医者として、多くの患者さんから信頼されています。

 1 は 2 が 3 を 4 に

6 昨日から、雨( )降り続いています。

 1 は 2 が 3 を 4 に

7 私( )、猫が好きで、特に子猫を見ると心が癒されます。

 1 は 2 が 3 を 4 に

8 彼( )、毎日遅くまで宿題を頑張っています。 

 1 は 2 が 3 を 4 に

9 僕はマックのハンバーガー( )食べたいです。

 1 が 2 は 3 を 4 に

10 彼女( )、友達と一緒に歌を歌って、楽しい時間を過ごしました。

  1 は 2 が 3 を 4 と

解答

1 1  2 2  3 1  4 1  5 1
6 2  7 1  8 2  9 4  10 4


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「楽しいそうだ」と「楽しそうだ」の違い

2025-02-19 | 日記

「〜楽しいそうだ」と「〜楽しそうだ」の違いについて、様々な例をあげながら、わかりやすく説明します。

1. 使い方の違い

〜楽しいそうだ」と「〜楽しそうだ」は、どちらも「楽しそう」という同じ意味を表しますが、使い方が少し違います。

  • 楽しいそうだ: 直接聞いた情報を伝える時に使います。
  • 楽しそうだ: 見たり聞いたりした情報から推測して言う時に使います。

2. 詳しい説明


2.1. 〜楽しいそうだ直接聞いた情報)

「〜楽しいそうだ」は、誰かから直接「楽しい」という情報を聞いた時に使います。

  • 例1: 友達が「昨日のパーティー、すごく楽しかったよ!」と言っていました。

    • この場合、あなたは友達から直接「楽しかった」という情報を聞いたので、「昨日のパーティーは楽しかったそうだ」と言うことができます。
  • 例2: 先生が「明日の遠足は、きっと楽しいでしょう」と言っていました。

    • この場合、あなたは先生から直接「楽しい」という情報を聞いたので、「明日の遠足は楽しいそうだ」と言うことができます。

2.2. 〜楽しそうだ(見たり聞いたりした情報からの推測

「〜楽しそうだ」は、何かを見て、または聞いて、「楽しそうだな」と推測する時に使います。

  • 例1: 公園で子供たちが笑顔で遊んでいます。

    • この場合、あなたは子供たちが楽しそうに遊んでいるのを見たので、「子供たちは楽しそうだ」と言うことができます。
  • 例2: テレビで紹介されていた遊園地は、アトラクションがたくさんあって、とても面白そうです。

    • この場合、あなたはテレビで遊園地の情報を聞いて、「面白そう」と感じたので、「その遊園地は楽しそうだ」と言うことができます。

3. その他の例


状況表現
友達から「旅行は最高だった!」と聞いて誰かに伝えた旅行は楽しかったそうだ
友達が旅行の写真を見せてくれた←見て自分が思った(推測)旅行は楽しそうだった
友達が「あの映画は感動した!」と言った。←聞いて誰かに伝えたあの映画は感動したそうだ
友達が映画のチケットを持っている←見て自分が思った(推測)あの映画は感動しそうだ
レストランの前に行列ができている←見て自分が思った(推測)あのレストランは美味しそうだ
友達が「あの店は美味しいよ!」と言った←聞いて誰かに伝えたあの店は美味しいそうだ

4. 注意点

  • 「〜楽しそうだ」は、自分の推測を表す言葉です。

  • そのため、「彼は楽しそうだ」のように、人の気持ちを推測する場合にも使うことができます。

  • 「〜楽しいそうだ」は、伝聞を表す言葉です。

  • そのため、「彼は楽しいそうだ」のように、人の気持ちを伝聞する場合には使うことができません。

5. まとめ


表現意味使い方
楽しいそうだ誰かから直接「楽しい」という情報を聞いた直接聞いた情報を伝える時に使う
楽しそうだ何かを見て、または聞いて、「楽しそうだな」と推測する見たり聞いたりした情報から推測する時に使う

「〜楽しいそうだ」と「〜楽しそうだ」の違い、わかりましたか?


これらの表現を使いこなして、より豊かな日本語表現を目指してくださいね。


 もう少し簡単な言葉で説明しますね。

「〜楽しいそうだ」と「〜楽しそうだ」の違い

今回は、もっと簡単な言葉で、この二つの使い分けを説明します。

1. 伝え方の違い

  • 楽しいそうだ: 友達から直接聞いた話や、先生が言っていたことなどをそのまま伝える時に使います。
  • 楽しそうだ: 何かを見て、「きっと楽しいだろうな」と想像する時に使います。

2. 例で見てみよう!


楽しいそうだ

  • 友達: 「昨日行ったお祭り、めっちゃ楽しかったよ!」

  • あなた: 「へえー、楽しかったそうだね。私も行きたかったなー。


  • 先生: 「来週の社会見学は、きっと楽しいと思いますよ。

  • あなた: 「先生、楽しいそうですね!楽しみにしています。」

楽しそうだ

  • 公園で子供たちが笑顔で遊んでいるのを見た時

  • 「子供たち、楽しそうだなー。」


  • テレビで紹介されていた旅行先が、とても面白そうな時

  • 「この旅行、楽しそうだ!行ってみたいなー。」


3. どんな時に使う?

  • 楽しいそうだ: 友達や先生など、他の人から聞いた話を伝える時
  • 楽しそうだ: 自分で見て、聞いて、想像したことを言う時

4. 練習問題

次の文は「〜楽しいそうだ」と「〜楽しそうだ」のどちらを使えばいいでしょうか?

  1. 友達から「昨日、遊園地に行ったんだけど、すごく楽しかった!」って聞いたよ。
  2. テレビでやっていたアニメ、めっちゃ面白そう!
  3. 先生が「来週の授業は楽しい内容だよ」って言ってた。

答え

  1. 楽しかったそうだ 人に伝える(伝聞)
  2. 楽しそうだ 自分が思う(推測)
  3. 楽しいそうだ 人に伝える(伝聞)

ポイント

  • 「〜そうだ」は、聞いたことをそのまま伝える言葉
  • 「〜そうだ」は、見たり聞いたりしたことから想像(推測)する言葉

この二つを意識すれば、使い分けは簡単です!

たくさん練習して、自然に使いこなせるように頑張ってくださいね。



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