私は伝統工芸が好きで、伝統工芸は日本の宝だって心から思ってる。
その作られた背景にある日本人の精神性や、職人の心意気みたいなものも含めて、かけがえのない宝だって思ってる。
浮世絵や根付などは、今や日本の大きな産業であるキャラクタービジネスの起源。
人気のモチーフがあって、レアな一点ものを求めて、庶民から将軍までもがこぞって蒐集した。
すごく特別がいいんじゃない。みんなに認知されるもので、その中でちょっと特別でありたいというのが、日本人の心意気なのだ。
みんなと同じじゃつまらない。ちょっと特別なポーズ、ちょっとこだわりの細工を施して、そのレア度も含めて、ドヤっ!と見せたいんですよね。
昔も今も、変わらないんだな。
日本人の気質を理解して、トレーディングカードの人気を自分の展示に応用した村上隆さん。
マリオとの写真撮影が外国人に大人気のニンテンドーショップ。
平安神宮の豆まき。
今回の京都は、いつもと違う視点での京都を感じて、まだまだ伝統工芸には可能性がいっぱいだぞ!
と思いを新たにしたのでした。