男踊り足袋は、底にゴムをひいた物が主流でしたが、
いろいろ改良されて、現在はクッション入りが多くなりました。
当店では、靴底足袋と、この雲海を扱っています。
この二つの足袋、かなり特徴が違いますので、今日は雲海のお話。
この足袋の特徴は、
底クッションはもちろん、
フラットな底で
(足袋)本来の趣があります。
そのため、ステージや室内使用感は、
靴底足袋はこの雲海に遠く及びません。
雲海が優れています。
細やかな足捌きには最高かと(店主の感覚ですが)
それと、あえて伸びる生地を使用していません。
昔、最初にクッション足袋を開発された方から、
サイドにステップしたときや、摺り足で引きこんだときに
伸びる生地だと若干の違和感を感じるから、男踊り足袋に
伸びる素材は不向き
と聞いた事があります。
この雲海も伸びる生地を使用していないので、
その辺りのことを考えてでしょうか?
また
作りは日本製なので、かなり良いです。
さて、悪いところ、、、、
そうですね、
もし靴底足袋のクッションに慣れていれば、
クッション性は雲海が劣ります。
これは、中敷き1枚入れたら解決ですが。
価格は、私は適正価格と思うのですが、
あえて靴底と比べれば
少し高いです。
ただ、最初に書いたように、
うちで扱っている男踊り足袋2つは
特徴(個性)がかなり違います。
ケースバイケースで、使い分け。
これが私の結論です。