例えば、今誰かが死んで百年間肉体を持たない状態のままいたとしたら、その百年間彼にはどんな種類の発展もない。
それは前夜寝たその同じ寝床から起きあがるようなものだ。
百年間、天国のような世界(あるいは、地獄のような世界)で過ごしても、この世に生まれてみれば、その人のまわりには遣り残した課題が山積みかもしれません。
もし、そうだとしたら、今まさに私たちが生きているこの人生、この瞬間というのは、より良い状態に自分を発展させる千載一遇のチャンスだと言えます。
一定のレベルに達した魂が、この世のことだけにうつつを抜かす生活をしているとしたら、それはとてももったいない話なのかもしれません。
あの世に行けば人は自由になれる、そんな印象がありますが、それはまったくの誤解なのでしょう。
夜寝て、朝起きたら別人になっていることはないのですから。
人は肉体を持たない存在の時、それまでの生涯の経験や印象すべてがその魂の下に種の形で潜在しているそうです。
そして、肉体を獲得するやいなや、それらが活性化するのだそうです。
そういうことを知ったなら、誰もが自分の種をより良いものにして美しい花を咲かせたいと願うことでしょう。
とは言っても、この世の現象は移り変わり、何も確実なものはありません。
やはり、究極の願いは、肉体への執着がなくなり自由な魂となって別次元へと移ること、輪廻転生から脱することでしょうか。
兎にも角にも、生きているだけで進歩するチャンスがあるわけです。
人生にマンネリや、行き詰まりを感じていたら、永遠の魂という観点から人生を見つめ直してみるのも良い方法だと思いました。
きっと、新たな視点が生まれてくることでしょう。
(以上、過去のHPより)
by Twinkle
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