ミラレパ 茶房

★ミラレパとは、チベットの偉大なるヨガ行者の事である。
Milarepa a great saint of Tibet

VOL. 256 横須賀、ペリーです。

2011-08-05 | travelling
 

 先週末、ほんとうは海水浴したかったのだけど、天気が悪かった。

 それでも、海岸をめざして出かけた。

 どこもあてはなかったので、なんとなくのたどり着いた先は横須賀の久里浜だった。

 以前、千葉の方からフェリーで渡ったことがあり、その再訪です。

 横須賀といえば・・・米軍基地、スカジャン、小泉元総理の祖父、ペリーと言ったとこかしらん。

 わたしの勝手な連想だけど。。

 その中でも、マシュー・ペリーときたら、関根勤の芸で、「ペリーです!」というのが、

 わたしの大好きなモノマネです。

 はじめに浦賀の入り江を通った際、きっとここにペリーのモニュメントがあるはず!

 見つけたい!!という思いに駆られましたが、浦賀にそれらしい標識もなく・・・。


 なんと、その先に向った久里浜で発見しました。

 どーんとでかいモニュメントを見ては、なぜか大興奮してしまいました。

  ペリーと

 そして、そばにある「ペリー記念館」もセットで。 大変よかったです。

 鎖国の日本へやってこられ、アメリカと親しくしよう!と嘆願してきたのです。

 ちょんまげニッポンの目に写る、ペリー一行の黒舟はどんな風だったかも分かります。

 

 それから、久里浜海岸で貝殻をたくさん拾ってきました。 



 天気も回復し、そのあとは近くの「くりはま花の国」へ移動。

 現在、ほとんど花は咲いてなかったけど、ハーブ園があって、なかなかよかったです。

 園内というのが山の中にあり、起伏も激しくて、なかなかいい運動です。

 「ハーブ足湯」(無料)というのもあり、40℃の湯に、本日はレモンバームとミント湯でした。

 足だけとはいえ、結構高温なのですぐ暑くなってしまいました。
 
   
↑ラベンダー畑     のっぽさんみたいなわたし。

 園内では他に、巨大ゴジラの滑り台やアスレチックなど、お子さんも飽きない場所です。

 そんなこんなで、もう日が暮れ始め、港北のイケアに移動してお買い物して帰りました。

 おわり。



 TOP画像:アーチ@「くりはま花の国」ハーブ足湯近くの休憩場。

VOL. 254 南信州の小旅 3/3days

2011-07-29 | travelling
 
7月の連休も最後となり、お休みだからのんびりしたくても、

 外出してしまうとそうはいかない。。

 これが自由な旅の途中だったら・・・と思うと少し残念な気持ちになる。

 今までは、しばらくそんなことも考えなくなっていたけど、

 この日に訪れた地よって、何かが、ワッと開いたような感覚に。。

 

 信州は南の遠山郷へ「下栗の里」という集落がある。

 そこへたどり着く過程は、とても奥まっていて、あえて旧道を通って向う。

 

 期待をあらわに、その山また山間を抜け、山肌に小さく見える家屋と田畑。

 

 里に着くと、細い道がくにょくにょして、対向車とすれ違うのが大変。


 休日ともあって、各地より訪れる観光客もいる。

 里のてっぺんには郷土料理を食べられる食堂があり、なんともそれらしい素朴で素敵な食事。

 そばと豆腐がすごく美味しい。少し固めの、味がしっかりまろやか。

 

 この里の情景をみるには、少し山を歩き、昨今造られたビューポイントから

 そのすばらしい里の風景を眺めることができる。

 

 そこは、「日本のチロルとか、チベット」なんて喩えられているようだけど、

 わたしが思ったのは、「日本のヒマラヤ」ってとこかしらん。。。

 とびきり気に入ってしまい、冊子まで購入し、はまっています。

 次回は、民宿にてお泊りしては、ゆっくり探索といきたいものです。

 
 そこから、静岡に抜けるまでの道中も険しく、山々川・・・と感覚が麻痺してしまい、

 なんだか、中国の山、ネパールの移動、インドの峠・・・など思い出し、

 日本も結構すごいんだな・・・と、ほっとしました。

 連休のファイナルは、なんだか、向こう側を体感したような???感じ。
 

 あれもこれも、とはいかないけど、少しずつ、進もう。。

 おわり。

 

