熊本から気ままに山と自転車のブログ

陣の内古墳

陣の内古墳
2017/3/5(日) 曇/雨

今日は、曇り空で微風。絶好の自転車日和と、天気予報も確認せずポタリングに出る。
が、雨の復路となってしまった。ここ暫く雨が無いので油断をしていた。
雲雀が囀り梅の花の香り漂ってくる中、熊鹿ロードを北に走り、植木町豊田から県道53を東進し、菊池市七城町小野崎から農免道路を北進し、そのまま県道37を直進する。
自宅から2時間で山鹿市菊鹿町下永野に到着する。
「遺跡ウォーカー」の地図位置を凝視するが無い。
そのまま住宅街を南に廻り込むと、それらしい高まりが見えた(写真1参照)。


岩屋入口(写真2参照)が見えたので、古墳である事は間違いない。


近付く道はないかと東に廻り込むと、路地の奥に標柱(写真3参照)見えた。
「陣の内古墳」の文字と御堂を見る。
標柱には、地元の人は「穴天神」と言うとある。
御堂の仏像は薬師如来か?
標柱には「菊鹿町教育委員会」の表示はあるが、山鹿市の表示でないので山鹿市文化財一覧を調べたら、この古墳の名称がない。
引き継なされていないのか。このまま風化していくのを座視するのは残念と思う。


陣の内古墳(写真4参照)の眼前には木野川が流れる。
その先は古代湖「茂賀の浦」があった菊鹿盆地に繋がる田園が広がっている。
塚上の樹木が石室を壊さないか心配する。


古墳南側に廻り込み石室を見る(写真5参照)。
石室閉塞石と思った石は、玄門石だった。
羨道部は崩壊したのか現在はない。


石室を覗くと1.5m×2mほどの巨石(写真6参照)3面を囲む。
石室は1坪ほどの大きさがある。


その上は、0.5m~1mほどの石が持ち送り式で積み上げてある(写真7参照)。


天井は直径1.5mほどのほぼ円形。
その上に大きな一枚岩の天石が乗る(写真8参照)。
一部隙間から空が覗く。
陣の内古墳の場所;(マップファン地図)


陣の内古墳を後にして、下永野地区にあると言うもう一つの古墳「陣の釜古墳」を探索する。
大きな1枚石が畑のなかに有った(写真9参照)。
目的の古墳は4枚石とあるのでこれではない。


もう一箇所見た。
3枚の石と祠がある(写真10参照)。
古墳を祀ったものと思うが、原形が無いのでこれでもないようだ。
それとも遺跡ウォーカーの地図情報が違っているのか。


ここで一旦昼食にすることにし、メロンドームへ移動する。
弁当を食べた後、古墳情報がないかと七城公民館に移動するが、工事中か休館日になっていた。
粉糠雨が降っていたが、本格的な雨にはなるまいと高をくくって、再度菊鹿町へ移動する。
メモって来た合勢川古墳を探して、菊鹿温泉施設が点在する中を移動する。
ここで本格的な雨になって来た。
と反省するもあとのまつり、帰路を急ぐ。
パンツまで濡れる程の雨にならなかったことは、幸いであった。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)29km→陣の内古墳17km→合勢川古墳30km→熊本(自宅)所要時間6.5時間(実5時間) 総計76km 走行累計19,964km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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