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「第一回 東アジア観賞魚カンファレンス」 in 北京 (後編)

2010年03月29日 04時48分16秒 | ディスカス事業部
私的事情で少し間が空いてしまいましたが、「第一回 東アジア観賞魚カンファレンス」 in 北京(後編)をお届けいたしますので、どうぞご覧くださいませ。


北京入り2日目、いよいよ4カ国交流会当日です。朝10時に宿泊先のホテルを出発し、会場となる5つ星の高級ホテルへと向かい、到着後は通訳の方との打合せから始まりました。



右から2番目の女性が今回通訳をしてくださる方で日本語での会話は問題ないのですが、アクア業界専門用語には困った様子でした。
そこのあなた!カメラをいたずらしている場合じゃないですよ!




不安は残しつつも何とかなるだろうと、通訳の方との打合せは2時間ほどで終了しました。




打合せ終了後は昼食の間へと案内され、その豪華さに我我4人はちょっと引き気味・・・




昼食は4カ国メンバーの他、テレビ局の司会者、アクア関連の雑誌社の方々、アクア用品メーカーの方々と和やかに行われました。




昼食後はいよいよ会場入りです。北京市水産技術庁が会場を用意してくださったようです!




会場内にはテレビカメも入り、中国のホビースト、アクア業界雑誌社、北京市役所の職員、メーカー各社などなど総勢100人ほどが集まっておられました。




テレビ局アナウンサーの若い二人の進行で始まりました。




北京市水産学会 理事長 殷 守仁 氏
鯉や金魚を含むSHOPの近況や水の管理や今後のあり方などを話されたようです。北京市の水質向上や予算などについても話されていました。




続いて日本代表 トップバッターAn aquarium 代表 志藤 範行 氏
小型水草水槽の作り方とアピストについて。
六本木スカイアクアで展示された自信の作品画像を使って製作過程を解説。他アピストについて詳しく解説されました。




日本の2番手はB-HOUSE 代表 倉津 正敏 氏
ワイルドディスカスの産地と環境の違い。環境を知ることの重要性。ディスカスのデザインの基本と色揚げを極度に使用しない個体の本来の色の変化について。後は作品紹介。   日本でもあまり話して無いとてもレアな内容の解説をされました。私自信もとても参考になりました。
そして何よりも倉津氏のスーツにネクタイは必見です!




日本の3番手は私、AQUA MEISTER 代表 芦田 昌浩が、私の青系ディスカス、ヘッケルクロスなどの作品紹介と、今後中国にも普及してくるであろう大規模なレイアウト水槽の製作過程と設計、メンテナンスなどについてを解説しました。
私は事前に説明文を2通用意しておいたのですが、2通とも通訳の方に渡してしまい戸惑いながらの解説だったのですが、通訳の方がうまくまとめてくださり一安心でした。




日本代表ラストを飾るのはThe AMAZON Thuch 代表 小野田 啓右 氏
WB,SABBYの採集風景と水中映像の紹介。初公開の映像でアロワナがイルカのように集団でジャンプする映像など初公開映像を公開されました。私自身も初めて見る映像に釘付けになりました。




台湾代表 万沃水族 代表 李 尚親(Lee Shang Chin) 氏
ワイルドディスカスの分布と分類について詳しく解説されました。分類に関しては新たな発想を説いておられました。




韓国代表 AQUA PRO 代表 Yoon-Tae Bang 氏
韓国のディスカス情勢について解説されました。




中国代表 方舟水族 代表 李 愛民 氏
中国語の通訳がされませんでしたので内容は良く分かりませんが、締めの挨拶と今後の発展などをお話されたようです。




中央の方は張氏。日本の大学を卒業し、日本の麦飯石溶液で有名なフレックスというアクアメーカーで暫く営業マンとして就労後、中国フレックスを立ち上げられた方で今回の我々の通訳を補ってくださいました。ありがとうございました。



講演会が終わり、私達はホテルの前に用意されたNISSANのマイクロバスに乗り込み夕食へと招待されました。どんな所かと繁華街を駆け抜ける車中から外を見る。マイクロバスは門番のいる所を入り何処へ行くのやらと不安な思いもつかの間で約1分後には西洋風な真っ白い建物の入り口にバスが停車。中へと招待されロビー中央扉を開けるとご覧の通り。直径10メートル以上ありそうな大円卓。中央にはバラの花びらと生花が飾られている。この建物には他の部屋はなく、完全に貸しきられたスペース。
ここは北京市の迎賓館。北京市の水産技術庁理事である殷さんが講演会場やこの場所を提供してくださったようだ。料理の味は日本人向けで最高!ご馳走様でした。




その後は宿泊先のホテルまで送ってもらい無事メインの1日が終了しました。



翌日は日本へと帰国する日でしたが観光などしてる暇もなくテレビでよく見る天安門前を通り北京空港へ。




無事チェックインしいざ日本へ3時間25分の空の旅。私は終始熟睡でした。




最後に
今回の交流会は中国、台湾、韓国、日本が熱帯魚という趣味を通じて政治も文化も歴史も関係なく楽しく交流出来たという事に大きな意味が合ったように思います。今後も各国の発展に繋がるよう交流を続けていければ良いと思います。今回お世話になった各国の方々、ほんとうにありがとうございました。またいつかお会いできる日を楽しみにしています。
日本メンバーの皆様、お疲れ様でした。今後とも宜しくお願い致します。