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伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

和文化ってなんですか?

昨日も、凛九は漆の三田村先生から和文化について学んでおりました。

そもそも、和文化ってなんですか?

ここね、私ちゃんと整理できていなかったんです。日本は中国からの文化が入ってきて、その影響が色濃くある。
それも含めて和文化ということもできるだろうし、それ以前の日本の風土のなかで育まれてきたものを和文化ということも出来る。
三田村先生は、その中国の文化が入ってくる前の日本独自の文化を意識して勉強されている方。先生からは、日本ならではの和文化をしっかり学んで、君たちには屈強な和文化の語り部となってほしい、と言っていただき、学ばせたいただいています。
本当にありがたい、人間として発見の多い大切な学舎です。

学んでいると、そうか、こんなところに色濃く日本の文化は残っているんだな。日本人はこういうところに意識を向けて生きていたんだなという物事への意識の仕方がなんとなくわかってきます。いま、この学びで、日本人だからこその感性のあり方を、自分自身を整理させてもらっているところです。


さて、中国との国交が盛んに行われる前の、日本の文化なんてあるの?わかるの?
というところですが、

しっかりはっきり、わかるんです。
中国からの文化か、日本ならではの文化なのかの違いはどこで見分けるのか。
それは、私たちが使っている‘漢字’。
音読みのものは、中国から入ってきたもの。
訓読みのものが、日本ならではの言葉。
だから、訓読みだけで日本人は意味がわかるじゃない?文字のなかった日本に漢字が入ってきて、中国ならではの文字に、日本で話すときに使っていた言葉を当てはめたものが訓読み。
だから、日本ならではの言葉は、訓読みの中に残っているんです。

そう言われたら、知ってたよね、私たち。
小学校でそう習ったよね。
意識せず使っていて忘れてしまっていたけれど。

先日のね、倭姫命の勉強会(つまり日本書紀の一部を教えてもらったことになります)で、千種清美さんからも、次回作の相談をした際、
「当時の日本人はこの言葉は使わないから、こういう言い方にした方がピッタリ合うかも。」
と、提案してもらった言葉があるのですが、それこそまさに、私が音読みで名前をつけていたものを、訓読みに千種さんが直してくれたものでした。

そうか。訓読みを研究すると、日本の文化が見えてくるのか。

もうね。音読み訓読み探しが楽しくて。
あれは?これは?
これもそうか!
これは音読み、中国文化が発展したものだ!

なんて、言葉の見方が変わります。
やっぱり、自分たちのルーツを知ることで、
根っこを、変化を知ることで、自分たちの個性がよりわかる。作品づくりにも大きな影響を与えてくれること間違いなしです。

いま、三田村先生との和文化の学びが、楽しくって仕方がないのです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


なんだかすごく学びがたのしくて、興奮してて、
みんなとの写真を撮影するのを忘れちゃった!!





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