おいでと言ったら塀を乗り越えて
そばまで来てくれました
完全なる野良ちゃんですが どうやって生きているのかな
餌付けをしても大丈夫かな
あまりにも見つめるので
根負けしてカーテンを閉めたら 窓のそばまで近寄って来て
私を探していました
で カーテンを開けたら しまったとの顔をして
塀の向こうに逃げていってしまったけれど
でもまた私を見ていました
ひょっとして 毎日来ていたのかもしれませんが
病気の父ちゃんの世話なんかで 忙しくしていたから
猫ちゃんを気に掛ける余裕はなかったけれど
自由に生きているのに チミを家猫として飼うのは無理だよね
あの子 完全に私にホの字だと思うな
来世生まれ変わるとしたら猛禽類になりたく
我が存在の比較はお猿さん
私に惚れてくれるのは 猫ちゃんのみ
もはや私は「人間」を逸脱した存在である
涙がちょちょぎれやがる
我が存在の比較はお猿さん
私に惚れてくれるのは 猫ちゃんのみ
もはや私は「人間」を逸脱した存在である
涙がちょちょぎれやがる