my recent newsの続きです。
3日目、しばらく行くことがなかったヴァチカン美術館をアップデート。
昔は予約なく入れたと思うのですが、もう今は予約必須です。

早朝にもかかわらず入場するまでにもすでに長蛇の列。中に入ってからも人の流れに乗らないと"ちょっと邪魔な人"になってしまうので、自分のペースで鑑賞できないし後戻りもできません。
大方の人が目指したと思われるラファエロの間とシスティーナ礼拝堂の尋常ではない混み方。
神聖なシスティーナでも四方八方で話し声が絶えず、静粛にとのアナウンスが何度も入る始末。興覚めでしたわ..
なのでアダムの創造も最後の審判もろくに見ずに出ちゃいました。
キリストの埋葬/Deposizione

カラヴァッジョが目的でしたが一日中歩き回っての消耗度が激しすぎてほぼ苦行でした...
しかしその帰りしな、前日に振られ続けたサンタ・マリア・デル・ポポロ教会がオープンしていたので念願の2作品を見ることができました。
聖ペテロの磔刑/Crocifissione di San Pietro

聖パウロの回心/Conversione di San Paolo

教会は礼拝時間があったりお昼休みがあったり、また美術館同様絵画が貸し出し中もしくは修復中の場合もあるので、行ったときに必ずしも目的の作品が観られるわけではないのです。
スカルファンにも嬉しい教会でした。

4日目はウフィッツィ美術館@フィレンツェ詣で。

ローマ入りしてもミラノ入りしてもフィレンツェには行くのだけど、同じぐらいの距離の福岡⇔広島は日帰りなんてしないなあと今回気がつきました。
メドゥーサ/Scudo con testa di Medusa

バッカス/bacco

ホロフェルネスの首を斬るユディット

イサクの犠牲/Sacrificio di Isacco

5日目、カピトリーノ美術館へ初訪問。
前日までで体力を使い果たしたので、予定していた郊外ではなくローマ市内にとどまることにし、
お天気がよかったのでコロッセオを眺めながらのんびりカピトリーノまで散策することにしました。

洗礼者ヨハネ/San Giovanni Battista

この子は福岡に来てくれていたんです。1年ぶりの再会でした。

@fukuoka
女占い師/La Buona Ventura

5日間でカラヴァッジョの23作品を鑑賞というのはなかなかの収穫でした。ふふ。大満足!
しかしながら、今回一番琴線に触れたのは、じつはこの作品(というかこの空間)でした。
ゴッツィの祭壇画/Pala Gozzi(ティツィアーノ/Tiziano)

アンコーナ市立美術館所蔵の本作、期間限定で特別に展覧会が設けられていたのですが、
小さな部屋にこの作品のみしつらえてあり、裏面が観られるように背後に作られたその空間からドビュッシーの月の光が絶え間なく流れていたんです。
その荘厳さに、美しさに、涙が止まらなくなり、しばらくの間歩を進めることができませんでした。
ティツィアーノの作品は好きですし、カラヴァッジョ同様大好きな画家の絵画を山のように観てきましたけれど、
こんなに心が震えたことはそうそうありません。
音楽の力は絶大だなあと改めて感じました。
実は前回のイタリア旅行で、「次はベルガモで月の光を聴きたい」と言っていたのですが、こういう形で月の光を回収できたのでよかったです。
****************************
美術館に住みたくて自室の壁をフラスコ画調にしているだけの、美術館好きの忘備録。
今回訪れた美術館のチケットについて。
ヴァチカン⇒https://tickets.museivaticani.va/home
ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂というオーソドックスなチケットを公式サイトで予約。
入場料20€+ウェブ予約手数料5€+オーディオガイド7€=32€(引落時のレートで5500円程度)でした。
チケット予約代行業者に頼むと割高ですし、当日券のために列に並んでも買えるとは限らないのですが、まあ旅のスタイルによりますね。
今回私は時間をかけて見るつもりでしたのでオーディオガイドをつけました。入場してから所定のカウンターで希望の言語を伝えます。
そうそう、今思い出しましたが、オーディオガイドの機械が所々うまく再生されず、勝手に早送りになったりしたんですよ。ポスト返却だったのでスタッフに伝えられず、次に日本語のオーディオガイドを使った方も困られたことと思います。ごめんなさいね。
ウフィッツィ⇒https://www.uffizi.it/en/tickets
ヴァザーリの回廊を今回もパスしてウフィッツィのみの鑑賞。
早朝入場対象にディスカウントチケットというのがありましたので、早朝割入場料19€+ウェブ予約手数料4€=23€(3700円程度)。
ローマ滞在だったので早朝の高速列車が遅延しないかとビクビクだったのですが、まったく心配はなかったです。
早朝のウフィッツィはひと気もなく、大変美しい街並みでした。
(ローマはね汚いですもんね...私は耐性があるほうかと思いますが..)
ボルゲーゼ⇒https://galleriaborghese.beniculturali.it/en/visita/info-biglietti/
こちらも予約必須ですがのんびりしている間に希望する時間帯に英語orイタリア語のガイド付きツアーしかない状態になっていました。それで、残念ながら・・・英語のガイドツアーを選びました。
ガイドツアー19€+ウェブ予約手数料4€+サービス料2€=25€(4000円程度)使用した片耳イヤフォンはお持ち帰りできました。
バルベリーニ
こちらは予約なしでも大丈夫。15€。
コルシーニ宮も同じチケットで観られたのですが断念。
ドーリアパンフィーリ
こちらも当日にふらっと行ってOKです。16€。
カピトリーニ
ここは第一日曜日が無料なのですが、この日1/1も無料でした。
このように、月の第〇週の日曜とか、学生とか、いろんな条件で無料になる場合があるので、事前に確認しておくといいです。ローマパスを使えば、最初の一つ(またはふたつ)の施設入場料が無料、などもありますが、こちらも旅のスタイルによりますね。
私、今回はwifiも持たずesim契約もせずネット難民状態で街を歩き回り、紙の地図を片手に”知りたいことは訊けばいい"を敢行したのですけど、方向音痴だけはどうにもなりませんでした。
そのせいでルイージ教会とサンタゴスティーノ教会のカラヴァッジョには会えませんでしたが、それはまたの機会とします。
最後に、ヴァチカンのフードコートにて。

