かぢをたえ ゆくへも知らぬ恋の道かな
小倉百人一首 46番
曽禰好忠(そねのよしただ)
由良川の河口の流れが速い瀬戸を
漕ぎ渡る船頭が、櫂(かじ)をなくしてしまった。
行く先も分からずに漂っている。
私の恋もそれと同じ、これからどうなるだろうか。
行く末もわからぬ恋の道よ。
先日、ちはやぶる~の記事をUPした際に
本棚の中の小倉百人一首かるたを
取り出してみました。
由良の門を・・・の門は川と海が出会う節目。
そこで櫂(かじ)を失くすあたりの描写が
繊細で好きです。
櫂(かじ)・・・船を漕ぐ道具
曼珠沙華の赤は、仄暗く湿度を
帯びているようで。
ただ美しいだけに留まらない
妖艶さがあります。
小倉百人一首の恋の歌は、43首。
切なく儚く、繊細な調べの美しさが
色褪せることはない。
曼珠沙華千代の恋の火種灯し 翡翠
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
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