１０日間

やっと完読

移動時間、脳内リセットするにはいいかも



大人になったから解る、子供のころのキモチを思い出させてくれる

小学生から大人へ

恋愛小説であり、少女の成長物語だね




姫野カオルコ「ツ、イ、ラ、ク」




見た目から大人っぽい子って周りから言われ続けてる隼子がヒロイン

内面の大人っぽさから、そういう空気を醸し出してる女の子なんだけど

一人でいることが苦にならないし、同級生の男の子なんて子供っぽくて無理

自分を女性として扱ってくれる「男」しか恋愛対象にならないって思ってる隼子

ドラマの主人公を相手に空想の恋愛を楽しんでるんだけど、それがとてもリアルなんだなぁ

身体の成長を心の成長が追い越してしまって、他の女の子より先に大人になっていたの

中学生になった隼子が出会った川村先生との恋が始まるんだけど

恋愛感情持っちゃうんだ、先生も

嫌な生徒って思ってたのに、気になっちゃうのね、先生



立場上NGなことはわかってても、こうんな風に思っちゃう

「なんで、こんなガキの『つもり』を俺は気にしてんだ」

防御壁、決壊で先生は堕ちちゃいました

ツ、イ、ラ、ク・・・・・です



後半、大人になった隼子が同級生と語り合う場面

当時は知らなかったことも判明しちゃうんだけど、この部分もすごくいいなぁ

最後まで飽きさせません