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自己満足で色々かいてる独りよがりブログです。

フラカン47都道府県ツアー「夢のおかわり2016」@熊本 Django 2016/11/18 らくがきみたいな(前篇)

2016-11-29 10:33:01 | 音楽?
大変時間がなく、ペンタブの調子も悪く、
今回は書けないかなと思っていたのでありますが、
今年のフラカンを締めくくる気持ちのよいライブであったので、
簡単にしたためておこうと思います。

ほぼらくがきで補完しているけど。
つまり、
私は文章で表現する力に乏しく、
(かといって、相当力を入れて描かなければ絵も稚拙で)
こういう感じが一番楽なのかもしれない。

いつものように、
MCは適当、雰囲気で書いております。


あんなに晴れていたのに、
フラカンライブは近づくとみるみる空はかき曇り、
ライブハウスに着いたときは土砂降りでしたよ。
さすがであります。



おうちがライブハウスで、
今回の震災で被災したギター少年、SGプレイヤーと、
一緒に竹安みようね!と約束していた。
それなのに私ときたら、ヤンフラで彼のチケットを取り忘れていたのですよ…とほほ。
ヤンフラ枠を譲ってくださった方ありがとうございました。
そして、一応取っていた一般チケットを引き受けてくださった方ありがとうございました。

そういうわけで、
無事少年と竹安がよく見える位置に着く。
少年は足回りやら、アンプやら嬉しそうに眺めていた。
(そして最後まで竹安さんを尊敬していた)

ニワトリSEから颯爽とメンバー登場。
小西は青、竹安は黒シャツにジレに旧いSGもって、グレートはまだ夏服の裸オーバーオール(この日はまだ汗ばむ九州でしたけん)、
けいすけは…チェックのシャツに、当たり前みたいに長いウールっぽいマントを羽織っていた。
古ぼけた毛布みたいな。
んーーーー以前のポンチョとも違うな。
どうしたいのよ。
これまでよりちょっと大きい水筒を置いて。

小西が大きく振りかぶってチェスト!

おお!景気がいいね!
けいすけがクルクル回るとマントがけいすけの肩から水平に振り回される。


そして、
爆音の竹安16ビートが鳴り響いて脳内。
あ、アゲてくるねーー!
長かったこの47都道府県ツアーもそろそろオーラスやもんね。
いや、あの「久しぶりのワンマン」だった大分とは別物ですわ。

セトリはあやかちゃんと相談しましてこんな感じ。

チェスト!脳内百景、夜空の太陽、パンクはうまく踊れない
冬のにおい、ラララで続け、若さなきすべての野郎ども
無敵の人、ビーティフルドリーマー
青い吐息のように、東京ルー・リード、発熱の男、虹の雨あがり
三十三年寝太郎、消えぞこない、星に見放された男、俺たちハタチ族
EN1)深夜高速、ロックンロール、ヨサホイ(世界を止めて挟みバージョン)
EN2)さよならBABY

夜空の太陽では、
けいすけがグッと足広げてジリジリリズムを取っている。
最初に聞いたときみたいなギュッと辛くなるような感じがこの日はなかったのは、
セトリの流れのせいか、涙がたどり着いたところからずっと夢の近くにいるせいか。

そしてパンクだったから気持ちが上がる。
煮えない食えないエブリナイト言えると思わんかった。
あの短5度の竹安が不安定でイライラしていて好きである。

けいすけがポンチョ脱いでお茶ゴクゴク。

MC。
去年は武道館やって、
47都道府県御礼のライブやっているという話。
全員一礼。

け「きっと来てくれた人もいると思うけど」「もう、終わりが見えてきたよね」
九州はこれで終わりという話。

熊本は正確には1か月半前に来ていて。
デパートのツタヤの横でやって。
G「あれは道路だよね」

G、けいすけのポンチョ(マント?)
G「これだけどさ…すごいんだよ。(弾きに)行きたいんだけどさ、(ポンチョ)当たるし、
埃がすごくて。なにか舞ってるからね!」
け「ライブハウスなんて汚いもんですよ!いや、ここがってことじゃなくて、どこのライブハウスも!」
G「でも、これはひどいから、洗っていい?」

G「明日、クリーニングに出しとくから」
け「会社で払ってよ!」
(そんなことより、
ポンチョを脱いだら露になった、けいすけのシャツの後ろの綻びが気になるんだけど)

ジャンゴに来る前は、
バトルステージでやって、コッチの都合でいろいろあって、
あんな風にお客さんに迷惑かけたくないなと思ったとけいすけ。
(あの件はもういいよ)

けいすけ、
今27年で、来年28年だけど、
奇数だけ祝っていこうかと提案。
け「27年、29年やってさ、あえて30は飛ばして、31,33と…あれ?35は?偶数?3で割れないのが偶数だっけ?」
G「……2で割れるのが偶数だよ?」
け「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ?」
G「それは√2でしょ?√3がヒトナミニオゴレヤで」
け「中学の数学の先生の…」
G「もう数学の先生の話はいいよ」