VOL. 226 ファームと美術館

2010-12-09 | travelling
あいにくの曇りだった。

 ところ変わって、群馬県は伊香保。
 
 どうしても、いきたくなった「グリーン牧場」

 たまたま、雑誌「BRUTUS」の特集を見て、それが牧場というのだから「牛」買い。

 それから、牛達に会いたくて、牛グッズもチェックしに行かねば。

 隣接している原ミュージアムアークも紹介されており、行ってみた。

 朝の開園まもなく、牛の乳搾りができるというのでさっそく参加。ブラウン種
 
           
     とても緊張しました。でも、しぼれました。
 

 その他にも羊、山羊の広場に入って戯れるも、どっち見てんだか・・・。
            
                

 だけど、シープドックショーはおもしろかった。犬も羊も、どっちもどっち”でした。

  途中から、雨が振り出し、場内はほとんど、なにもいなくなってしまった。

               
         牛舎では、どでかい牛達がくっちゃねーの生活です。

    雨が大降りになったので、隣の美術館に移動。
   
 
  アートに浸る。 これもまた、ゆったりした時間がないとできない。
 
  アートを見ながら、いろんなことを考えたり、感じたり。。
 
                 
                椅子のアート。

       時間が   もっと自由な   時間 

             が      欲しい。。。

 
   お昼は 名物の「水沢うどん」を食べた。 なぜか、そのお店に岡本太郎の作品が多数・・・

    伊香保って、アートの地なのか・・・。 雨のばかやろう・・・
                             

VOL. 225 信州 飯山の旅 ②

2010-12-06 | travelling
 
翌日は、がっつりな朝食を食べ、宿の人に周辺の案内をしてもらい、散歩にでかけた。

 朝もやの中、今日も天気がよいんだと思えるすがすがしさがあった。

 飯山の地へ特に興味があったのは、小説「破戒」と映画で見た「阿弥陀堂だより」からの

 影響が大きいかも。。どちらも、あたしが同じ時期に出会った作品だったから。。

  なにもないようで、なにかがあるこの田舎風景は、独特の美しさが息づいている。

  言葉で形容しがたいこの雰囲気は、すべてが新鮮で、私の心をぐっとつかんだ。

     あじさい寺のお地蔵さん。

  野沢菜畑がたくさん。

  スキー場を更にかけのぼって撮った飯山の景色。
            

   うっすら、千曲川が見える。
 
  流石にスキー場の急斜面はきつかった・・・でも、登れば登るだけいい眺めに出会える。
  飯山の町は、お寺めぐりができる道がある。探索によいよい。
       ←落ち葉がきれいで並べてみた。
 
              神戸大イチョウの木
  

 阿弥陀堂だよりでも見たお堂も観覧に。。ひどく、奥まった山の斜面、これは興奮。
 
 ロケで立てたお堂がそのまま保存されているところがいい。なんか嬉しい・・・

        
   そばには棚田もある。こんどは春の季節に見てみたい・・・
    

 こちら側から見下ろした、千曲川も・・・山と山の間に流れる。それだけのところなのに。。

 そして、また日も傾きはじめたころ、野沢温泉へ向った。結構な山を歩いたのでくたくた。

 外湯をあびてすっきりし、温泉街をひやかし、夜は群馬へ移動した。。

 
 
 
 

VOL. 225 信州 飯山の旅 ①

2010-12-06 | travelling
 
こないだ、また信州に行った。
 
 いちどにたくさんは無理なので、少しづつ、いろんな信州を感じらられたらいいな と。

 それで今度は飯山へ。かねてより行きたかったところ。

 と、その前にまた、戸隠神社奥社へ参拝に向う。なが~い参道を岳に向って一直線。
 
               
   今回は、特別なおみくじをひいた。きちんとお払いされているもので、ありがたい。
 
  いい兆候だった。まんざらでもないおみくじは、どこでも同じ結果で的中しそうだ。

  ちょうどお昼も過ぎ、空腹をがまんして並んでありついた戸隠そば。
        
 
  それからは一気に日も傾き、いざ今夜の民宿をとってある飯山へむかった。
  
  泊まった宿は、釜炊きごはんと温泉風呂が魅力な民宿で、久しぶりにおかずたっぷりの

 夕ご飯を食べた。なにかと歩いたりしたので、けっこう疲れていた。
 
  温泉風呂は、だれもいない貸切状態だったので、広いお風呂でのんびり癒された。

 ここは、冬になるとスキー客など、グループ客が多く賑わうみたい。

 いまはオフシーズンで、ほとんどお客も見ないからほんと静か。。

②へつづく・・・


  

