私は子供の頃から何でも自分でやらないと気が済まない性格でした。
周囲からは何でも自分でやりたがるこういった性格を
「積極性がある」「責任感が強い」
などとポジティブに評価されることが多く、何でも自分でやることは素晴らしいことだと信じて疑わず成長し大人になりました。
しかし、精神世界から学んでいくうちにこの性格や傾向は実は【自分勝手】で【自己中心的】そして【支配的】でもあることを知りました。
同じように、忙しくしていると偉い、長時間仕事や家事をしていると偉い、そういった思い込みも強くあり続けていました。
のんびりすることや何もしないことに強い罪悪感を持ったり、
自分がダメな人間になると思い込みそれ避ける傾向がとても強かったです。
そういった考えを親が子供に、学校が生徒に、会社が従業員に強く押し付けたり、知らずにマインドコントロールしている部分はとても大きいと感じます。
例えば、月に5日働いて得る収入と、月に20日働いて得る収入が同じだとしても、後者のほうがしっかり働いて偉いような印象を持つ人は多いし、前者は楽をしていると評価されることも少なくないですよね。
何でも自分でやって疲れてイライラを周囲にぶつけてしまったり、
こんなに忙しくして偉いのに周囲からたいして感謝されないと不満を抱き続けたり、
そういったストレスや悩みは一見して周囲や他者が原因のように見えますが、実は【自分】の勝手さや強いこだわり、思い込みがその原因を作り出していることに気づいてから私のストレスは軽減し、感情が穏やかになりました。
このような問題について家族や周囲の協力が足りない、自分がいいように使われているなどと相談されることもとても多いのですが、それでは家族や周囲がこの問題についてどう思っているのかを訊いてみると、
「手伝いをしてもきちんとできないことに文句を言われる」
「自分が気づく前に終わっていて遅いと文句を言われる」
「やっておくからいいよと言われるからそのままにしたら、気が利かない、自分から動かないと文句を言われる」
こういった典型的な答えが返ってきます。
協力を得られない理由や原因は相談者側にもあるわけです。
でも相談者側は自分は正しいと疑わず、家族や周囲に非があると確信していますので自分が変わる必要はないしそれれはおかしいとなることが多いので問題はなかなか改善されないことが多いです。
私も長くそう信じて生きていましたので気持ちや悩みはとてもよくわかります。
家庭でも職場でも自分で完璧になんでも管理したい、コントロールしたいという気持ちを少しずつ手放して、相手に任せていくようにしたり、何もしないことや楽をすることに罪悪感を持たないようにするためにあえてボーっとする時間を作ったり、作業を中断して出かけてみたりしてみました。
それを続けたことで私は家族や周囲が全く変らなくても自分の気持ちがすーっと穏やかになることが感じられるようになり、余裕のある生き方、完璧じゃなくてもいいんだという緊張からの解放を得ることができたように思います。
失敗を恐れて完璧さにこだわり常に緊張してしまうことが多かったですが、失敗しても何とかなるし、実際に何とかなることのほうが多いことを経験・体験してきました。
忙しい忙しい、自分が何でもやらなきゃいけない!とイライラしたり疲れたときには手を止めてティータイムにしてみましょう。
今やる必要はないか♪
後で誰かにお願いしよう♪
こういった気持ちになれるかもしれませんよ。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
私で何かお力になれることがありましたらお気軽に。
Have a nice day!!