卒業式の季節…ですね。
我が家からも遂に卒業生が。
保護猫団体から『譲渡不可能』の烙印を押されてしまったチャロ(上)とアビー(下)👇
可愛くてゴージャスなペルシャ猫さん。
ある時、可愛いから飼ってみたいと思った誰かが、ペットショップからペルシャの男の子と女の子を買ってきました。
去勢避妊手術はしませんでした。
1年経ちました。
家の中は40数頭のペルシャ猫さんたちがひしめき合い、ご飯やお水もまともにありつけない状況に。
そういうお家の中は、例外無くゴミ部屋かゴミ屋敷です。
排泄物は部屋のそこかしこにゴロゴロ転がって悪臭を放っています。
きれい好きな猫さん達には本当に辛い状況。
飼い主はもはやどの子が誰かも分からず、最初の数頭には名前を付けたかもしれませんが、その後に生まれ続ける子猫ちゃん達には、面倒になってそれすらもしなかったでしょう。
隣近所からは悪臭と鳴き声の騒音で苦情が。
これがペルシャ多頭飼育崩壊の現場でした。
チャロとアビーもこのような現場から保護されて来ました。
人と暮らしていたにはいましたが、可愛がられておらずまともにお世話もされていなかった為、ほぼ猫さん同士で生きてきたチャロたちは、家庭内野良。
まず、捕獲が出来ない。
預かりボランティアに渡したくても渡せない。
人に慣れてない猫さんは譲渡できません。
そんな理由で保護猫団体の建物内で、数年間過ごしたチャロとアビー。
私は6年前にアビーとチャロに会いました。
保護猫団体のお掃除ボランティアを始めた頃です。
人を見れば逃げる。
人が怖いんだ。
ごめんね、お掃除終わったら帰るよ。
いつも彼女たちに会うとそう思っていました。
アビーが私をじっと見る様子がどんどん近付いてきている気がすると気付くまでは。
試しにビニールの切れっ端をフリフリと振ってアビーに見せると、すぐ逃げてしまいました。
諦めずお掃除ボランティアに行くたびに家から持ってきたオモチャをアビーに見せたり振ってみたりしました。
段々と私とオモチャに慣れて遊び始めるアビー。
初めて私が手に持っている猫じゃらしにじゃれた時の感動といったら!
その日以降、アビーは私と遊ぶのを待っててくれるようになりました!
チャロも最初はすぐ逃げてばかりだったのですが、逃げるのが面倒になったのか、私の姿を見慣れたら触れるように。
でも何というか…無感動?無気力?
感情に動きがない子でした。
この子達は可愛い。
きっと慣れたらすぐ貰ってもらえるのでは?
保護猫団体の代表に相談してみました。
「あなたが捕獲できるなら連れて行って慣らしてくれていい」
捕獲に1頭につき30分😱
さすが「譲渡不可能」の折り紙付きだけありました。
ヘロヘロになりながら2頭を連れ帰って慣らしました。
あれから3年ほど。
実際は2年くらいで慣れていたんですが、保護猫カフェに場所が無くなかなか返せなくて。
ですが遂に昨日3/24日曜日、アビーとチャロは動物病院で検査(エイズなど白血病、その他健康診断)とワクチンを受けて健康のお墨付きを貰ってカフェへと戻っていきました。
さあ、2人のずっとのお家を探そうね。
おばちゃん手伝うよ💪😤
本日は長くなってしまい、申し訳ありませんでした🙇
では、またお会いしましょう🙋