and SOROR のブログ

朱晶から見た YENA☆ と TON

こんにちは。
朱晶(すあき)です

 

「だれ?」と思われる方もあるかもしれません。

TONといつも一緒にいる、謎な人。

アレが私ですw

 

先日、YENA☆のファイナルステージを拝見してきました。


YENA☆について、これまで私がお話しする機会がなかったので

今回は私が書いてみたいと思います。

TONさんに ならって?w  超絶・長くなりますが

お時間ある方はお付き合いいただけると嬉しいです。

 

TONのYENA☆への想いは

YENA☆作品集「星に願いを」の中で

濃厚に語っておられるので、そちらをどうぞ ww

 

私はアートディレクターという立場で

TONのアーティスト活動をサポートしています。

展示のプランニングや宣伝、印刷物のデザイン

どこに発表するのか、どんな作品を制作するのかなど

制作から発表まで、深く関わっています。

 

TONの制作に関わるものは

可能な限り一緒に見て共有しておきたいと思っているので

YENA☆も、TONと一緒に10年間見続けてきました。

元々、ミュージカルやお芝居、音楽、ダンスの好きな私たちは

仕事の関連ではあるけれど、それを除いても

YENA☆のパフォーマンスの素晴らしさに

いつも感動して、たくさんの元気をもらってきました。

 

そして先日のYENA☆ファイナルステージ

本当に、本当に素晴らしいライブでした

 

ファイナルステージ開催が決まってからの1年間

YENA☆の皆さんは

どうやったらお客様に楽しんでもらえるか

喜んでもらえるのか、何ができるのかを

お一人お一人が本当によく考えて

それをパフォーマンスで表現しているなぁ

と強く感じてきました。

 

最後の楽曲「Anniversary」初披露のライブを拝見した時に

ファイナルへ向けての強い気持ちとともに

皆さんのパフォーマンスのレベルが

グッと上がったのを感じました

 

このメンバーのレベルの高さは感じていたけれど

「Anniversary」では、この7人のYENA☆としての

まとまりと高まりを、はっきりと表して

「これがYENA☆です!」という姿を

見せてくれた気がしました。

 

そして、先日のファイナルステージでは

それをさらにもう一段高めてきた

今の自分を思いっきり表現した

本当に素晴らしいパフォーマンスでした

 

 

ファイナルステージを見ながら

YENA☆との最初の出会いを思い出していました。

 

TONも書いていましたが

最初にレッスンを見学させていただいた時のことは

昨日のことのように鮮明に覚えています。

 

まだデビュー前の稽古着でのレッスンなのに

目が離せないレベルの高いパフォーマンス。

礼儀正しい姿勢と、人懐っこい可愛らしさ。

こんなに美しい若い方がおられるのかと

心から感動しました。

YENA☆に出会った後

2人で熱くYENA☆の話をしていた時に

TONが

「YENA☆のメンバーの一人一人の絵を描いてみたい」

と言ったのです。

 

私は、ものすごーーーく驚きました

 

TONが、そんなことを言うとは思わなかったから。

 

TONは「人」を描くアーティストです。

でも、その「人」のモデルはいません。

心の内面や思想を表現しようとするTONにとって

誰か他の人の形では、納得のいく表現ができない

ということもあるのですが

 

1番の理由は、TONの心が相手に向かなければ描けないのです。

 

「この人を描いてほしい」と依頼されても

TONが相手に心を寄せることができなければ

描くことができません。

描けることもあるし、描けないこともある、では

相手に失礼になるので、基本的にそういう依頼は受けません。

TONは、イラストレーターではなく

自己表現として作品を描く「アーティスト」だから、です。

 

でも、YENA☆の皆さんに出会って

TONは彼女達を描きたいと言った。

それは、これまでのTONでは考えられないことでした。

 

責任感の強いTONのことだから

言葉にしたということは描けそうだと思ったのだろうし

何より描きたいのだろう、と。

 

TONの心を 動かしたYENA☆

 

TONへの依頼は当初

デビューCDの歌詞カードに入る絵を描いて欲しい

というものでした。

作品のテイストを気に入ってくださって

TONのいつもの作風で、というお話で描いたのが

「星に願いを」と言う作品です。

YENA☆というグループ全体をイメージして

一人の女の子を描きました。


「星に願いを」2013年

この女の子は、後々、スタッフやファンの皆さんの間で

「イエナちゃん」と呼ばれるようになって

もうひとりのメンバーのような存在になってゆきました。

 

