このページでは『関節拘縮をどの程度まで治すか』について記載しています。
スポーツなどでかなり精密な動きが要求される場合と、日常生活において最低限必要な可動域を確保することでは、到達目標が異なります。
通常、病院で施行させる運動器リハビリテーションには日数制限があり150日以内とされています。
実際のところ、この150日以内に期待する機能改善を達成できたという方は少数かと存じます。
その後の時間経過によって想定していなかった後遺症が付き纏うこともあります^^;(私もその一人です)
骨折自体は完治したと思うんですけどね(画像診断ないので正確には分かりませんが)。
私の場合の後遺症は、
①本当にごく僅かな関節拘縮(ほぼ無いと言っても良い)
②夜間痛(肩関節のアライメント不良による軟部組織性の神経圧迫が原因)
③投球フォームに不安感がある(日常的に野球はしませんが)
の3つになります。
骨折直後は局所的な損傷による痛みがメインなので、②に関しては全く自覚がありませんでした。
むしろ腫れぼったく感じて痛みはなかったと記憶しています。なので消炎鎮静薬も遠慮しました(必要ですか?と聞かれたので断りました)。
また、主治医に、(私は鍼灸師なので)『自分で鍼治療しても良いですか?』と尋ねた際に、少し考えられて、『まぁお好きに』と言われました。
このあたりのやり取りは、『経過観察で十分だろう、余計なことはしなさんな』という意味と、何を目的に鍼灸治療を実施するのかを明確に説明していなかったのが原因かな?と思われます。
この時点で私自身が最も懸念していたことは、骨折の治癒よりも、その後の関節拘縮による可動域制限が原因で運動制限などが遺存することでした。
実際に、初診時レントゲンでは骨折は認められず、念のために撮影したMRIで判明したという経緯があります。
加筆中
当院では、患者様の希望をしっかりお聞きした上で、設定した目標が達成されるまで支援し、必要以上の治療を行うことはありません。