二俣眼鏡橋
2014/6/23(月) 曇
今日は、出かける時点では晴。昨日より湿度が低いからか、走る自転車の上で受ける風は心地よい。
諸々のものをザックに放り込み南の方角を目指す。ザックを背負うとその分暑い。が、気に入った風景の中で弁当を開く楽しみのためには、なくてはならないアイテムだ。
ザックは、思わぬときに役立つこともある。
一泊二日のサイクリングの帰り道のこと。
歩道を走っていて、民地から飛び出した車に前方を塞がれ、民地側にも車道側にも逃げ道はなくやむを得ず急ブレーキを引いた。
次の瞬間、体は宙に浮き270度回転して背中から落ちた。自転車は180度回転してサドルから落ちてきた。このとき、背負っていたザックがクッションになり事なきを得た。
背負っていて良かったと思った経験談である。
民地から出てくる車両は、視界を確保するため歩道を塞ぐ形で一旦停止するのが常で、このこと以来自転車通行可の歩道があっても、基本的には車道を走ることにしている。
浜線バイパスを南下し、御船川を渡り、甲佐町を東南方向に県道38号、国道443号と走る。
更に緑川を渡り、緩やかな坂を登り切ると美里町だ。
国道443号が国道218号に合流する手前で左折し坂を下ると、そこに二俣眼鏡橋(写真1参照)がある。
ハート形の影ができることで有名な所である。
二俣橋眼鏡橋は、釈迦院川と津留川の合流点に連なって架かり、文政12・13年(1829・1830年)に種山村の石工嘉八によって架けられたものであるという。
馬門眼鏡橋
二俣橋眼鏡橋から東へ走り、国道218号に出て1km程の所に馬門眼鏡橋(写真2参照)がある。
現地の案内板には文政10年(1827年)8月(熊本県HPでは文政11年(1828年))、備前国(岡山県)の石工である茂吉と勘五郎が架けたとある。
両岸絶壁で照葉樹の緑の中に滝がかかり、景観は砥用の石橋の中で一番の絶景と案内板にある。
橋は、架設後上積みされているが年代は不明という。写真でも分かるが、上積みされた部分は積み方が若干粗い。
今日も無事であったことを天に感謝する。
熊本(自宅)32km→美里町佐俣32km→熊本(自宅) 所要時間6時間(実5時間) 総計64km 走行累計6,547km
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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