8月の中旬くらいに、アトムはもともと目やにが出やすい子なのですが、
ふいてもなかなかとれないなーと。。
お湯をつけてふいてみても、左目の目やにがなかなかとれなくて、
かたまっちゃってとれにくくなっちゃったのかな、先生(獣医さん)に、
今度、診ていただいた方がよいかなーと思っていました。
ちょっといやがるし・・
・・で、また、コットンを湿らせて、ポンポンしてたところ、
ぷちっとできものができているのを発見
ちょっと、いやな感じ・・
やっぱり、先生に診ていただいた方がよいかな・・と思っていたところ、
だんだん、大きくなってきて目立つように
それが、8月の終わり。。
9月1日(土) かかりつけのホームドクターに診て頂くことにしました
先生も、「目の際だし、ちょっといやな感じ・・」と。。
「悪いものじゃないといいけどね。」って。。
例によって、病院に向かう道は、鳴きつづけるけど、病院に着くとおとなしいアトム。
検査をするために、できもののところの組織を採取することになり、
先生が、「この子はおとなしいから、そのまま採らせてくれるかなー」と針を手に
「わー、大変」 と思ったけど、
目の下のできもののところをチクっとさされてもニャンとも言わずに、おとなしく無事、採取完了
「えらかったねー」と、先生たちにほめられて、帰りはそそくさとキャリーへ
だいたい1週間くらいで検査結果は出るのですが、
今回の検査結果で、切除が必要かもしれない、切除の場合は、
大学病院をご紹介することもできますとのことでした。
いずれにしても結果がわかったら、ご連絡をいただけると確認し、
そそくさと家に帰りました
それから、落ち着かない1週間
ドキドキドキ、ドキドキドキ。。
そして、9月8日(土) お昼まで待っていましたが、連絡はまだありません。
もし、もう1度、病院へ連れてゆくのが必要だと、平日はなかなか難しいので、
急かせるようで気が引けましたが、病院へ電話をしました
まだ、結果は「届いていないとのこと
でも、お問合せいただいたのか、ほどなく、今度は病院から連絡をいだだきました。結果は、「汗腺腫瘍を考慮するが、メラニン産生腫瘍が否定できない」というもの。。
平たく言うと、限りなく?(ほぼ)良性だと思うけど、100%、悪性でないとは
言い切れない・・という結果でした。
報告書に「切除による精査をご検討ください」とあり、
先生からも「アトムくんはおとなしくてよい子だから、大学病院でも、
ちゃんと施術をやらせると思う。目のところだし、悪性だと
頭から他のところへも移転するのがこわいので、検査をおすすめしたいけど・・」と。
「病院はご紹介できますので、お考えください」とお話があり、一度、電話を切りました。
そのあと、すぐに家族会議
アトムがおとなしくて(外では?^^;)よい子といっても、
初めて行く大きな病院、知らない先生、看護師さん。
いつものホームドクターさんのところのように、私たちがそばに立ち会えるわけではない。。
まずは診察で、手術をするようなことになれば、また、違う日にも行くことになる。
入院も必要かもしれない。
アトムのストレスとアトムの心の負担を考えると、かわいそうで、悩みました。
でも、たぶん、良性だと思うし、そう信じているけど、もしも何かあったら、後悔する。
アトムは負担には感じるだろうけど、でも、できることはやりたい気持ちがある。
まずは、連れて行ってみよう
と方針を決めて、ホームドクターさんに連絡をしました。
紹介していただける大学病院は5つくらいありましたが、そのうち、移動の距離を考慮し、
候補は3つに絞られました。
ここで、また、ものすごく悩みました。
なるべく、移動に時間がかからないところ、でも、場所ではなく、中身が重要
ネットで口コミや、猫ブログで情報を調べたり
ああでもない、こうでもない・・と言いながら、ついに病院を決めました。
結局は、第六感を信じて
結果的に、距離的にも一番近いN動物医療センターに
ホームドクターさんにご紹介と予約をお願いしたところ、直近で、9月21日、
それを逃すと、11月になってしまうとのこと。
何が何でも、その日に行かなければ・・と、仕事の都合も何とかつけて、無事予約がとれました。
少しでも、大学病院の検査でのアトムの負担を軽く・・とのご配慮で、
事前にホームドクターさんにレントゲンと血液検査をしていただけることになりました。
しかも、私の仕事の都合で、時間外対応
本当に感謝、感謝です
いざ、再び、ホームドクターさんへ
今回は、血液検査とレントゲンをとるとき、ちょっと鳴いた(泣いた?)けど、
また、おとなしくて、「お利口だねー」とほめられました。
レントゲン室には、さすがに家族も同行できず、でも、「行ってきま~す」と
優しい先生に抱っこされて、連れてゆかれても、検査のためだとわかっている?様子。
そして、家族が待っていることもわかっているアトム。
本当にお利口さんだねー。
予備検査も無事、終わり、今日も疲れたねーーーー。
アトム、いやなことばっかりでごめんねー。
でも、早く治そうねー。
大学病院に行く前の週、アトムに話して聞かせました。
「今週、検査に初めての病院に行くよ。
知らない先生だけど、きっといい先生で、アトムはお利口だから、優しくしてくださるよ。
みぃちゃん達はそばにいられないかもしれないけど、待ってるからね。治そうねー。」
でも、不安はつのりました。
アトムが家に来て以来のホームドクターさん以外への外出。
初めての遠出。初めての場所。
どこかに連れてゆかれるって思っちゃうんじゃないか・・
パニックになるのでは??
