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時の栞・翡翠工房

由良の門を 

由良の門を渡る舟人
かぢをたえ ゆくへも知らぬ恋の道かな


小倉百人一首 46番

曽禰好忠(そねのよしただ)



由良川の河口の流れが速い瀬戸を
漕ぎ渡る船頭が、櫂(かじ)をなくしてしまった。

行く先も分からずに漂っている。

私の恋もそれと同じ、これからどうなるだろうか。
行く末もわからぬ恋の道よ。





先日、ちはやぶる~の記事をUPした際に
本棚の中の小倉百人一首かるたを
取り出してみました。


由良の門を・・・の門は川と海が出会う節目。
そこで櫂(かじ)を失くすあたりの描写が
繊細で好きです。


櫂(かじ)・・・船を漕ぐ道具





曼珠沙華の赤は、仄暗く湿度を
帯びているようで。
ただ美しいだけに留まらない
妖艶さがあります。






小倉百人一首の恋の歌は、43首。
切なく儚く、繊細な調べの美しさが 
色褪せることはない。



曼珠沙華千代の恋の火種灯し  翡翠


曼珠沙華(まんじゅしゃげ)

秋の季語

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コメント一覧

atelier-kawasemi
@sei19hina86 ブルースカイⅢさま

おはようございます(*^-^*)
残念ながら、私の恋ではありませ~ん(^^;

百人一首を読むと、恋だ~会いたいだ~
どうしてるの?どう思ってるの?
等々・・・多いな、恋の歌というのが
正直な感想です。

どんだけ恋に生きてるの?と思いました。
この想いを現代語訳でツイッター風に読むと
だからどうした!で終わりそうですが、
31文字の厳選された言葉には、命が宿ります。

平安時代は、寿命が30年くらいだったらしいので
短い時間で恋をして、命と情熱を燃やしたのでしょうか。

秋深し、しばらく百人一首を楽しみます(*^▽^*)
atelier-kawasemi
@secio11000 せしおさま

おはようございます(*^-^*)

田んぼと彼岸花は、合いますね~
こちらは、奈良の飛鳥です。
まほろばと言われた地域で、今でも
情緒豊かな場所です。

たまに、一人でふらっと行って
写真撮ったりします。
奈良時代にタイムスリップ出来るんですよね~(´▽`)
sei19hina86
こんにちは!ブルースカイⅢです。

「千代の恋」ってどなたの恋なのですかねェ~!
火種とは、これまたな~んか物騒な予感が・・・。(◎_◎;)

スムーズに恋が、成就することを願っております。
アクティブポチ!全部タッチ!
応援ポチッ!
では、また。(^O^)/
secio11000
田んぼの黄緑と赤が良いコントラストですな~
やっぱりこういう田んぼの畔に赤い彼岸花がゴン狐の景色ですな。
こちらの田んぼにはあんまり植えてる所が無いので中々見れない景色です。
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