ふきの指定席

今日は何の日

早いです
父ちゃんといっしょになって 今日で丸30年が経ちました
私もさっき気がついたのですが

親たちも みんな 黄泉の国に逝ってしまったし
あんなに可愛かった子供達も 親を超えて生きている
隔世の感ありです

10年目の時も 20年目の時も 
グローブのような手をカザシ「光る物」と叫んではみたが 
父ちゃんは反応なしだった

今朝ハンカチを忘れた父ちゃんを 
追いかけてはみたものの 完全に無視された
わたしの声は 絶対に聞こえていたと思う 
歩く足が逃げるようにして速くなった
つれないなぁ~

父ちゃんの気持ちは わからないでもない
頭はダンゴヘアー
ダボテイシャツに ニットのハーフパンツ
サンダルばき
全身黒ずくめの装い
「アータ」と追いかける様は どう見ても 妖怪ババアだ
私だって 自分が恥ずかしくって 
大通りまで 追いかけて行く勇気はナイサ

キラキラ光る物
ダイヤのネックレスだけを残し すべてを売却してしまいました
指輪は遠の昔から指に入らず 
ネックレスはデザインが古い 等々の理由ですが
一番お気に入りのトルコ石のネックレスを 
旅行先の沖縄の地に落としてきてしまった事
その後 間髪おかずダイヤのネックレスも落としてしまい 
これはすぐみつけることができたのですが 
このことでもうキラキラを身につける気持ちが失せてしまいました
我が人生果てるまで“ミ”一つで勝負スルサ
だから父ちゃん!
30年目の今日 
グローブをかざすことは ありませんから
あんたは何も気が付いてはいないだろうけれど 

せめて娘には ダイヤのキラキラの1つぐらい 残しておいてあげないとネ

板消しを されて喜ふ 姥の花    

読んでいただきありがとうございます ♡♡♡

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