午後６時４５分 夜空を見上げて

先日、山翡翠さんからヘルプの電話が入ったので、
自分の仕事を終わらせてから　夕方に　奈良へ向かいました。

奈良へ着いて　改札を出ると懐かしい夜空が広がっていました。

それは、午後６時４５分の空

２０年前、某百貨店で派遣をしていた時　就業時間は
朝９時４５分から夜の６時４５分までの　８時間労働でした。

学費を返すために８時間　立ちっぱなしで　一生懸命働きました。
　
帰宅するバスに乗り込むと　青と紫を水に溶かしたような
透明な空が広がっていました。

それは、春から夏にかけて見られる　その時間だけの
空でした。

そして、家に着くころには　もう濃い群青色の空が
広がっていました。

午後６時４５分の空を見ながら　１０年後２０年後
何をしているだろうなあと　ぼんやり思ったものでした。



夜空は　何年経っても変わらない・・・
私は　どんなふうに変わったのだろうか。

足早に　山翡翠さんの店に向かいながら
まだまだ元気だよなーと　駆け抜けて行きました。