VOL. 216 河口湖周遊の遠足。

2010-09-27 | travelling
  
九月の三連休の中日に、山梨県は富士山の近く河口湖へ遠足に行った。
 
 東京の西の方から電車で山梨まで、大月駅から富士急行に乗り換えて・・・
   
   ↑なつかしいこのタイプの特急列車に乗って。。車窓からの富士どん。

  このところ、とても富士どんが見えるところに行きたくて・・・終点の河口湖駅まで。

 なんのプランもなしにふらっと降りてはみたが・・・
 
     わりと富士登山の人達が多く、移動のバスに長蛇の列・・・

   うわ~うんざりだな・・・あれに並ぶの・・・
              とりあえず、河口湖まで適当に歩くことにした。。

  駅前から民家の小道をなんとなく南に下っていくと、河口湖に至った。

  ほんとは、アクティブに周遊したかったけど、そんな調子もよくないので、
 
 のんびりと湖の半周を散歩する。。ノープランだし。 
   のっけからハーブ館や天然石のお店で、余計な買い物してしまった。。

    
    河口湖と富士どんと俺。

   ・・・とりあえず、アヒルの足こぎボートにでも乗って河口湖に浮かんでみた。
    
  手漕ぎボートの方がいいわ。。↑この上半身の部分で前があまり見えないのだ・・・

  空模様は曇り、富士どんも姿を消した・・・。さ、ビールでも飲んでごろ寝しよう。

 全く釣れない釣り人達を眺めながら、缶ビールを1本、飲み干した。。

 それから、公園の芝生にブルーシートを敷いて、昼寝する。。

 もう肌寒さを感じる空気。。やっと夏が終わったのだと、この時に実感した。

 帰りも歩いて駅まで向い、富士急行に乗って富士吉田駅まで行く。
             
    富士山のペイントがナイスな富士急行です。


 ・・・その後、吉田のうどんを食べに富士吉田駅で降り立ったが、
 
  うどん屋さんはどこも早い時間に閉店してしまい、、、散々探し回って食えなかったのだ。。
 
 ・・・そのかわり、古旅館を再利用した風の居酒屋をみつけ、気になったので入ってみた。

  かがんで入る小窓から入り、2階の開放された客間に通され、雰囲気もよく、
             
   一品一品も大変美味しくて。。とくにぶりカマの煮付けがよかった。

   疲れたけど割と満足して富士吉田を後にした。。
 
  ・・・日帰りにするのも惜しかったが、連休ともあって、宿は混みこみ。
  
 
  帰りの列車は、富士急ランド帰りの学生諸君にまぎれて、各駅停車で長旅の帰路でした。
 
    今度は、もっと気になるところ満載の富士五湖周辺を回ってみたい。。

  そんな、下見のような河口湖周遊の遠足でした。
   

おわり。   
  
 
   

VOL. 215 ディスカバー信州の旅 ~牛に引かれて善光寺

2010-09-24 | travelling
 
前編からややひらいて後編・・・
 
 長野に移動して、翌朝は雨が降っていた。 一気にテンションも下がる。

 善光寺の仲見世通りを回りながら雨の様子を伺う。。

               
  ほどなく参道の歩くひとの傘もたたまれた頃に、2年ぶりの善光寺へ参る。

 「牛に引かれて善光寺」・・・牛好きの私にはたまらない。牛のおみくじ引いて「吉」

 善光寺はいつもピースであって神々しい場所。内陣に入り絶対秘仏の真下を通る「お戒壇めぐり」・・・

   そこから出口に上ると、あ~なんともすっきりした気分。。牛に引かれテンションも戻る。

 それから仲見世で好物のおやきを食べて、りんごクランベリージャムを買った。

 お昼は長野駅前にあるお蕎麦屋さんで、「戸隠しそば」とミニてんぷら丼セットを食べてお腹一杯に。
 
 このお店は8年?ぶり2度目ということで、美味しかったからリピートしてる。。
  
  今日の楽しみは長野市からほど近い高山村「山田牧場」。放牧を間近に見られるというもの。

 ずっと北へ、坂が続いて山へ入ったところ、鬼滝というスポットを発見。
 
      
   これは驚いた。。滝の後ろから歩いて滝つぼまで見られる。。「THE 滝」
 
                 ・・・う~ん、、ディスカバー信州。。ハンパない。

  この後、放牧を期待してぐいっと高山へ向う。途中も温泉が何箇所もあり、ナイスなところ。

  着いたら、人気も少なく、柵の中に遠く、牛がまばらに・・・とおーくに・・。
         
  
  それが、宮崎の口蹄疫問題で近寄れません。というもの。ガーン・・・

  半分落ち込んで、その付近をだらだらと散歩して、更に山へ続く道路があったので、そのまま進もう

 と移動し始めたとき、、、  
        おおー!!牛、牛!!こっちに近づいてきたー!!さっきのとおーい牛達だ!!