フルーツのカップは別注です。
セットはこのラザニア以外にクスクスともう1,2種類の中から選べました。ペットボトル飲料は確かカウンターには書いてなかった炭酸水を頼んで出してもらいました。
昨年のルーブルのフードコートと比べるとボリュームも味も庶民的な印象で、金額設定も安かったです。
修正⇒セットが11.5€でフルーツが5.9€、トータル17.4€(2932円)でした。
もう一点、イタリアで注意すべきスリ問題。今回も万全に備えていたので問題なかったです。
昔ロマの子に狙われたことがありましたが、すぐに気がついて鬼の形相で怒ったことがありました。
今は現金をほぼ使わずに済んでしまうようになったので両替もしなかったのですが、スリ、スキミング、店頭購入時の金額間違いなど絶対嫌じゃないですか。なので、旅行中は物凄くアンテナを張ってますよ。
3日目、しばらく行くことがなかったヴァチカン美術館をアップデート。
昔は予約なく入れたと思うのですが、もう今は予約必須です。

早朝にもかかわらず入場するまでにもすでに長蛇の列。中に入ってからも人の流れに乗らないと"ちょっと邪魔な人"になってしまうので、自分のペースで鑑賞できないし後戻りもできません。
大方の人が目指したと思われるラファエロの間とシスティーナ礼拝堂の尋常ではない混み方。
神聖なシスティーナでも四方八方で話し声が絶えず、静粛にとのアナウンスが何度も入る始末。興覚めでしたわ..
なのでアダムの創造も最後の審判もろくに見ずに出ちゃいました。
キリストの埋葬/Deposizione

カラヴァッジョが目的でしたが一日中歩き回っての消耗度が激しすぎてほぼ苦行でした...
しかしその帰りしな、前日に振られ続けたサンタ・マリア・デル・ポポロ教会がオープンしていたので念願の2作品を見ることができました。
聖ペテロの磔刑/Crocifissione di San Pietro

聖パウロの回心/Conversione di San Paolo

教会は礼拝時間があったりお昼休みがあったり、また美術館同様絵画が貸し出し中もしくは修復中の場合もあるので、行ったときに必ずしも目的の作品が観られるわけではないのです。
スカルファンにも嬉しい教会でした。

4日目はウフィッツィ美術館@フィレンツェ詣で。

ローマ入りしてもミラノ入りしてもフィレンツェには行くのだけど、同じぐらいの距離の福岡⇔広島は日帰りなんてしないなあと今回気がつきました。
メドゥーサ/Scudo con testa di Medusa

バッカス/bacco

ホロフェルネスの首を斬るユディット

イサクの犠牲/Sacrificio di Isacco

5日目、カピトリーノ美術館へ初訪問。
前日までで体力を使い果たしたので、予定していた郊外ではなくローマ市内にとどまることにし、
お天気がよかったのでコロッセオを眺めながらのんびりカピトリーノまで散策することにしました。

