ミラレパ 茶房

★ミラレパとは、チベットの偉大なるヨガ行者の事である。
Milarepa a great saint of Tibet

VOL. 240 リメンバー ゆれ。

2011-04-23 | Weblog
Remember that shock. from back No.vol.239
 
  

3月11日お昼、地震前 仕事で外出先のお茶の水へ、
 ランチ中の窓から遠くスカイツリーを眺めて、社の人らとのほほんとしていた。
  
 その後、みなと別れて独り移動し、有楽町での用を終え、帰ろうとしていたとき、

 ぐらぐら、ひどいめまいが襲ってきた・・・いや、私じゃなくて。
 
 高架上の電線がバッサバッサ、ゴンゴン音を立ててる。 
  立ってるのも気分悪いくらい、強い長い横揺れが続いた。

 ビルの真下にいたので、上空をみながら、ここで死ぬのかという恐怖と孤独に襲われながら
  東京はもう終わった・・・逃げ場がない・・・とかまで考えていた。

  有楽町駅前の地震直後。

 揺れがおさまり、ここから携帯がつながらない状態が続く。

 そして、近くでニュージーランド地震災害の支援と街頭演説をしていた議員がでてきて
  ⇒この人知ってる、福島さんね。

 なにやら、東北で大地震が発生しております。というもの。
  東北!? やばい、故郷が心配。。
 
 そこから、電車や交通機関が麻痺しており、歩いて世田谷の大原まで戻らなきゃと。
 会社と自宅が近所だけど、どれくらいかかるものか検討もつかない。
 
 余震も続いて、ここから出たかったので地図を見てとりあえず近場の皇居へ避難した。
 途中、縦長のビルが激しく横揺れしているのを見ては、怖くて涙があふれた。
 
    
  中国人観光客が数人、欧米人少し、ガランとした名所を前に、ここは安全だなと。。
 
 ・・・しばらくして、陽が落ちる前に移動しなきゃと桜田門を出て、半蔵門へ向う。
 そこまで行けば、地理感もあるし帰れる。
 ぞろぞろ歩く人とすれ違いながら、だんだん孤独が襲う・・・

 そういえば、半蔵門に昔の仕事場がにあったわ、寄ってみよう。
 ちょうど友達のYさんが顔をだしていたので、ほっとして一時避難させてもらう。
 
 女子しかいないところで、みな固まってラジオをきいていました。
 固定電話を借りて、実家の母と連絡とれてひと安心。
 
  外が薄暗くなり、早く帰らなきゃ・・・部屋はあるのか?
 と不安の中、再び新宿通りから甲州街道とまっしぐら、歩き続けた。
 
 夜、22時を前に無事帰宅。地震から6時間半もの歩きで足がくたくた。
 うちは、冷蔵庫が動き、棚から物が落ちていた。あとは大丈夫。

 
 その夜は、余震と被災映像による不安、さらに不通の東北にいる友人らの安否など
 寝付けるはずもなく、落ち着きを自然にまかせた。

 地震の時にいた千代田区は震度5強だったらしい。
 あんな揺れ、今までで初めてだった。今でも揺れるたびトラウマでビクビク。。


 
 まだまだ、震災後に続く原発被害、余震も警戒中の中です。
 
 少しづつでも、回復してゆけるよう願います。
 
 

 
 
 
 


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