なんとなく感じてはいたが 2人は知り合いだった
私が中に加わってから
2人・・・ なぜか3人の男達は会話をすることはなかった
2人が出たとたん
残った男性が「ヘイト ロシア」と 言ったのだ
彼らは ロシア人だったのかな・・・
残った男性の名前は シンシカ ジョゼフ
彼はとてもインテリで 英語がぺらぺらだった
35年前 ハンガリーの人達は 本当は英語ができるのに
多勢の前では決して英語を話すことはなかった
これは私だけが感じたことなのかな
私は 色々な思いを察して
人種 政治の 質問はしないことにした
その年 ソ連がアフガンに進攻していたのだが
私は全然知らず 帰国してからその事を知り
あとで そうだったのかと 思うことが多々あった
当時西ベルリンにも行きましたが
戦争が起こるかもしれないから
早く日本に帰りなと言われたりもしていたのだ
ジョゼフに何処まで行くのかと聞かれ
終点までと答えたら
そんな所にホテルもないし大変だからと
終点より手前の駅にある 知り合いのホテルを紹介してくれた
送ってくれると言う
とんでもない タクシーで行きますから
ここはハンガリーだよ
それもとても田舎
タクシーなんて あると思っているのかい
ありゃ
ジョセフは自分が降りる駅を大分乗り越し
バスを利用して 私をホテルまで送ってくれた
帰りはどうしたかな
バスも 電車も終電のような気がしたが
申し訳なくて直接は聞けなかった
コンパートメントでジョゼフと2人きりになり
我々は随分色々なことを話し合いました
後に文通を交わすようになったのですが・・・
今だったら メールで簡単なのにネ
にゃんともすんとも・・・
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