  やったぜ!!やっぱり善光寺のご利益だこりゃ。。牛に引かれて・・・

             
   
   目と目が合う。この嬉しいひと時を、忘れない。。。ディスカバー信州。。

  この山道をず~とすすんだら、北志賀にでた。このすばらしい見晴らしを堪能する。

            
            やっぱ山だな~ とお~くまでのびる山・山。。

      

   
   ディスカバー信州の旅・・・。
  

  
  

VOL. 214 弾丸信州の旅 ~諏訪・松本編

2010-09-16 | travelling
  
9・11それはあたくしの生誕祭であった。 
      前夜祭はなんと今年で3度も一緒だった近所の卍ちゃんと

   互いにいい歳こいておりますゆえ。。おてやわらかに・・・

 その朝帰りから、土日にあたる聖誕祭は、弾丸トラベラーin 信州 
 
 昼過ぎより、諏訪湖めざして西へ!西へ! 眠い!眠し!

      足湯です。目の前は諏訪湖。

                    
                        遠くにサンセット~

  日が暮れるのもだいぶ早くなったもんだな。 たそがれどきってやつもまたいい。。
 
 さ、弾丸移動~北へ! 松本について夜。 
 
                      夜の松本城。

   松本は湧き水が豊富で、城下町の町並みもステキなところです。

 あ~ Barで一杯ひっかけたいな~、、、我慢。我慢。 ここにも美味しそうならーめん屋さんがたくさん。。

 夜の松本散歩もあっというまにおわり。 さ、今夜の寝床を探しにまた弾丸移動!!
 
 安曇野を越えて北へ! 長野へ向った。。。

つづく。

    

VOL. 198 木曽路と峠より帰宅。 ⑤5/2

2010-05-31 | travelling
 
朝、中部のサービスエリアで仮眠とってたら、結構渋滞が始まっており、なかなか進みが悪い。。
 そしてトンネル前で事故があって渋滞・・・。ひとまず高速を降りてみた。
 
 そこは岐阜と長野の境で、木曽路にあたるところ。。ここらも街道の中山道として名高い宿場が数々あったり。

 おなか空いた。朝飯食べたい。。向うは道の駅「賤母(しずも)」朝からたくさんのお客さんでにぎわっている。

 さっそく「ヒノキの鍋蓋」、産直の野菜や山菜(こしあぶらとこごみ)甘菓子を買い物してしまう。
 それから南木曽路のおやきを買って食べた。信州おやきとちょっと具が違うらしく、こちらもかなり美味だった。
 
 更におなか空いて、ちゃんと朝ご飯を食べたかった。食堂の朝定は500円の安さでかなり美味しい鮭定食だった。
 ごはんが、すこぶる旨い。水がおいしい証拠だな・・・
 
 ここをゆっくりしてられないのがほんと、切ないね・・・タイムリミットがあるでな・・・
 あれこれ魅力的な木曽路も、パンフレットをもらって眺めて終わるが、ひとつだけ見ておきたい伝統工芸「木地師」の作品。

