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サン・ジョルディの日

2010-04-23 10:31:14 | 「心ノコト」
4/23はサンジョルディの日です。
恋人達が本や花を贈り合う日。20年以上前にバレンタインみたいに流行らせようと、本屋や花屋がキャンペーンしたけど定着しなかったですね。

私が初めてサンジョルディの日にプレゼントした本は、リチャード・バックの『イルージョン』。
ホワイトディに村上春樹の『カンガルー日和』という短編集をプレゼントされた後輩の男の子へのお返しとして贈りました。

私の金星期は本の虫で、10代でヘルマン・ヘッセに夢中でした。初めて「ぐのーしす」という言葉に出会ったのもヘッセの小説だった。
通学で乗り換える駅にちいさな狭い本屋があって、そこには文庫本ばかり置いてあった。流行っていない店なので、図書館のようにシサーンとしてて、湿っぽい紙と印刷インクの香りがしていた。
暇つぶしによく入ったのだか、文庫本が並ぶ棚の前に立つと、何を読むべきかが自然とわかった。
今もお付き合いがあるのだが、あの時が本の妖精とのファーストコンタクトだったのだろう。
一番最初に手にとったのは『デミアン』。そこから貪るようにしてヘッセに溺れるのだった。
懐かしい!
何故か日本文学には触手がのびなかったけど、欧米文学は結構読みました。
今は小説はほとんど読まなくなりましたが、感性のピチピチしていた時期に読書の習慣を身につけることができたのは、人生にとっての宝物です。
読書に耽っていたころは、ちょっとけだるいけど至福の時間だったよなぁ~。
こんな風にだらりんと人生を送れたらいいなぁ~、なんて考えながら幸せに浸っていたのだ。

感銘を受けた本を大切なひとに贈るのはいい習慣だと思います。
誰かに読んでほしい本ってありますよね。
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