友達との昼の食事会に1歳の息子を連れて出かけた事がある
5~6人集まっていたと思うが
それぞれの子供達は 幼稚園児だったり
5~6人集まっていたと思うが
それぞれの子供達は 幼稚園児だったり
親に預けてきたりと
私が子連れで参加したものだから
ちょっと皆引き気味
その時点で来るべきではなかったと
そして2度と参加をする事はなかったが
座敷だったので 私は奥の隅に座らせてもらった
息子は不安がり 私の膝から離れようとしない
その内 息子は寝てしまい 隅の畳に寝かせる事ができた
それからは皆 食べる事と話しに夢中
でその流れで 近くの喫茶店に
そこで気が付いた 息子を「忘れてきた」ことに 置いて来たより忘れてきたの気持ち
そこにいた誰もが 息子がいない事に気が付かなかった
その時点で来るべきではなかったと
そして2度と参加をする事はなかったが
座敷だったので 私は奥の隅に座らせてもらった
息子は不安がり 私の膝から離れようとしない
その内 息子は寝てしまい 隅の畳に寝かせる事ができた
それからは皆 食べる事と話しに夢中
でその流れで 近くの喫茶店に
そこで気が付いた 息子を「忘れてきた」ことに 置いて来たより忘れてきたの気持ち
そこにいた誰もが 息子がいない事に気が付かなかった
私は慌てて 先ほどの店に向かった
携帯など誰もまだ持っていない時代である
携帯など誰もまだ持っていない時代である
そこで見た光景は
息子は何事が起ったかわからず
息子は何事が起ったかわからず
恐怖と不安の中にいた
泣く事も言葉も発する事ができず
座敷から出 四つん這いになり床をハイハイしながら
座敷から出 四つん這いになり床をハイハイしながら
私を探し求めていた
「**ストップ!」
息子の動きがぴたりと止まった
顔は前方を向いたままである
息子の動きがぴたりと止まった
顔は前方を向いたままである
お店の人も 他にいた客も そんな幼児に無関心だった
息子は目が覚めた時 母も見つからず 自分が履いていた靴も見つからず
とっさに ハイハイをしながら 私を探し求めていたのである
そのお店から出る時
息子の靴が揃えて置いてあるのが目にはいった
私は靴をそのままにして 息子を抱っこし店を出た
情けなく涙が出てきて仕方がなかった
息子は目が覚めた時 母も見つからず 自分が履いていた靴も見つからず
とっさに ハイハイをしながら 私を探し求めていたのである
そのお店から出る時
息子の靴が揃えて置いてあるのが目にはいった
私は靴をそのままにして 息子を抱っこし店を出た
情けなく涙が出てきて仕方がなかった
今も書いていて涙が出てくる
息子はその小さな指でそっと涙を拭ってくれた
喫茶店にいる 友人達に断りを入れ
息子を抱っこしたまま家路についたが
その重さに 腕がパンパンになっていた
この事は 誰にも言わず 父ちゃんにも言わず
息子はその小さな指でそっと涙を拭ってくれた
喫茶店にいる 友人達に断りを入れ
息子を抱っこしたまま家路についたが
その重さに 腕がパンパンになっていた
この事は 誰にも言わず 父ちゃんにも言わず
30年間も心の中に棘が刺さったままであった
今朝 この情景を夢に見たのである
私は決して
この棘を抜こうとは思わなかったが
その棘がさっと抜けた
息子も許してくれたのかな
本人にこの事を覚えているか聞いたこともないが
私は決して
この棘を抜こうとは思わなかったが
その棘がさっと抜けた
息子も許してくれたのかな
本人にこの事を覚えているか聞いたこともないが