アタックチャンス北原のブログ

福岡のバンド、アタックチャンスのメンバー北原のブログです

楽しみにしてたんだけどなぁ

2016年06月18日 | 音楽
リッチー・ブラックモア師匠が久しぶりにロックに帰ってきて
レインボウ名義でライブやってくれました。

私ゃこれ楽しみにしてたんすよね。
ガキんちょの頃、ギター弾き始めた切っ掛けがリッチーですから。

最近の世の中は便利なもので昨日ドイツのフェスでやったライブが
もう自宅で観られます。
ありがたいです。

ありがたいんだけど・・・・・・

観なきゃ良かった

正直言って期待してた物から遥か1万光年かけ離れたアクトでした。

だって、リッチーだよ?
キング・オブ・ハードロックギターだよ?
そりゃそういう姿期待しますって。

でもすっかり枯れて枯れて枯れまくってレインボウなんだか
リトルフィートなんだか分かんないようなバンド、演奏、パフォーマンス
緊張感もスリルも何もなし。
技量的にもかなり怪しい。
あぁ、観なきゃ良かった。

まぁリッチーも71歳のおじいちゃんだもんね。
仕方ないかもね。

でも新しいボーカリストは凄かった!
こんだけボーカルテクニック持った人がいることに心底びっくりした!
頑張って頂きたいものです、はい。

プロの本気と思い上がりと失意とこなくそ!

2016年05月14日 | 音楽
相変わらずMETAL RESISTANCE聞き狂っております。
ここまで中毒性の高いアルバムは久しぶりです。
つか日本のアーティストでは初めてですわ、はいはいはい。

で、相変わらず打ちのめされております。
自分と比較してしまう。
いや、しますって・・・・
同じ曲書き、楽曲製作者としてしますよ、そりゃ。

完全に作りこまれた作品ですから、うちらみたいなオーガニックな作品とは
性質が違うとは分かっているし、ちょっと前まではそういう作りこみを
バカにしてた部分ありました、私。
「所詮ちゃんと出来ないから修正してんじゃん」みたいな・・・・・
ところがこうまでやられちゃうとねぇ・・・・
逃げます、逃げ出します、私。

つまり私ゃ思いあがってたんですね。
な~にがプロだ、大した事ぁねぇじゃねーか。
もはや制作環境にも大差なく、むしろ楽曲制作能力は俺が上だ、
とかまぁ甚だしく勘違いしておりました。
(洋楽の超大物は除く)
お恥ずかしい限りです。

プロが本気出すとMETAL RESISTANCEが出来上がります。
プロフェショナルミュージシャンの皆さま
勘違いしておりました。
ごめんなさい。
敵いません。
生意気申し上げてすいませんでした。

でもね、ようやくすこ~しだけ・・・・失意から回復しつつあります。
こなくそ!畜生、負けねーぞ!とか・・・・ちょっとだけね。

アタックチャンス、がむばります!
うす!

あ、でもパフォーマーとしては死んでも敵いません、はい^^;

METAL RESISTANCE

2016年05月07日 | 音楽
BabyMetalに完落ちして以来、最新アルバムの
METAL RESISTANCE聞き狂っております。

最近私が聞いてたのはインディーズのCDが多かったのです。
メジャー流通の曲も勿論聞いておりました。

今にして思えばですが、最近どの音源も音が軽かったと思います。

これは批判しているのではありません。
音楽制作のお金がかけられない時代です。
DIY的な制作も当たり前になってるし、そもそもMP3化を前提にした
録音なんかも当然の世の中ですから。
それを否定も批判もしません。
うちらのデモもそういう流れで作っているのは事実です。

で、METAL RESISTANCEです。

もう何年振りだろう?
いや、何十年振りと言っても良いでしょう。

これぞプロの仕事!ってアルバムと思いました。

楽曲の作り、制作方法、録音方法、マスタリング・・・・
全てが別次元です。

コンプ掛けまくりっす・・・・・それがどうしましたか?
倍音ふかしまくりっす・・・・・カッコいいでしょう?
それ以前に曲の仕掛け・・・・・出来ないでしょ?誰も

とか言われてるみたいです。

もう次元が違う。
昔ってそうだったんですよね。
アマチュアとかセミプロとプロの音源は絶対に違う。
全くレベルが違ってました。
最近それが極めて曖昧になった。
アマやセミが使える機材が低価格化、高品質化してるのもあるでしょう。
でも逆にプロの品質も落ちてきてると思います。
もはや音源のクオリティの差別化がプロもアマも曖昧になってました。

でもMETAL RESISTANCEは違う。
俺らには逆立ちしても出来ない、作れない。
そんなプロの凄みをひっさしぶりに体感しました。
正直打ちのめされてます。
こんなの作られたらもう音楽止めるしかねーじゃん、
恥ずかしくて曲作ってますとか言えねー、位衝撃受けてます。

ちょっと立ち向かうには壁が高すぎる。
でもヘッドフォンで細部にわたって聞き取ろうとするなんて
ホント何十年振りです。
いつか自分の曲にフィードバック出来るように頑張ります。
うす!

