さばいのめでじん

メモリアルパークツアー 



昨日、大学でスペイン語を習っている生徒を対象に、メモリアルパーク見学会がありました。
Parque conmemorativo inflexión までは大学から徒歩で25分程。

以前、散歩中に偶然この記念公園を見つけ中を歩いたことがありましたが、わからないことも多かったのです。今回は先生のガイド付きとのことで楽しみにしていました。


入口の石には、暗殺された人達が生前語っていた言葉が刻まれています。大統領選候補者、前法務大臣などなど。決して暴力に屈しないという彼らの強い意思があってこその、今のメデジンなのだとわかります。


その先の長い石。


小さな穴が開いています。夜になると、この穴の奥の電球が点灯されるそうです。
その数46,612個。1984年から1993年の間に、麻薬密輸組織との闘いで命を落とした犠牲者と同じ数。単純計算で、毎年4,600人超、毎日12-13人が亡くなり続ける10年間。


穴の空いた大きな石の反対側には、麻薬組織により起こされた爆弾テロの年表。メデジン市内で208件ものテロが発生。銀行、薬局、大学、スーパー、警察組織、商業施設など、テロの標的は無差別。麻薬組織との取引をしない施設、当時の資産家や政府関係施設などが次々と狙われています。

ガイドしてくれた先生のお話。"当時は若く、テロの意味がわかっていなかった。外出時に「気をつけて」と言われても何にどう気をつければいいのかわからなかったし、家にいれば安心とも思えなかった。ただ、麻薬組織との戦いが終わった時に、生き延びた、と思った。"

この後、殉職警官の記念碑の見学、メモリアルパークについてのクイズタイム、クイズ優勝者への賞品(スナック菓子)贈呈、現地解散となりました。

大学から外に出てのイベントはほぼ無いのです。1時間くらいでしたが、大変貴重な時間でした。

暑かった…。最後力尽きて写真も記憶もなし…。


見学グループに向けて、"メデジンで良いことは、パブロ・エスコバルがいたことだっ!"と叫んだ男性がいました。
麻薬組織の標的は、自分達と対立する層。政治や経済の中心にいる彼らを狙い、殺害し、略奪を行いましたが、その一方で奪ったお金を貧しい層に回していた。当時その恩恵に預かった層には、現在でもパブロ・エスコバル支持している人がいる、と先生が説明してくれました。



☁️☀️☂️19-30度



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