徳島では、知る人ぞ知るこの下駄、
贅沢に1級材を使用、鼻緒も太めの物を使用して
(鼻緒の使用素材にも秘密が)
足の負担を低減しています。
歯も、通常の利休下駄に比べて1㎜太く作っています。
ほんの1㎜、たった1㎜ですが、この結果強度がアップしています。
この下駄は、職人さんが心を込めて
一品一品仕上げた物ですので、
生産数が少ないです。
なので、毎年お盆間近では品薄になります。
実は、今年(平成30年)、徳島市内で取り扱っていた
お店が閉店したそうです。
もう、うちだけの取り扱いです。
少し寂しいですが、、、、、
さて、この下駄の欠点は???
強いていうなら
通常の利休下駄に比べれば少しだけ重いかな?
これは材料の質だから、欠点では無いですが(笑)
あとは無いです。(店主の主観です)
そうそう、色塗りで若干のムラができます。
これは、使用木材が良いので色を弾きます。
そのため、少しだけ色ムラが出ます。
通常の利休と持ち比べたらよくわかりますが、
ほんと木(材質)が違います。
よく、作った物を見れば作った人となりがわかると言います。
この下駄を世にだしてくれた職人さんに感謝しつつ
商いしています。
この下駄の歴史
昔、徳島市内にあった、履き物店が販売していた下駄がルーツです。
その履き物店が閉店したのち、ある阿波おどり用品店が
受け継ぎました。そのお店の店主の方が、
阿波おどりで使うための様々なアイデアを投入。
そして仕上がってきたのがこの下駄です。
何とも歴史がありますが、職人さんもお歳を召してきていますので、
作られるうちは、守り続けたい一品です。