鳥の祖先は恐竜!?

2011-10-01 | インポート

こんばんは☆ ヒデです。

いつもブログを見てくれてありがとうございます。

今日から10月ですね!

10月というとオイラにとって特別な月でございます。 遂に30代になるしね!

でも、やっぱり10月といえばF1日本GPでございます。

今年は、来週の金曜日(7日)から開幕し、決勝は9日(日)に行われます。

見どころは、なんといっても日本人F1ドライバーの小林可夢偉選手。

去年の日本GPで見せた鈴鹿サーキット、ヘアピンコーナーでのオーバーテイクショーは衝撃的で超激アツでした!!

今年は、ヘアピンに観覧席ができるぐらい注目のコーナーになってます。

もうひとつの見どころは、ドライバーズポイントでトップのベッテル選手が年間のドライバーズチャンピオンを日本GPで決めることができるのかということ。

今年圧倒的な速さを見せつけたベッテル選手とレッドブルの最強チーム。 この日本GPでも速いことは間違いないと思います。 このテクニカルな鈴鹿を2年連続で制覇しているベッテル選手がチャンピオンを決めるのか注目です。

他にも見どころはたくさんあるけれど、来週末の日本GPに向け、ちょっとずつお伝えしたいと思います。

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さて、今日は明日まで上野の国立科学博物館で開催されている「恐竜博2011」に行ってきました。

恐竜は、昔から大好きで毎年必ず見に行ってますが、今年は最終日の直前に行ったせいか、めちゃくちゃ混んでました。

今年の恐竜博は、一度原点に立ち返るといった意味もあり、ティラノサウルスやトリケラトプスなど一度聞いたことがあるような恐竜が多数展示されてました。

確かに最近の恐竜博は、新種の化石を展示することが多く、あまり聞いたことがない恐竜ばかりでマニア向けだったかもしれません。

それを考えると、今年の恐竜博は幅広い人達が楽しめる内容になってたと思います。

ただオイラの個人的な注目は、アンキオルニスという羽毛の生えた恐竜で、恐竜と鳥の関係をせまる内容がないか注目していました。

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アメリカのイエール大学ピーボディー自然史博物館にある「爬虫類の時代」という壁画をご存知ですか?

この絵、写真に撮ることが禁止されてたので撮れなかったけど、恐竜の誕生した三畳紀から繁栄していったジュラ紀、白亜紀までを絵で表したものなんです。 オイラも昔、恐竜図鑑でみたことがあります。

この絵が描かれたのが1940年代、当時の恐竜に対する認識と今の恐竜の認識では、どう変わっていったのかを今回の恐竜博では時代を追いながら説明されてました。

まずは、恐竜の起源である三畳紀から!

写真は、エオラプトルとエオドロマエウスという恐竜の化石。 このふたつの化石を見ると恐竜の誕生がどれくらいだったのかという謎に迫ることになります。

これらの化石は、南米にある三畳紀後期(約2億3千万年前)の地層さから発掘されました。 それより昔では、恐竜の化石が発掘されていなかったので恐竜の誕生は三畳紀後期の南米あたりと言われてました。

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しかし、この恐竜らしきものの足跡化石を見てください。

この化石はポーランドから発掘されたもので、なんとその年代は三畳紀前期(約2億5100万年前)のものと言われています。

よって恐竜の起源は、三畳紀前期までさかのぼる?ってことになります。しかも場所は、ポーランドだからヨーロッパ?ってことにも・・・。

三畳紀の地球は、ひとつの大陸でつながってましたが、地球の北半球と南半球、どちらで恐竜が先に誕生したのか気になるところです。

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次は、ジュラ紀について。 ジュラ紀を代表するに肉食恐竜といえば写真のアロサウルスでございます。

強固なアゴや歯、そして後脚と前脚に見られる鋭く大きなカギ爪は、カッコイイを通り越して怖いくらいです。

このアロサウルスも爬虫類の時代が描かれたときとは、認識がすこし変わっています。 それは、尻尾なんです。

昔は、尻尾を地面につけて体のバランスを取っていたと考えられていました。 ゴジラみたいな感じです。

でも最近の研修で、尻尾は頭、胴体と水平にしてバランスを取っていたことがわかりました。 だから最近の恐竜の化石は、尻尾が地面についているものが少なくなっているのも事実なんです。

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もうひとつ草食恐竜の代表は、ステゴサウスル?に見えますが、名前はヘスペロサウルスです。 系統は、ステゴサウルスと同じ剣竜類になります。

特徴的なのは、やっぱり背中に生えているプレートでございます。 このプレートは、近年血管が張り巡らされていたことがわかり、体温調整の役割があったといわれています。

こういうのを見ると恐竜の進化っておもしろいなぁ~と思うわけです。 同じ草食恐竜でも首を長くしたものや大きな角を持ったもの、そしてヘスペロサウルスのような大きなプレートを持ったもの。