洗礼者ヨハネ/San Giovanni Battista

この子は福岡に来てくれていたんです。1年ぶりの再会でした。


女占い師/La Buona Ventura

5日間でカラヴァッジョの23作品を鑑賞というのはなかなかの収穫でした。ふふ。大満足!
しかしながら、今回一番琴線に触れたのは、じつはこの作品(というかこの空間)でした。
ゴッツィの祭壇画/Pala Gozzi(ティツィアーノ/Tiziano)

アンコーナ市立美術館所蔵の本作、期間限定で特別に展覧会が設けられていたのですが、
小さな部屋にこの作品のみしつらえてあり、裏面が観られるように背後に作られたその空間からドビュッシーの月の光が絶え間なく流れていたんです。
その荘厳さに、美しさに、涙が止まらなくなり、しばらくの間歩を進めることができませんでした。
ティツィアーノの作品は好きですし、カラヴァッジョ同様大好きな画家の絵画を山のように観てきましたけれど、
こんなに心が震えたことはそうそうありません。
音楽の力は絶大だなあと改めて感じました。
実は前回のイタリア旅行で、「次はベルガモで月の光を聴きたい」と言っていたのですが、こういう形で月の光を回収できたのでよかったです。
****************************
美術館に住みたくて自室の壁をフラスコ画調にしているだけの、美術館好きの忘備録。
今回訪れた美術館のチケットについて。

ヴァチカン美術館とシスティーナ礼拝堂というオーソドックスなチケットを公式サイトで予約。
入場料20€+ウェブ予約手数料5€+オーディオガイド7€=32€(引落時のレートで5500円程度)でした。
チケット予約代行業者に頼むと割高ですし、当日券のために列に並んでも買えるとは限らないのですが、まあ旅のスタイルによりますね。
今回私は時間をかけて見るつもりでしたのでオーディオガイドをつけました。入場してから所定のカウンターで希望の言語を伝えます。
そうそう、今思い出しましたが、オーディオガイドの機械が所々うまく再生されず、勝手に早送りになったりしたんですよ。ポスト返却だったのでスタッフに伝えられず、次に日本語のオーディオガイドを使った方も困られたことと思います。ごめんなさいね。

ヴァザーリの回廊を今回もパスしてウフィッツィのみの鑑賞。
早朝入場対象にディスカウントチケットというのがありましたので、早朝割入場料19€+ウェブ予約手数料4€=23€(3700円程度)。
ローマ滞在だったので早朝の高速列車が遅延しないかとビクビクだったのですが、まったく心配はなかったです。
早朝のウフィッツィはひと気もなく、大変美しい街並みでした。
(ローマはね汚いですもんね...私は耐性があるほうかと思いますが..)

こちらも予約必須ですがのんびりしている間に希望する時間帯に英語orイタリア語のガイド付きツアーしかない状態になっていました。それで、残念ながら・・・英語のガイドツアーを選びました。
ガイドツアー19€+ウェブ予約手数料4€+サービス料2€=25€(4000円程度)使用した片耳イヤフォンはお持ち帰りできました。

こちらは予約なしでも大丈夫。15€。
コルシーニ宮も同じチケットで観られたのですが断念。

こちらも当日にふらっと行ってOKです。16€。

ここは第一日曜日が無料なのですが、この日1/1も無料でした。
このように、月の第〇週の日曜とか、学生とか、いろんな条件で無料になる場合があるので、事前に確認しておくといいです。ローマパスを使えば、最初の一つ(またはふたつ)の施設入場料が無料、などもありますが、こちらも旅のスタイルによりますね。
私、今回はwifiも持たずesim契約もせずネット難民状態で街を歩き回り、紙の地図を片手に”知りたいことは訊けばいい"を敢行したのですけど、方向音痴だけはどうにもなりませんでした。
そのせいでルイージ教会とサンタゴスティーノ教会のカラヴァッジョには会えませんでしたが、それはまたの機会とします。
最後に、ヴァチカンのフードコートにて。

フルーツのカップは別注です。
セットはこのラザニア以外にクスクスともう1,2種類の中から選べました。ペットボトル飲料は確かカウンターには書いてなかった炭酸水を頼んで出してもらいました。
昨年のルーブルのフードコートと比べるとボリュームも味も庶民的な印象で、金額設定も安かったです。
修正⇒セットが11.5€でフルーツが5.9€、トータル17.4€(2932円)でした。
もう一点、イタリアで注意すべきスリ問題。今回も万全に備えていたので問題なかったです。
昔ロマの子に狙われたことがありましたが、すぐに気がついて鬼の形相で怒ったことがありました。
今は現金をほぼ使わずに済んでしまうようになったので両替もしなかったのですが、スリ、スキミング、店頭購入時の金額間違いなど絶対嫌じゃないですか。なので、旅行中は物凄くアンテナを張ってますよ。