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幸せのちゅちゅ

当たり前を疑ってみる!職人も驚いた喜びと自信の増大

職人の世界の常識のようなイメージが有る

技術は盗み取れ!

親方が弟子に長年に渡りスキルや魂などを伝授していく

それが当たり前だと思っていたけど。。。。

そんな当たり前をぶち壊したお仕事の紹介です。



今日スタッドレスを交換してもらった。

メインの愛車はタイヤ預かり店で交換してもらっているけど

畑や町中の買い物などで使用する軽自動車は

前は自分で交換していた。

けれども

時間と手間を考えて近くのタイヤ専門店に

タイヤを持ち込んで交換してもらっている。


その待ち時間にテレビでやっていたのが印象に残りました。


紹介されていたのは左官でした。

バリバリの職人社会のイメージですよね。

通常は左官に関わる会社で働いている方たちの平均年齢は50歳を超えているそうです。

ところが、今日紹介されていた左官業の会社は、20歳台(30歳台だったかもしれません。ここらあたりは、なんとなく音声が聞こえてきたという感じだったので)

若い職人さんたちが楽しげに働いている仕事場。

その会社の取り組みが紹介されていました。

たまたま南アフリカ出身の留学生(?)さんが見習いだか就職で会社に来ていた初日の様子が放送されていました。

なんと

初日から壁を塗らせていました。(勿論会社の中の専用の壁。畳2枚よりは広いくらいだったと思います)

通常は、初心者が壁塗りをさせてもらえるのは◯年後というのが当たり前の世界。

その会社の職人さんが「最初どう思いましたか?」のインタビューに答えていたのがすごく印象に残りました。


「ふざけんなと思った」
「こっちは教えてなんかもらえなかったし、先輩や親方の塗る様子を必死で見ていた。」
職人経験のない自分ですが、この心の叫びはすごく理解できました。


さて

その会社ですが

いきなり初心者に壁をぬらせるので当然うまくいくはずがありません。

ここで登場するのがタブレット。

初心者さんが塗る様子を撮影します。

全然塗れない初心者さんを呼んで、その映像を見せていました。

ただ見せるのではなく

画面を二分割して、片方には職人さんの塗る様子と比較して見せていました。


初心者でも、客観視点で見るので、違いは一目瞭然です。

たちまち

職人さんの塗り始める位置と、鏝を動かす方向が理解できました。


その後再度挑戦。

見事に用意された壁一面全て塗り尽くすことができました。

かかった時間は6時間!


時間もかかったし

くたくたになっていたし

塗った跡は凸凹していましたが

自分でやり遂げたという充実感というか喜びは

テレビの画面越しにも伝わってきました。


ここで先ほど

会社の新人を育てるプログラムの変更を聞いて「ふざけるな」と思った職人さんが再度登場しました。

「みんな良い顔つきになる」

そうした顔つきをした後輩たちを見て

「安心して現場を任せられる」と嬉しそうに話していました。


その会社では

新人の顔写真も画像で残しておき

2,3年後に再度顔写真の撮影をして

本人に見比べてもらうのだそうです。


顔つきの変化

自信ややる気に満ちた自分の顔を見た半職人さん達は

さらに自信を高めて意欲的に仕事に取り組むようになっているそうです。


その会社では

離職率が以前は50%あったそうですが

こういった取り組みの導入後は

離職率も5%へと激減!


技術は見て盗め

が金科玉条だった時代を生き抜いてきた人達から見れば

確かに生ぬるいのかもしれませんが

そこのハードルを低くしたことで

自信も持ちいい顔をして働く若者が増えたのは凄いと思いました。


こうした若者たちの何人かが

さらにスキルを向上したい場合には

見て盗めの世界に入っても

耐え抜いて自分を伸ばしていけそうな気がします。



当たり前のことを疑い

現状に合う形に変える

発想の豊かさと

行動に移した勇気や信念には

感動しました。


いい刺激をもらいました。



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