冬の定番、冬のにおいを聴いていてから、
唐突にご陽気なサンバのリズムでラララだったので驚いた。
この曲を初めて生で聴いたのはキュウちゃんで、
あまりに複雑なリズムをキュウちゃんがヒョイヒョイっと叩くものだから、
(いや、新譜チェスト!含めたライブ分を数日で叩いてしまったキュウちゃんがすごいんだけど、
キュウちゃんを汚いフラカン号に乗せて、ツアー始まりにもらえると噂のおにぎりをほしがった上に、あまつさえウインナーもほしがったフラカンメンバーがすごいし、
本当にウインナーをもってきてくれたキュウちゃんがすごい…というどうでもよい記憶がよみがえった)
あのときは、小西これ叩けるのかな!(こらこら)と思ったのだけど、
ソツなくフラカンらしさを崩さず控えめに叩いてたキュウちゃんとは全然違う、
力強いサンパのリズムが、いかにも小西で、いかにもフラカンで、
やっぱり小西やなぁ!フラカンは小西がいいなぁ!と興奮して見ていた。
(世界で一番好きなドラマーはキュウちゃんだけど)


どこだったかな、
竹安のプリングオフはすごく力強くてカッコいいなと思いました。


それから、若さなきすべての野郎ども、
TOPSで初めてかけた時と全然違う!
ちゃんと曲としてこなれてきているというか、
あのときは出来立てのほやほや過ぎて探り探り感がすごかったけど、
これが音源になるんやなぁと思う。


ピッチを上げてかかなければ。


無敵の人のCメロの「ありがとう」でマイナーに上がるとこでキュンとするんだなと気付いた。
頑張ってる人も見守ってる人も言葉要らないのだろう。
見守ってもらってるのわかってるけど!お礼を言う余裕もないのを、
見守っている人はわかってるんだろう。

そして、
ビューティフルドリーマーとか「一番最新で出た曲になる」と青い吐息のようにとかに、
一定の感傷があったのは、
ああ、しばらくこの曲たちを聴くことはないかもしれないし、
もしかしたら最後になるのかもしれないとか思ってしまったから。

一つのタームが終わるというか、
武道館に向けての1年とか、お礼の1年とか、
武道館を挟んだ2年の長い長いツアーが、
終わるんだなぁと思った。

ステインアライブとか、おかわりとかに共通する、
生とか死とか夢とか、
そういう、振り返ったり遠くを見たりする時を超えて、
もう一回、若さなき~みたいなヤケクソ期に入るんかもしれん。

この辺はけいすけアコギ抱えっぱなしであります。
竹安はビクスビー付きSG。


前後しますがMC。

Gは若さなき~が好きという話。
あの、Bメロ終わりの早口になるところが好き。
バンドも歌もうまくなる!とのこと。

新曲も本当は完成していないけど50曲くらいある。
だから新しい音源を出す予定。(うぉー!!)

自分たちはライブがあるからいけないけど、
BRAHMANの筋肉のボーカルの人が主催のライブがアスペクタであるので行ける人は行ってください。
片平里菜ちゃんとか出るの。
G「行った人は、僕たちが宣伝していたよ!って言っといてね」
筋肉の人強いからね(なぜか絶対に名前を言わない)
け「腕力がすごいからね。喧嘩したら負けるよ」
G「口では負けないでしょ?」
け「口もすごいから!口喧嘩しても負けるよ!」


熊本大分応援のキーホルダーで集まったお金を4人で南阿蘇に持って行った話。
小倉で揺れは小さかったと思うけど、あの地震を体験して、
小倉のライブ開催をとても迷った話。

阿蘇はまだ土地にひびが入っていて、
大学の近くの橋も落ちてしまっていて、
まだこんななのかと愕然とした話。

ありがたいことに、仮設住宅に上げてもらって、
「おかあさん」に歓待を受けて感動した話。
け「こっちは上げてもらってるのに。お菓子とかミカンとか」「お菓子おいしかった。ミカンはおやつじゃないけど」
G「お菓子の話はいいから」

けいすけ、
ひび割れから植物が生えてて、
あれ、タンポポじゃないのかと思うんだよね。
花は咲いてなかったけど。
そのとき…すごいなぁと思って。
あのままにしてたらきっと花が咲くんだなぁって。
もちろん、ひび割れはよくなってほしいけど、
植物もすごいなぁって。
どっちがいいってことでなく…

私の思い出を一緒に書いてしまって申し訳ないのだけど、
思い出していた。
初めに岩手に行った5月。
荒れ果てた土地に命が戻ることはないような絶望的な気持ちになった。
次に8月に行ったときに、
流された土地や、朽ちた建物や、瓦礫から、
雑草が生えていたのを見て泣きそうになった。
命があると。
そして、雑草は強いと。

言葉にならないけいすけから、
青い吐息に入ったと思う。
たぶん。


東京ルー・リードの透明感のあるスキャットを聴きながら、
やっぱりこのツアーの終焉を感じていた。
「夢」がテーマの長かったツアーが終わるんやなぁと。
夢のルーツ思い出し、未来にブーツで出かける決意が、
静かな青いガスコンロのような熱を帯びているように感じるのは、
青い照明のせいか。
決意に奮い立つ夜の底が冷たく青く沈むような感覚は、
けいすけの歌い方のせいか。



いかんいかん!こんなにまじめに書くことは求められてないでしょう!
気分を切り替えるためにいったん終了。
後篇へ続く。


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