泣き叫ぶ?
飛び出したらどうしよう・・
考えれば考えるほど、不安でいっぱい。。
そして、いよいよ、9月20日(木)
病院へ行く前夜になりました。
夜、ご飯を食べたら、朝は抜き。明日の検査が終わるまでご飯はなしです。
ホームドクターさんに確認したところ、朝食だめとは特に指示はないけど、
車に酔っちゃうかもしれないし、できれば抜いた方がよいとアドバイスをいただきました。
ごめんねー。終わったら、美味しいもの、いっぱい食べようねー。
そして、運命の9月21日(金)
朝9:00の予約なので、7:45にタクシーに乗り込み、いざ病院へ
あいにくの雨模様
キャリーへ入れるときは、ギャーギャー、ニャーニャー。
でも、タクシーの中では予想に反しておとなしいアトム。
ホッとしたものの、逆にかわいそうになってしまいました。
ホームドクターさんや、ネット情報によると、
大学病院での精密検査(二次診療というらしい)は、たぶん、最初は診察のみで、
後日にまた施術の予約が必要というパターンが一般的らしい・・
でも、できれば、今日、1日で済みますようにと祈っていました。
そして、早めに着いたこともあり、待つこと40分あまり。ついに呼ばれました。
「アトムくんとご家族の方~」
問診室へ入り、問診の後、さあ、診察台へ
アトム登場
「大きい」と、主治医の先生。でも、やさしそうな若い先生と看護師さん。
「では、お預かりして、診察します」と先生。
アトム、がんばれーー(;;)
待ってるからね。どこにも行かないからね。
それから1時間くらい。
再び、アナウンスがあり、問診室へ。
今度は、腫瘍科の教授先生もみえて、お話してくださいました。
針を刺させてくれたので、採取する検査をもう1度やったけど、やはり、結果が同じだったということ。
ほぼ良性の可能性が高いが、腫瘍部分を切除して検査してみないとわからないというものでした
「今朝は、食事をしましたか」と教授先生。
「いいえ」(み)
「食事をしていないのなら、外科の先生の時間が取れるので、今日、鎮静剤を打って切除の検査ができますよ」と先生
「入院になるのでしょうか?」(み)
「いや、今から、外科の先生にお願いして施術していただいて、お昼過ぎ、13時くらいには帰れますよ」
アトム、ご飯、がまんしてよかったね
「では、ぜひ、今日、お願いいたします!」(み)
「ところで、検査の時、(アトムは)おとなしくしていましたか?」(み)
「おとなしかったですよ」と優しく先生。
手術を受けるために、麻酔ではないのですが、全身に鎮静剤ということで、同意書にサインをしました。
保護者として~~~
先生、アトムをよろしくお願いします。
アナウンスがあり、みたび、問診室へ。
「アトム~~~~」
「手術は無事終わりました。採取したものはこれです。」と教授先生が見せてくださった、
採取瓶の中に、2mmくらいのコロンとした物体(球体)。
黒というよりは、皮膚の色(?)ピンクっぽく見えました。
昔の仁丹(笑)くらいの大きさ。
また、1週間~10日くらいで病理検査の結果が出るとのことでした。
傷口を1針縫ったので、10日くらいで抜糸が必要だけど、結果に問題がなければ、
抜糸はホームドクターにお願いしてよいとのこと。
「何度もこちらに連れてくるのも負担だと思いますし・・」と、
本当によい先生、よい病院。
迷ったけど、この病院にしてよかった(;;)
でも、もう来ることはありませんように。。
ちょっと、傷跡が痛々しいけど、1日で切っていただいてよかったね
「傷を気にするようだったら、エリザベスカラーをいつもの病院で借りて、
つけてあげるとよいかもしれません。」と先生。
「鎮静剤を打ったので、食事は19時くらいになったらあげてよいですよ」と先生。わ、わ、わ。まだ、夜まで絶食が続くのね。。
帰りのタクシーでは、ニャンとも言わず、すやすや
疲れたよねー。
アトム、おつかれさま。
エリザベスカラーデビュー
手術したところが痛々しいね
9月21日(金)午後7時
1日ぶり、やっとご飯にありつく。
メシだ、メシだ、メシだ~~~~
長い1日だったね。
結果を待つこと1週間
この7日間が7年に思える~~~~
9月28日(金)病院から結果連絡が
「サクラサク」
「良性でした」
世界中に感謝したい気持ちでした
アトム、よかったね。
10月1日(月) 抜糸~~~~
ホームドクターに抜糸していただいて、無事、終了。
少し赤いので、軟膏をいただいて、これにて一件落着
抜糸して帰宅後のアトム。
気が抜けて、もう疲れ果てたって感じでした。。It's been a Hard day's Night~
少し赤いけど、無事、切除、抜糸できて、きれいになりました
アトム、本当にがんばったね。おつかれさま。
がんばってくれて、ありがとう。
あたちも気をもんで、疲れたわよ(う)
そうだよね。ウランもおつかれさま。ありがとう