昨日は家の近くにある映画館が1000円の日だったので、
映画館に行ってきました。朝イチの上映で観てきたのが
「ツレがうつになりまして」 です。
これは細川甜々さんの原作で、僕も原作を当初から読んでいたのです。
僕自身もうつ病や併発しているものとかで、
それこそ何十年と苦しんできたひとりなのですが、
この本と出会った事で、ひとつの安堵をおぼえた感じになりました。
そして映画を観て改めて当初の自分の考え方とかを思い出して
感慨深いものを覚えましたし、本当に映画化されてよかったなぁ~と思いましたよ。
あらすじとしては、原作に割と忠実な部分と変えたりデフォルメしたりした部分とが
7:3くらいじゃないのかな。と思います。
でも大きく変わったのは家が一軒屋だったりする事や
喧嘩のシーンなどが思ったより軽い事と、ツレの未遂事件の下りくらいのような。
あと、原作のテンさんの方がもうちょっと口や態度が悪い(笑) とか
恋愛的要素が二人の演技の中に垣間見える所。
あ、それと実家の方のお話が少し入ってるのも違うところ。・・・あれ?割と多い?
でも、基本的には原作に忠実だし、うつについての認識にも気を使っていたし
それでああいうラブストーリーな一面が描けるのは、
やっぱりマンガに無い間合いやしぐさを脚本や宮崎あおいさんと堺雅人さんの
演技で見せる空気感やしぐさなんだろうなぁと思います。
あおいさんはツレを支えながらも「守ってもらってきた」という感謝や
ツレがうつになるまでと変わらないスキンシップをしようとする妻だったし
ツレの堺さんも包むような所がちゃんとあって、とてもいい夫婦に見えたしね。
ネタバレになっちゃいますが、結婚式を挙げた教会での同期会っての?
あれのシーンは凄く感動しました。
ツレがうつになってから振り返って、テンさんが語るシーン。
映画の中でも映画を観ている人たちの中にも涙してる人が続々と。
そして僕も泣いてしまいました。このシーンは本当に感激もするし
夫婦とか大事な人との絆について深く考えさせられるものでもありました。
7年目のツレがうつになりまして。
そういえば原作の最新作「7年目のツレがうつになりまして」で
細川さんが映画化に際して、いろいろな小道具づくりをしたと書いてあり
実際にそれを映画で観る事も出来たのですが
映画を観る前は「何でそんなに小道具が必要なのか?」とも思いましたが
映画を観ながら、ひとつだけ思った事が
あ、ツレのビジュアルが違うからか(笑)
という事だったのでした。すんません、失礼なやつで(-_-;)
ちなみにラストの方のシーンで、「ツレうつ」の本が出来たと
テンさんがツレさんに見せるシーンがあるのですが
その表紙の1か所大きな違いを見つけて、
ちょっっっ(´Д`)と思った事も内緒です。←書いたら意味がない。
2時間弱の映画の中にのんびりとつかりながら
涙あり、笑いありでほっこりした空気の中で
うつ病になっちゃったけど、繊細で本当に愛あるツレと
ツレの病気に向き合ったテンさんのおおらかさとが
たっぷり味わえましたよ。
※この内容は自分のBLOGにもUPしています。検索で来て二つ々内容があったらそれは僕です(-_-;)