見た展覧会は3つ。
名古屋周辺をはしごし、作品をたくさん見てきました。
帰り道。傘を忘れた私達は立ち寄ったカフェに戻りました。
そうだお買い物もして行こうよ!とさらに戻りその帰り道。
前を歩いている方が私の作品を身につけているのを発見しました!
見つけた時は娘とテンションが上がりました。
あれ、絶対そうだよ!あれは私の作品だ!
話しかけよう!すぐさま、話しかけました☺️
「あの、突然すみません、その鞄を染めた者です!職人をやってまして、、、、えっと、、、、使ってくださり本当にありがとうございます!!」
話しかけ、作品を見た瞬間にタカシマヤ、、、2年前、、2021年、、、凛九、、、工芸展、、、1月、、、京都のお母さん、、、向き合い染め上がり、縫われてく、ぱーと映像のようなものが頭を流れました。
色あざやがな鞄。
色は健全でお嫁に行っても可愛がられている作品の姿に嬉しさが込み上げました。
あまり長く話しかけては失礼だと、足早にお礼を言って立ち去りました。
そこからがまた嬉しいエピソードです。
17年間職人をやっていて、アトリエを構えてからの3年間は1000点もの作品が世に羽ばたいています。
でも、街で目をするのは知り合いの方の作品ばかりで、いつか自分が出かけた作品を身につけている人にバッタリ街で会うのがずっと夢でした。
一緒にいた4歳の娘が
すごいね!ママ!
ママずっと言っていたもんね!
本当にすごいよ!と一緒に喜んでくれました。
「ああやってママの作品つかってくれているんだね!夢って叶うんだね!藍ちゃんもママみたいに頑張るよ!」
この言葉か4歳の口から出た事が物すごく嬉しかったです!ガッツポーズをして飛び跳ねた娘。
いぇーぃとハイタッチしました😁
駐車場のお会計をしようと精算機の前に到着。
振り向いたら先ほどの方がいる😳😳😳😳え!!!!!!
なんと帰り道の方向が同じで再度バッタリ。
私の携帯は充電がきれてしまっていたのですが一緒に写真を撮っていただく事ができました🥰
「作品を身につけている方に街でバッタリ会うのが夢だったんです!17年間思い描いていた夢が今日叶いました!」再度お礼を言いました。
後からわかった話ですが、同じ展覧会に見に行っていた帰り道だった事、買ったときの一目惚れエピソードなどを伺いました。
嬉しかったですね。。。
職人やっていてよかったと思った瞬間でした。
初めて挑んだ工芸展では、凛九での参加でした。持って行った鞄は3つ。
そのうちの1つは早い時期に売れたのでした。もう引退してしまっている縫製のお母さんは、縫製工場を運営していた奥様で私の姉の旦那さんのお母さんが縫ってくれたのでした。お母さんがつくる作品すきだったな、、、、もう作る事ができない幻の鞄。
そして何度も向き合い挑戦し染めた生地。完成から販売までにいたる思いに酔いしれる私でした😚
余談ですが、
歩いていたら「あ!あれ、絞りのあやさんじゃない?」「あ!本当だ!」と今日そんな声が聞こえてきました。うー😆嬉しいぞ!
7年前ドキュメンタリー番組明日への扉で語った「有松鳴海絞り🟰大須賀彩ってなるまで行きたい」このセリフが、、、叶いつつあります。これからまたその道を歩んでいきます。