アツミは小さい頃、日曜日の午後などに、こっそり母のレコードをよく聴いていた。
母はどうやら若かりし頃、音楽が好きだったようで、たくさんの歌謡曲のレコードを所有しており、母のタンスの引き出しには、引き出しがギリギリ閉まるくらいにレコードが詰め込まれており、それをこっそり聴いていたのだ。
母が別に買った、小さなレコードプレーヤーもあったんだけど、アツミが物心ついたころから中学校くらいまでは、母の寝室には、母が結婚前に買ったという、観音開きの巨大なレコードプレーヤーもあって、でも、それは壊れかかっていて、ゴキゲンがよいときだけしか動かなかったけど、そちらのほうが音がよかったのでそのプレーヤーがゴキゲンなときはそちらで聴いて、ダメなときは小さなレコードプレーヤーで聴いていた。
それで母が若い頃に流行ったであろう曲を隅々まで聴いていたのは、今恐らくは役に立っていると思われる。
中山千夏さんに、小坂明子さん、坂本九さんなどなど、自分が知らない音楽がたくさん聴けたので、心が躍った。
しかしながら、未だに覚えているのは、小坂明子さんのレコードの盤面の図柄。巨大ないもむしの絵が描いてあって、幼心にビビッていたどうやら調べたら、当時、エレクトラレコードというレーベルから出てたレコードには、いもむしの絵が描かれてたらしい。見てみたい方はググッて見よう。かなりリアルで怖い。。。。。
だから、昔の曲は、母のレコードから知った曲が多い。そこから、母が当時聴かなかったと思われるジャンルにも興味がわいて、小学生なのに吉田拓郎さんとか、岡林信康さんとか、長渕剛さんを聴きあさり、ギターを弾くという流れになっていった。
音楽好きは、母譲り。
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