機能性音楽(私がBabyMetalを好きになった理由)

2016年05月05日 | 音楽
私がリアルタイムで影響を受けたのは60年代後半から70年代の洋楽です。
当時はまだ辛うじて「表現」としての音楽がメインストリームにありまして
生きる意味だとか存在価値とか、そう言うめんどくさい事を激しい音に乗せて
やはりめんどくさい10代である我々にミュージシャンが届けてくれてました。
ある意味幸せな時代でしたね。
その後音楽に大金が動くようになったらあとは皆さんご存知の通りです。

最近BabyMetalに弩ハマりしております。
メタルもアイドルもほぼ私の守備範囲外です。
ただベビメタの音楽は「何かスゲェ作りだな」とチラチラ横目では観ておりました。
ただそれはスタッフの優秀さに感心する、以上でも以下でも無かったと思います。

転機は先月発売されたニューアルバム、「METAL RESISTANCE」です。
音楽ニュースでやたら絶賛されてて、ほぉ、またスタッフワーク凄いのかな?と
軽い気持ちで公式サイトのRoad of ResistanceのPV観てしまった訳ですよ。

もう度肝抜かれました。

80年代以降、軽音楽は機能性音楽になったと私は思っております。
踊るため、暴れるため、嬌声を上げるため。
アイドルとかメタルなんてのはその最たるものだと思っております。
(別に否定してる訳ではないですからね)
その機能性音楽の最たるアイドルメタルに度肝抜かれました。

サウンドは相変わらずどころか、益々先鋭化しております。
十分な大衆性を散りばめながらアバンギャルドな事しているなんざ
形は違えど全盛期のツェッペリンの方法論の様です。

しかし、音が凄い、だけなら良くできた企画だね、で終わりです。
そうではなかった。

演者である女の子3人が、言わば「企画」を追い越し始めているのです。
そこに明らかな「リアル」が存在し始めています。

私が子供の頃ロックに打ちのめされたのはその「リアル」でした。
それが、こんな歳で、こんな予期せぬ所からあの「リアル」が提示されてしまいました。
あてがわれた歌、あてがわれたファッション、ダンス、コンセプト。
それらを演者が追い越し始めているのです。
しかもそれが10代の女の子です。

まぁ時代は変わったのですね。
斜に構えるのは簡単ですけど、私は素直になります。
BabyMetal凄い。
是非このまま進んでいって貰いたい。
俺らが子供の頃、必死で英語の歌詞覚えたように、
外国の人に日本語の歌詞を覚えさせて頂きたい。
皆さんもアイドルだメタルだと抵抗おありでしょうが
一度観てみられてはどうでしょうか?
お勧め致します。

プリンス

2016年04月24日 | 音楽
熊本、まだ揺れてます。
とにかく今回余震が嫌です。
もう本当に止まってほしい。
いい加減気が滅入りますわねぇ・・・・・これじゃ。

さて、そんなもやもやした中、プリンス死去のニュース。
正直言って私そんな思い入れのあるミュージシャンではありません。
勿論嫌いじゃないし、その才能のとんでもなさは十分存じております。

でも思い入れているまではいってない。
何でかなぁ?と考えてみたらまぁあれですよ。
簡単に言うとですよ。

凄すぎてあっけにとられる

なわけですよ。

初めてプリンス知ったのは恥ずかしながら人並みでございまして
パープルレインでございます。
When doves cryですね。
一聴してなんじゃ?こりゃ、でございました。

何か変なのにポップだしファンクだしエレクトロニカだし
ある意味「気色悪っ!」でございました。

当時は分からなかったけど、今思うと要は1曲に詰め込まれた情報量がとんでもなく多かったんですね。
アレンジが複雑(まぁ実際複雑だけど)とかって意味じゃなくて、発想、主張、それを具現化する音像
テクニック、あまりにも巨大で1曲でアルバム1枚分位ありましたわな。

だからもう凄すぎて参考にもならない。
彼岸の彼方の音楽な気がして体温を感じない。
JBのファンクは体温感じてるし熱量暴発するんだけど
プリンスのファンクは体温感じない。
逆にクールダウンする感じでございました。
だから感心するし参考書としては最高なんだけど思い入れられない。
そんな感じでしたね~

ただ天才ですよね。
世界は偉大な才能を失ったと残念でなりません。
私にあの才能の1%でもあったなら・・・・・世界に打って出られただろうに・・・・
年齢近いのに音楽家として何一つ比較にならない。
あ、身長だけは勝ってるかも・・・・^^;

R.I.P プリンス。
孤高の天才。