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またもや病院物語。
アツミは入院生活はわりに慣れっこ。こんなものに慣れたくない訳だがしょうがない。人間入院しているとネガティブ満杯入場規制!くらいの脳みそになってくる。そんな中、病院食というのが、唯一の楽しみになる。この病院食をアツミは今回の入院でほとんど味わう事なく入院生活を終えた…。
しかも食事の時間がこんなにも苦痛だとは!アツミ、してやられたり!腸がやられてるいる時点で、ベット上で気持ち悪くて痛くて唸っているのに、大部屋で他の人々の食事の匂いが漂ってさらに気持ち悪さ倍増!「神はアツミを見捨てたのですね…。」と食事代わりにぶち込まれた点滴君の管を眺めながら、ただただ現実と幻想の間を漂っていた。でもまぁ、今は元気になったのでそれもいい経験。改めて健康の大事さが身にしみる。クッピーラムネを朝ご飯代わりにしていた罰が当たったのだ。
そうそう、今回改めて感じたことがあった。それは東京の病院と地元の病院との入院生活の差。その差とは、「人とのふれあい」。これが全然違う。地元の病院は、朝になれば全部カーテンを開けて、大部屋の同室のみんなは「おはようございます」と挨拶を交わし、一緒にテレビを見たり、お見舞い客からの差し入れをみんなで分け合ったりが当たり前だった。退院してからも患者同士手紙をやり取りしたりもしたし。
しかし東京の病院では、一日中カーテン閉めっぱなしで挨拶を交わす事もなく、誰が入院してきて誰が退院して行ったのかさえも、同室だというのに解らない状況だった。これにはアツミは本当にビックリした。東京とは寂しい街ですばい。
よっしゃ、ようやく社会復帰!また明日から頑張って行くのだ!