梅宮辰夫さんが旅立たれました
心よりご冥福をお祈り申し上げます
心よりご冥福をお祈り申し上げます
亡き義父は 顔が梅宮辰夫さんに似ていました
梅宮辰夫さんの顔を「先」に思い出すと 義父がかっこよく見えたものでした
義父より10歳年が上の我が父親
父は先ごろ亡くなられた 中曾根康弘氏に これまたそっくり
醸し出す雰囲気も似ていました
この父親同士が 自分達の子供の事で私と父ちゃん丁々発止
大学を卒業したばかりの父ちゃん夫が
7歳も年が上の私と結婚すると言い張り
義理両親は猛反対
片や私は 父から見れば 頭も容姿も心もそんなに不細工な娘ではなく
どちらかと言えば 私の存在を誇りに思っており
勿論そんな事はお互いおくびにも出さずでしたが
目ざとい私は その一部始終を 冷静に見ていました
ふたりとも対外的にはひとかどの人物でしたが
内と外では かくも違い
ちなみにふたりは 誕生日も血液型も同じです
「やっちゃんとたっちゃん」のせめぎ合い
父ちゃん夫が私の住んでいるアパートに身ひとつで転がり込み
結婚を事後報告した事で
父が東京にすっ飛んで来
「やっちゃんとたっちゃん」は初めて顔を合わせたわけですが
父達はその後 お互いの生前に2回ほど会ったでしょうか
義父は一度たりとも
私に対して紳士たる態度を崩したことはありませんでした
私は誰に対しても接する態度は変わりません
親達に対しては可愛げのない娘であり嫁であり続けました
男親は 死して出番なし
思い出すは 母の懐のみ
女に生まれてよかった
母になれてよかった
奇しくも 賢者達の旅立ちに接して 2人の父を思い
正確には思い出し
父達の思いに期し 生きておりますと 報告できました
彼らはこの新しい家に 来ているかな