この作品に加えて、メンバーひとりひとりの絵を描かせて欲しいと

大角さん伊田さんに提案しました。

すぐにご快諾いただいて描いたのが、最初の「イメージ画」です。

TONが感じたメンバーをイメージした絵、という意味で

「イメージ画」と言う言葉で表現してきました。

若干言い訳めいた言葉でもありますが、これは似顔絵ではなく

「アーティストTONの1つの表現である」

と言う意味も込めています。

 

当初はこれで終わるはずでした。

ですが、その後も衣装が変わるたびに

メンバーが変わるたびにお声をかけていただき

YENA☆を象徴する1つのアイコンとして

TONの「イメージ画」を使っていただいてきました。

 

本来なら必要ないものなのに

明石ケーブルテレビさんも、YENA☆ファンのANEY🌙の皆さんも

このTONの作品を受け入れてくださって

それが10年も続くなんて!

これは本当にすごいことだと、しみじみ感じています。

 

「YENA☆のメンバーの一人一人の絵を描いてみたい」

 

最近になって、これまでYENA☆に関わってきたことを

TONと色々と話していた時

10年前の、あのTONの言葉を聞いて

私がすごく驚いたことを、TONに話したのですが

「え?!そうだったの?!」

と、TONが逆に驚いてました 。

TONは、私の驚きに気づいていなかったそうですw

 

 

 

YENA☆とは、このイメージ画だけでなく

実は見えないところで、私達はこっそり深く関わってきました。

 

新曲や衣装を作る際に

アイディアや意見を求められたこともありました。

 

特に後半、新しいメンバーが大きく加わる時、

誰を何色にするかの検討に、実は関わっていました。

 

YENA☆の皆さんは、自分の色が決まると

やっぱりその色が好きになるそうなので

元々好きな色、似合う色は、もちろんですが

過去の同じ色のメンバーと印象が重ならないように

そして、その色を纏うことで

その子の良いところがさらに輝くように

色については、本当に考えて考えて考えて決めました。

 

メンバーが、そしてANEY🌙の皆さんが

その色をシンボルにしてくださっている様子を見ると

あぁ、あの時の判断は、良かったんだ!

と嬉しくなりました。

先日のファイナルステージでは

色ごとに並ぶという面白い演出もありました。

こうして見ても、それぞれの色のイメージが重なることなく

それぞれの個性とともに活かされていて

あぁ、良かったと思いました。


   

 

10年 色々な場面で関わってきた

YENA☆への感謝の気持ちを何か表現したい。

ファイナルステージに向けて

YENA☆の10周年を盛り上げるために

私たちにできることは 何か ないだろうか。

あれこれ考えて、伊田さんに2つのことを提案しました。

 

 

1つは、

YENA☆のために描いたTONの作品を全てまとめた

YENA☆作品集を作ること。

 

10年間で、たくさんYENA☆の作品を

描かせていただきましたが

これを全部集めたことはありませんでした。

 

これは私達でなければできないこと。

私達の10年の感謝を込めて。

何より私が、それを見てみたいな、と。

 

作品集を作るなら

その出版記念の作品展を

やはり明石で

YENA☆の誕生月の7月に

開催したい

 

この作品集や作品展が

今のファンの方々にも、以前ファンだった方々にも

YENA☆の10年間を振り返りながら

ファイナルステージへ向けて気持ちを盛り上げてゆく

きっかけになるといいなぁ、と思って企画しました。

 

YENA☆のイメージ画は基本的に画像で

Webや印刷物で使っていただいくものだったので

原画を見ていただく機会はほとんどありませんでした。

 

原画はね、本当に色がきれいなんです

 

この作品展では最新のイメージ画を中心に

原画も展示しました。

原画の発表の機会は、きっとこれが最後かなぁ

と思っています。

作品展には多くの方々が足を運んでくださいました。

会場で皆さんが作品を見ながら

思い出を話してくださることが

本当に本当に嬉しかったです

ご来場いただいた皆様

本当にありがとうございました

 

実はこの企画は

他の予定との間に無理やり詰め込んだもので

この制作を始めた3月頃から7月までの記憶が

ぼんやりしています・・・w

 

後から写真を見ながら

あーこの方と、もっとお話ししたかったー

楽しかったのにーーー

と、やや悔やんでいますw 

でもでも、開催できて本当に楽しかった

 

