手筋絞りを使ったボレロと同じ生地で作ったワンピースを初めて販売しました。
サイズがフリーで、エレガントで夏の日差しから守ったり、夏の冷え込みすぎるエアコンから守ったり、洗える気軽に使えるそんなアイテムが作りたい!と一生懸命考案しました。その時は10着ほどしか作れずでしたが、完売。
さらに作り始めたら短く裁断されてしまいその20着ほどは1年かけて販売していきました。
(それも大事件ではありましたが短いのもそれはそれでありだと前向きにそう思いました^_^)
さらにその1年後、アトリエをオープンした頃にデザイン、生地、染め方、絞り技法、ごっそりあるファンの方に盗まれて似たような生地を出されてしまいました。
ショックでしたね。
それを知る3日前にその方がアトリエに来て笑って対応してしまったんです。
似たような生地がでてしまっているのは家族は知っていたみたいですが、私はつゆ知らず、名字変えながらsnsを何度もアカウントをつくり少しずつ私に近づいてきたある女性に笑って対応してしまいました。
会ったことある方で、私の商品を素敵ねと言い、オーダーがあり何点がお作りもしていました。
初めに不審に感じたのをそこで、はっきり本人に言うべきでした。
知ってる人だったら余計ショック。
その後だいぶ苦しみましたが、1年経って乗り越えた私はさほど気にならなくなりました。
本当に許せなかったし、
すごく恨んでいたけど、
それは意味がない事に気付いたし、目の前の応援してくださる方に目を向けたいと思うようになりました。
努力してきた自分は自分が一番知っているし、染めて作っている時に私は毎回楽しかったのです。
今もそうですね!楽しいです。
ブログを始めた当初、私はまだ傷が癒えておらず家族は愚痴や誹謗中傷を書かないかヒヤヒヤしていたみたいです。
でも、そんな発想は全くなく、
立ちはだかった壁にどう自分が乗り越えるのか、繰り返し、繰り返し戦いました。
多くは書きませんが本当にいろいろありました。
でも打ち勝った今、手にしたものの方が多いです。
結局なにがあっても戦いは他人ではなく「自分」なんです。
あれほどショックな事はないくらい深く傷ついたけど、乗り越えられたから何があってももう動じない絶対的な自信がつきました。
似たようなデザインやテイストが出回る事はファッション業界や伝統工芸にはよくある事みたいです。それはテイストの定義はふわってしているし、技法や形は誰のものではないからとされてしまっているからです。
snsでの誹謗中傷があったとしても戦う術は今のところありません。間違ったことがそのまま進んでしまう事がやっぱり普通に存在しています。
中にはブランドロゴを後輩に盗まれましたと言う方がいらっしゃいました。
たしかに誰のものってわけじゃないけど悪質です。
でもそれは普通に存在しています。
でも同じように誹謗中傷をしたり、それに囚われていてはいけませんよね。
初めはそんなふうに思えないよ!っておもっていたけど、今は心が穏やかです。
私、ついに乗り越えた!って1年経って思えたから
ブログに書きます。
ずっとあった心のザワザワが消えたのに気がつきました🥰
もしかしてまだあるのかもしれないけど、まず見ません。
めでたい奴かもしれないけど、私は私らしく穏やかに過ごす道を選びます。
私は10年後も20年後も30年後も40年後も50年後、、、そして60年後も絞り染めをやっているし、今みたいに笑顔で自分が信じた道を真っ直ぐ歩んでいるかと思います。
人生はまだまだ長いから笑わなくっちゃ♪
そう思います。