 「たたら」や「木地師」といった山と職人ものが好きなので近くにある「木地師の里」へ寄り道と。

 流石に伝統工芸だけあって、美しい作品ばかりで。お高い商品なんだけど、私もだんだん木の生活に囲まれたい意識があって、参考までに。。
 
 すでに長野の飯田市に向って大平峠を登る。山菜がないかうろうろする。
                      
 飯田市に入ると、目前にある雪山に信州を感じる。。いいところだな・・・いい天気だな・・・。
 
 適当な公園で珈琲タイムをしたかったので、いい公園を見つけた。中央アルプスが見える湖畔公園。

 ここで湯を沸かし、珈琲を入れてさっき道の駅で買った甘菓子とおからコロッケを食べて休憩。
                        
                     画)中央アルプスを前に珈琲ブレイク。

 いざ出発。PM8時まで東京に着かなならんもんで、もう一気に中央道ひた走り。。
    
  中央道より途中に富士山がうっすら見える⇒  
  
 出雲の明さんにメールすると、お決まりの「遠足は家に帰るまでが遠足です」と。。な。安全第一。

  5/2 PM7:45 無事、帰宅にて。。疲労にてぐったり。

おつかれさん・・・遠足おわり。


VOL. 197 山陰の旅・折り返し ④5/1

2010-05-31 | travelling
 
日が暮れてから夜に向け、山陰を後にしなければならなかった。
雲南市から松江に移動し、日暮れに追われながら急ぎ足でまだ少し空いている路地を歩いた。
      

 疲れたところで喫茶店に入った。堀河沿いのレトロな喫茶店の二階で、山陰で出版されている雑誌を見ながら珈琲を味わった。
 

       画)松江市「珈琲館」

 おなかも空いてて、夜移動に向けてここでおいしいもん食べておかないとしんどいので、

 せっかくの松江市も城を少しだけ遠目に見えたくらいでは味気ないので、名物の「あさり」をごちそうに。

 酢飯にアサリと薬味をのせ、お茶漬けにして食べるスタイルで。うまい。そして唯一の贅沢。。
 
      画)あさり定食

 すでに真っ暗な松江を後にし、山陰道をびゅーんと東へ向って旅立ったのでした。。
 道中、今夜の月は恐ろしくでかくて、山々に見え隠れしながらその存在が不気味でありました。
          
  画)でかい月のアップ 左)と 右)トンネルの中を暇つぶし撮影。

 夜の長~い移動も、真っ暗だと何も見えませんので、わたしは助手席で寝てしまふ。。
 
・・・まだ⑤へつづく。。
 

VOL. 196 山陰・島根の旅 ③5/1

2010-05-26 | travelling
 
・・・それから、急ぎめで雲南市吉田町へ向った。 「菅谷たたら山内」をぜひとも見たくて。

  まずは、山をえらく登った先にある「山内生活伝承館」へ。
山内に住む人たちが残してきた生活遺産を展示してある。 
     
 中は誰もいなくて、カメムシがわんさか。
一昔前まで使われていた生活品や製鉄職人の道具など展示してあった。

  写真などからは、きっと冬は雪深くて、東北と変わらない生活模様が見られた。

 この一帯は、たたら師たちの集落であり、山内と呼ばれている。
菅谷たたらは、1751年から170年間も長く製鉄がつずけられた
日本で唯一の生活文化が残っているところ。今は静かにのんびりとした風景になっているけど。
 

 菅谷高殿というこけら葺の建物があり、そこが製鉄作業の中心になっている。
桂の木がそばに青々としているのがその証。
       
 桂の木は製鉄の神とされてる神木で、秋の紅葉には炎のように真っ赤になるらしい。
 と、いろいろ「たたら製鉄」について話してくれたのは、朝日さんという地元の管理人。

 この方、一人でお客相手に熱心に解説してくれる。
とても悠長で慣れている話し方に、こちらも吸い込まれてしまう。
 
 じっくり、鉄ができるまでと村下(たたらで一番偉い人)の心意気などを伝授してくださいました。
  
  画)村下が操業に入る朝、川でみそぎをして清め、神に祈る。
 
 なぜ、こんなマニアックなところを見にきたんですか? と朝日さんに聞かれ、
 私はもともと島根の文化に興味があったのと、ここへ来る前の出雲歴史博物館で
たたら製鉄について触れてきたばかり。

 そう答えると、朝日さんはニコっとして役目を終えた。。
 ほんと、よく話に着いていけたわ。。そしておもしろかったな~
 覚えたのは、「かわりばんこ」という言葉は、たたらの番子という二人交互で行う
踏み作業からきた言葉という。へえ~
  
 あと、とっても人懐こい白猫ちゃんがいて、すりよってきては膝上で落ち着いてしまうほど。。
 帰るまでず~っと付いてきて、愛くるしいんだ。。おまけつき。。
 
 
④へつづく・・・

VOL. 195 山陰・島根の旅 ②5/1

2010-05-24 | travelling
 
連休の出雲はよく晴れて、太陽がまばゆい。それだけで元気。
 正午あたりに、出雲の明さんに会うべく、午前中は宿からほど近い出雲大社に参拝へ向った。
 と、その前に真新しい建物を発見。「古代出雲歴史博物館」へ先に入館。