 

2つめの伊田さんへの提案は

TONのイメージ画を中心とした

10周年記念グッズの制作です。

 

そのシンボルとして、10周年記念ロゴも提案しました。

 

YENA☆のロゴは10年間でいくつかのパターンがありましたが

それとは別に、シンボルとしてのロゴマークを設定して

特別感を演出できないかなと思って、提案しました。

 

グッズ、ロゴのデザインは私が担当しました。

とはいえ、私はデザイナーではないのでいろんなロゴを参考に

YENA☆らしさは何かを意識して

試行錯誤しながら作りました。

天文科学館、明石城、明石海峡大橋をシルエットに

YENA☆のメンバーを☆で表現して

最初の7人を円の内側に、そして続くメンバーが

中心から外へ広がってゆくようなデザインに。

 

TONと2人で勝手に盛り上がって作って

「これ10周年のシンボルにどうですか!」と

いきなり伊田さんに送りつけたのですがw

明石ケーブルテレビのYENA☆の番組「イェイイェイYENA☆」でも

ポスターや、街中のデジタルサイネージ、色々なグッズ

そして、先日のファイナルのステージの上でも

たくさん使っていただいて、とても嬉しかったです!

 

グッズも、これまで作ったことがなかったアイテムを中心に

オーロラポーチや10周年記念Tシャツなど制作しました。

 

一番作りたかったのは、星型のオリジナルペンライト

なるべく安く作れる業者をあれこれ探して

光の色も11色

切り替えができるものを見つけました。

自分の推しのカラーで光らせたいですからね

先端の星型には10周年ロゴを入れて

持ち手にはYENA☆ファンの名前である

「ANEY🌙」と入れました。

 

お手に取ってくださった皆様

本当にありがとうございます

なかなか可愛かったでしょう?(自画自賛w)

私もファイナルでは、めっちゃ振って楽しみました

(盗撮:伊田)

 

   

 

YENA☆との旅は終わりました。

 

ファイナルステージの会場では

たくさんの方にお声をかけていただき

本当にありがとうございました

久しぶりに会えたメンバーも

スタッフや関係者の方々も

そしてYENA☆ファンのANEY🌙の皆さんも

皆さんのお気持ちが本当にあたたかく

あぁ、この皆さんで作り上げたYENA☆だったのだなぁと

この場にご一緒できる幸せをしみじみと感じていました

 

YENA☆が作ってくれたご縁に感謝して

YENA☆作品集の最後には

TONがYENA☆愛を熱く語っているページがあります。

その編集も、もちろん私がしました。

このTONの言葉の編集に、一番時間がかかりました。

 

言葉でなければ伝えられないことがあるけれど

言葉のプロではないTONの文章は

やはりどこか拙くて、伝えきれないものがある。

 

そこでTONに提案しました。

 

「文章の最後にもう1点作品を入れたいんだけど

新しく描けない?」

 

TONは一瞬、ぐっと詰まってw

でも、最後のイエナちゃんを描いてくれました。

 

とてもいい作品になったと思います。

言葉では表せないTONの気持ちがいっぱい詰まった

「君へのありがとう」

この作品を含め、YENA☆に関する作品は

全部で120点となりました。

 

この作品展を、作品集を作るにあたって

これまで出会ったYENA☆のメンバーのことを

ずっとずっと思い返し写真や動画を見てきました。

その中で生まれた最後のイエナちゃん。

あぁ、YENA☆のおかげで

TONも成長させてもらったなぁと

感じる作品になりました。

 

ですが、印刷の入稿締切まで24時間という時点で

「描けない?」と聞いたもので

TONには鬼だの悪魔だの言われました。

ええ、そうですが、何か?w 

 

ちょっと無理しても

良い作品ができる道が見えているのなら

そっちを選ぶのが私達、でしょう?w

 

 

 

私のYENA☆語りも、ずいぶん長くなってしまいました。

なかなか私がお話することもなかったので

これを機会にと、10年分 語ってみました。

取り留めのない私の話に

お付き合いいただき、ありがとうございました

 

 

 

あーーーYENA☆

とっても楽しかったーーー

本当に色々嬉しかったーーー

 

YENA☆を通じて出会った皆様

きっとまたどこかでお会いしましょう

 

本当にありがとうございました

 

 

朱晶でした

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