いよいよ今日からほぼ完成したホームページを見ていただき Super Language Player の機能を動画で見ることができます。
ALTの先生が使うに便利なスクリプトもPDFで見ることができます。お知り合いのALT先生やALTの先生と一緒に教える先生方に伝えてあげてほしいと思います。
さて、今日は To know is one thing, to teach is another. ということについてお話します。
英語圏から日本にやってきて生徒と英語を通じて交流を図る、というのはとてもいいことですが、彼らは系統だって、日本の生徒に英語を教える技能をもって来日しているとは思えません。私は多くの英語圏人の先生を雇ったことがありますが、こちら側がしっかりとした教え方を指導してあげないと、とても無理なのです。ところがしっかりした学習目標をたて、するべきことをしっかりとマニュアル化してやると、授業が見違えるようになります。そこから新しいアイディアも出てきます。ALTの先生にも不安がなくなります。つまりいくら英語ができて、知っていても教えることは別です。
よく理解できる人は「わからないということがわからない」という状態になりがちです。
そういう人は安易に「単語」などという言葉を初めて英語を習う生徒に使ってしまったりします。英語が苦手だった人が教える側になると「昔ここがわからなかったなあ」と思い、そのところを熱意を込めて教える、ということになります。
次に英語のリスニングについて書きます。リスニングの訓練をするには、耳をそばだてさせて、先生の言ったことに「動作で反応」する方法が一番のリスニング力養成の近道だと思います。
生徒に、
T: Stand up, please.
と先生が何度も言います。生徒はわかりません。わかる生徒が入れば立ち上がるでしょう。すると他のわからない生徒は Stand up というは「立て」と言ってるんだ、と思います。全員がわからない場合は、先生が両手を上げて立つことを促すような仕草をします。すると生徒はなんとなく「立ち上がります」
T: Good. sit down,please.
と言って下のほうに手で促します。それからまた Stand up, please. と言えば生徒は立つようになります。
このようなことはALTの先生にやってもらうことが一番です。
ホームページにはこのスクリプトを見たり、印刷したりできます。
英語の文には強くいうところと弱くてききにくいところ、あるいはリンキング(get up が ゲラと聞こえるようなこと)やリダクション(get to など最初のT音が消えてしまうようなことこと)がありますが、そういうことにも慣れてきて、自然に強く聞こえるところを捉えて、何を言っているのかわかるようになります。
ちょっと紹介しましょう。
T: Everyone, please raise your right hand.
T: Put your right hand down.
T: Raise your left hand.
T: Put your left hand down.
T: Look a side.
T: Look forward.
こんな感じから始まって、だんだんと長い文になっていきます。your も a も聞く場合、聞いているのですが、それに拘ることではない、ということもわかってきます。また先生がそう言うべきです。
このようなリスニング力をつける手法を Total Physical Response といいます。私たちはTPRと呼んでいます。
授業の10分。このようなことを繰り返しするのです。これは日本語を習う外国人にも有効です。
私はバリ島でこの方法を使って、数多くいたエステテシャンたちに教えたことがあります。たいへん有効でした。
次回は「単語」という意味の理解のさせ方を書きます。
*このブログは土曜日・日曜日はお休みです。
榎本の英語とは関係のない「25時間目」というブログがあります。これは日常で感じること、考えることを書いています。
ALTの先生が使うに便利なスクリプトもPDFで見ることができます。お知り合いのALT先生やALTの先生と一緒に教える先生方に伝えてあげてほしいと思います。
さて、今日は To know is one thing, to teach is another. ということについてお話します。
英語圏から日本にやってきて生徒と英語を通じて交流を図る、というのはとてもいいことですが、彼らは系統だって、日本の生徒に英語を教える技能をもって来日しているとは思えません。私は多くの英語圏人の先生を雇ったことがありますが、こちら側がしっかりとした教え方を指導してあげないと、とても無理なのです。ところがしっかりした学習目標をたて、するべきことをしっかりとマニュアル化してやると、授業が見違えるようになります。そこから新しいアイディアも出てきます。ALTの先生にも不安がなくなります。つまりいくら英語ができて、知っていても教えることは別です。
よく理解できる人は「わからないということがわからない」という状態になりがちです。
そういう人は安易に「単語」などという言葉を初めて英語を習う生徒に使ってしまったりします。英語が苦手だった人が教える側になると「昔ここがわからなかったなあ」と思い、そのところを熱意を込めて教える、ということになります。
次に英語のリスニングについて書きます。リスニングの訓練をするには、耳をそばだてさせて、先生の言ったことに「動作で反応」する方法が一番のリスニング力養成の近道だと思います。
生徒に、
T: Stand up, please.
と先生が何度も言います。生徒はわかりません。わかる生徒が入れば立ち上がるでしょう。すると他のわからない生徒は Stand up というは「立て」と言ってるんだ、と思います。全員がわからない場合は、先生が両手を上げて立つことを促すような仕草をします。すると生徒はなんとなく「立ち上がります」
T: Good. sit down,please.
と言って下のほうに手で促します。それからまた Stand up, please. と言えば生徒は立つようになります。
このようなことはALTの先生にやってもらうことが一番です。
ホームページにはこのスクリプトを見たり、印刷したりできます。
英語の文には強くいうところと弱くてききにくいところ、あるいはリンキング(get up が ゲラと聞こえるようなこと)やリダクション(get to など最初のT音が消えてしまうようなことこと)がありますが、そういうことにも慣れてきて、自然に強く聞こえるところを捉えて、何を言っているのかわかるようになります。
ちょっと紹介しましょう。
T: Everyone, please raise your right hand.
T: Put your right hand down.
T: Raise your left hand.
T: Put your left hand down.
T: Look a side.
T: Look forward.
こんな感じから始まって、だんだんと長い文になっていきます。your も a も聞く場合、聞いているのですが、それに拘ることではない、ということもわかってきます。また先生がそう言うべきです。
このようなリスニング力をつける手法を Total Physical Response といいます。私たちはTPRと呼んでいます。
授業の10分。このようなことを繰り返しするのです。これは日本語を習う外国人にも有効です。
私はバリ島でこの方法を使って、数多くいたエステテシャンたちに教えたことがあります。たいへん有効でした。
次回は「単語」という意味の理解のさせ方を書きます。
*このブログは土曜日・日曜日はお休みです。
榎本の英語とは関係のない「25時間目」というブログがあります。これは日常で感じること、考えることを書いています。