どのような環境がその進化を促したのか、謎はまだまだ深まります。

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ジュラ紀後期に登場したものといえば、鳥類の誕生である。

今でも最古の鳥類と言われているのが、アーケオプテリクスであります。

えっ?何それ??って

別名、始祖鳥と呼ばれています。これなら一度は聞いたことがあります。

今年は、始祖鳥と命名されてからちょうど150周年ということもあり、恐竜博でも始祖鳥と恐竜についていろいろ展示されてました。

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この写真が、最新の標本、中国で発掘されたサーモポリス標本です。

昔は、始祖鳥も現在の鳥同様、地面から羽ばたいて自由に空を飛んでいたと考えられていましたが、最新の標本では羽の形状は鳥に近いものの、大きさが小さいことから、気の上からグライダーのように飛んでたみたいです。

そして何より注目すべきは鳥と恐竜の関係

鳥は、恐竜から進化したのではないのかということ。

数年前の恐竜博に、ミクロラプトルという翼を持った恐竜の化石が展示されました。 この恐竜は、始祖鳥と同じ翼をもってますが、骨格のつくりから恐竜に分類されています。 しかも前脚と後脚両方に翼を持っていて、生息していたのが始祖鳥の後であることから、始祖鳥とミクロラプトルは分類的に別物だと考えられていました。

やっぱり鳥と恐竜は別もの?っとなったわけです・・・。

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しかし、近年この写真の化石が登場したことにより、鳥と恐竜の関係をうめる手掛かりが少しではありますが見えてたと言われてます。

アンキオルニス、今回注目すべき化石のひとつです。

この化石は、ジュラ紀中期の地層から発見されました。 ということは、始祖鳥やミクロラプトルよりも前に生息していたことになります。

この化石も羽毛が生えていて、羽毛恐竜の化石です。 しかも羽毛は、ミクロラプトルと同じ前脚と後脚の両方に生えてます。 羽の形状も始祖鳥やミクロラプトルは鳥の羽の形状に近いですが、アンキオルニスは空を飛ぶには適していない形状になってます。

ここでこういう仮説が考えられます。 アンキオルニスの進化系が鳥類である始祖鳥ではないかということ。

すると鳥類の祖先、実は恐竜では!と・・・。

進化の過程上、鳥が何から進化したものかのか? 鳥から恐竜から?? その謎が解けたとき、オイラ達は今まで恐竜を食べていたことになりますね!

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最後に白亜紀の恐竜をご紹介。

オイラが一番大好きな恐竜であるトリケラトプスです。

久々に前身骨格のトリケラトプスを見て、ちょっと興奮です!

トリケラトプスって、そんなに大きくない恐竜に思われがちですが、実は化石を見るとかなり大きかったことに驚きます。

現存している動物では、像に大きさが近いかもしれません。

このトリケラトプスでも最近わかったことがあって、それは前脚の構造なんです。 今までは、ワニやトカゲのように足が横に突き出て、はいつくばった形で歩いていたと考えられていましたが、実際は垂直に真下へ伸びていたことがわかったのです。

だから化石の形も昔と今では違うように展示されています。

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今回、最大の目玉であるティラノサウスルの化石です。

待ち伏せしているティラノサウルスということで、しゃがんでいました。

やっぱりティラノサウルスは、デカイです。 しゃがんでいるのにこの大きさ。 個人的には、立ってもらって大白色を感じたかったな!

何故、今回じゃがんでいるのか? そこにもポイントがあります。

ティラノサウルスって、大きなアゴなど大迫力のわりに、前脚が小さくって「あれ?」って思うこともありました。 ジュラ紀のアロサウルスでは、前脚が大きくて獲物を狩るときに使ってたんだろうなぁ~って想像がつくけど、ティラノサウルスはあきらかに獲物を狩るためではなさそう。

近年、その前脚が何のためなのかわかってきたといいます。

それは、しゃがんだ状態から体を起こすために使っていたというものです。 CGの映像でも紹介されていて、この大きな体を起こすためには大切な役割であったと感じました。

今回、恐竜博2011に行ってみて、何億年前に栄えていた恐竜の時代、その謎を解くべく研究している人達の思いをとても強く感じました。

もし鳥の祖先が恐竜となれば、また鳥の見方もかわるかもしれません。 だって日ごろ、恐竜を食べているなんて、思いもしないからね・・・。

オイラもこういうのを見て勝手に恐竜の進化について仮説を立てて思いを寄せるのであります。 これも恐竜博の楽しみ方の一つかもしれません。 ロマンだねぇ~


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