連絡が取れなかった前日の19日が川上の答えなのは重々わかってましたが、いろいろ振り返るとどこか信じたい!という気持ちが当時の私にはあったんだと思います。
この瞬間、川上は何を思ってたんでしょう…
チェンマイの誰かを騙す川上にとっては、都合が悪すぎるSNSの乱発を止めさせるためだけのラインだったんですね。
育ちの悪い私の気持ちは、貸した金とかではなく100%川上を追い込んで必ず殴り倒す!となりました。
SNSを通じて入ってくる情報はシンクパークのたこ焼き金太郎の写真や川上の生活ぶりでした。
日本人が多く住むエリアに借りてる一軒家で自宅兼弁当の作業所、それとは別にたこ焼き屋の近くに借りてるジム、プール付きの豪華マンション4軒!!
車の免許も取得して中古と新車のピックアップを各1台の2台持ちで近場の足としてスクーター1台。
食事は毎回高くつく日本食に、付き合いと称して飲み歩く毎日にマリファナに女遊び。
金もなく何のアテもない状態でチェンマイに渡り、すぐにコロナ禍に突入し、たった一人で涙を流し不安な毎日と戦いながら3年。
本当にたいしたもんです…
と言いたいところですが、ただただ騙し取った金で生活してただけでしたね。
川上がチェンマイに渡って使った金額は、私だけでも約500万!今わかっているだけでも2500万ほどあります。
3年で2500万…
チェンマイなら何をする事もなくゆっくり暮らせる金額ではないでしょうか…。
言葉もわからず、やるしかない!という強い思いだけでメーテーンで営業してた頃を川上は、いつしか自分流で付き合える人間関係の中で忘れていき、結局はただの詐欺師だったように思います。
もう60歳になるわ!
しんちゃん、これが最後のチャンスやねん…
と、よく口にしてた川上の結末がこれです。
いったい何が最後のチャンスだったんでしょうか?
情報収集する度に気持ちが煮えくり返り、シバき倒す心の準備も整った2月5日、チェンマイに向けて私は飛び立ったのでした。
第17章に続く
SNSを通じて得た情報収集の一部
抑えきれない気持ちを胸にチェンマイへ
2023年1月から2月初旬のストーリー
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