法事で田舎(鹿児島県)に帰っていました。
数えれば、7年ぶりです。
前回は、行きはフェリーで帰りは陸送という、のんびりコースでしたが
今回は、行きも帰りも飛行機で往復2時間の コースでした。
遠いような近いような変な感じです。
祖父母の建てた家は ”とんとん”と言われる用水路の上に
建っていましたが、水害の恐れがあり立ち退きになりました。
そこで、水害の被害のない少し離れた場所に 家を作り直しました。
築12年ほどかと思いますが、高齢のために掃除が行き届かず
ちょっと すごい状態だったので まず掃除から始めました。
2日目の朝、妹と2人で散歩に出掛けました。
稲が実り 珍しい鳥が鳴き、赤とんぼが舞う いつもの田舎でした。
「田舎のおばあちゃんの 前の家があったところに 行ってみようか」
ふたりで てくてく歩くこと15分ほど・・・
小さいころよく通っていた温泉があったところの橋を渡り
川を超えると 草木が生い茂ったところがありました。
「ここやで~家のあったとこ。」
もう、裏山の一部になっていました。
田舎のおばあちゃんの家は ここなんだよなー
あの2階建ての家じゃないんだよなー
大島紬の職人だった祖母の家は、機織り機のある部屋が作られ
鶴の恩返しの おつうさんの部屋みたいでした。
裏山の石垣からは、小さい蛇が 歓迎の挨拶?に出てくるような
長閑な家でした。
母が、「ただいまって、言って入ったら良いのかな・・・
お邪魔しますって言ったほうが良いのかな・・・」と
呟いた気持ちもよくわかります。
2世帯住宅で 叔父叔母家族も一緒に住んでいるあの家は
少し他人行儀な家になっていて 実家とは違うものでした。
この草むらの中にあった 「あの家が 田舎のおばあちゃん家だよなー」
そう言いながら 妹ともと来た道を戻りました。
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