 いやいや、また博物館大好きなものだから、ここで1時間半も費やしてしまうほど
  ・・・つまり、面白いのであった。。

 神話回廊という映像は、「古事記」「日本書紀」「出雲国風土記」など、分かりやすく説明してくれて、
 大変為になるお話し。その他、出雲出土の青銅器と太刀、たたら、石見の銀、出雲大社の模型など。お勉強。
 
  画)出雲大社参道松の木↑clik up   

 急ぎ足で出雲大社へ向う。参道は大勢の参拝客でにぎわっていた。
 あの、ぶっとい注連縄が目の前に現れると、いつも本の写真で見ていた所にいる喜びが沸く。
    
  画左)出雲大社 ↑clik up    画右)大国主大神
 
 スペシャルな場所だわ。アメイジング!ファンタスティック!
 石見銀山もそうだったけど、まず先に寄るといいのが資料館や歴史博物館だわね。
 現地で下調べできて更に深く理解できます。
 
 お守りやおみくじやらしてたらあっという間に正午を回り、明さんに連絡して出雲駅に向った。

 再会するのは、2005年のラオス・中国ぶりだから、5年ぶり。
 たまに連絡は取り合っていたけど、なかなか遠いもので逢えるものではない。。
 その明さんも、結婚してお子さんが生まれたりと、変化も楽しみだった。
 オイッス!!と明さんが現れた。それは、私たちが使うあいさつの定番になっていたのである。(ドリフね)
 
 変わってないな~明さん。と思ったけど、ご自宅に伺って奥さんと赤ちゃんを紹介してもらうと、
 かなりパパと化した明さんになっていた。。ゆっくりする時間もなかったので、
 昼食をみんなで食べに近所のお薦め蕎麦屋さんへ。

 島根のそばは「割り子そば」というもの。そば皿が2段に別れ、やくみを混ぜて食べるスタイル。
 お薦めローカル店なので、ガイドブックには載っていない。とりあえず、ご当地蕎麦をいただく。
          
 画)明さん       画)割り子そば↑clik up
 
 このあと、すぐに次のところへ移動しなければならなかったので、ほんとにちょっとしか会えなかったけど、
 再会できてよかったと思っている。明さんには「弾丸トラベラー」呼ばわりされたけど、ほんとだな・・・(笑
 
 私が行きたいところがPM4時でクローズだったため、少し遠く、明さんたちに近道を先導してもらう。
 途中もいい風景を楽しませてくれて、流石、明にいさん!!
 また来るよ。。娘さんも大きくなってる頃に・・・次は弾丸でなく、ゆっくり来たい・・・。  
 
 ③へつづく。。

VOL. 194 山陰・島根の旅 ①4/30

2010-05-20 | travelling
 
わたくしの、本土最西端踏地になった島根。 山陰への旅が叶った。 

 夜通しぶっ飛ばして12時間くらいかかったか。

 10年ほど前に、友人と3人で鳥取まで向った時の過酷さよりは幾分もましだが、
 老いたぶんだけきつい。。

 期待に胸をふくらませ、島根へ着いて眺めた風景は、シンプルそのもの。
   美しい。大変感動したもの。。

 山陰の目的、それは石見銀山、出雲国、たたら、旅友の出雲在住の明さん。
  島根のお薦めを聞いてたので助かりました。

 石見銀山・・・世界遺産になってその名は大きく知れ渡った。
 
   画)銀山の大久保間歩。江戸時代に手掘りされて出来た空洞です。↑ click up

 勘違いしがちなのは、銀山跡ではなく、その鉱山と人々の暮らしが残ってる姿にある。。

      
↑ click up 

 大森地区の町並みは、そうした古民家や代官の住居跡をうまく利用して観光地化されている。

もちろん景観は言うまでもなく保たれ、無駄なものがない。
 それは、ここ一体に限らず、付近広くして、そうだった。
       
↑ click up
  
 春晴れも、風に吹かれるとやや冷えて、出雲の明さんリコメンドの「琴が浜海岸」の鳴き砂へ向った。

 歩くと、キュッキュッと砂が鳴るというので、何度か歩き回ってのやっと
   “キュッ”を聞いた。う~~ん
 
 画)琴が浜海岸の鳴き砂 ↑ click up


 そのあと出雲の明さんリコメンド、石見銀山からほど近い
   「温泉津温泉(ゆのつおんせん)・薬師湯」へ向った。

 ここも石見銀山でかつて栄えた温泉街。古びた湯治場で、同じくシンプルで深い・・・
 
  画)「温泉津温泉・薬師湯」↑ click up

 大正時代の建物と、番頭のおかみさんによる温泉広報サービス(笑)がとてもユーモアだった。
 
 湯の温度が42度と、ちと熱いので長風呂は禁物。。よく温ままり、芯からほっくりした。。

ふぃ~移動で溜まった疲れを落とすことができた。
 
 3階の屋上テラスでは、セルフザービスのコーヒーを頂きながら涼み、
   たそがれ時の湯治場を眺めていた。

 日も暮れて、明日5年ぶりに再会できる明さんと連絡を取り、
   今夜の寝床を探しに出雲市へ向った。。
 
 ・・・②へつづく。。
 

VOL. 158 BALI 10DAYS-②

2009-07-09 | travelling
このバトゥアンの村にずっといた中で、もっとも触れたのは
 バリ舞踊だろう。
 
 バリ最終日に、オダランというバリ・ヒンドゥーの一般祭事へ、
 初めて正装での参加も貴重な体験となりました。

 そこでも、お二人は仮面をつけてのトペンという舞踊で、
 能と喜劇を足したような躍りでした。

 その夜も、バトゥアンでショーがあるので、夜便のぎりぎりまでショーを
 見ていくことに。そこではジマットさんの母、約90歳というおばあさんが、
 稜々と踊られている姿が印象的でした。

  なかでも、一つ、とても気に入った竹笛の音色があり、なんとも切なげで、
 今宵最後のバリに、感傷的にさせられる音色でした。じ~ん

 
  6年前の旅行では、体調壊して本場のバリ舞踊を見に行けず、それは
 悔やまれたけど、こうして生のガムランと踊りが共鳴した伝統芸に触れ、
 本当に 天にも登る鼓動というか、魂揺さぶられます。。

 
 哲さん、そしてジマットさんの親切で、バリ舞踊を堪能できたことは、
 本当にありがたいことであり、感謝であります。

 毎年恒例の阿佐ヶ谷バリ舞踊祭が8月8・9日とあります。
 あたしも一度、足をはこんだことあります。バリ舞踊満載で、しかも無料。
 哲さんも9日出演されるので、告知まで。
 
 

VOL. 158 BALI 10DAYS-①

2009-07-08 | travelling
 日本は梅雨で、あたしは休養中で。。何するにも障害多く。
 ポールの言葉を借りて言うなら、これは「チャンス」だ。。と。

 ベトナムか、タイかバリへ少し。。何もしないで過ごしたい。。

 そう思ってたら、タイミングよく、ラーメン友である哲さんと、約2年ぶりに
 連絡が着いて、今 バリにいるというので、これはバリが呼んでる
 とキャッチし、約6年ぶりに2度目のバリ島へ10日間の休養にでた。
 
 バリ舞踊をやっている哲さんの好意で、とても満足したバリ滞在になった。

 バトゥアンという村は、特に観光地向けではないので、宿も踊りを習いにくる 
 人がたまに泊まる程度で、周りはほんとうに のどかな風景で静かだ。

 すぐに気に入って、数日は敷地内から出ることなく、おだやかに過ごした。
 時より、バイクで20分ほど北に行ったウブドへ買い物に行くこともあったが、

 観光もしないので、買い物もしたくない。マッサージしたくらい。
 疲れたくなかった。移動もしたくなかった。
 食事もほとんどワルン(店)でナシゴレン、ミーゴレン、ナジチャンプル。

 お腹はこわれます。すぐでてゆきます。でも大丈夫。

 
 日中はたまに、バリ舞踊の稽古にくる子供たちで庭が賑わう。

 夜になると、あちらこちらと聞こえてくるガムランの音色・・・
 
 そのガムランもあっちでは青銅の音色、こっちでは竹の音色と、
 遠くと近くで鳴り響く。。目の前には真っ暗な星空と蛍が光る。
 
 初めてバリに来たときも、今より感動し、ウブドでアミニズム体験と酒と、
 やはり下痢の記憶だった。、そのバリが始まりだったんだな・・・と

 そして、それからの旅もさまざまに。。
 ここへ中休みに来れたのも、いいタイミングと運であったこと。
 リフレッシュとか。リセットとか。そういう場所に適してるんだな、バリは。。

  ②へつづく。。