徒歩通勤の中のドラマ

引越してから私の出勤手段は徒歩。
毎日３０分歩いて出勤という、膝を悪くしそうな交通手段で通勤しているわけです。

時々犬の糞を踏みそうになりながら、舗装完成度６０％ぐらいの道を毎日です。

３０分の道程には毎日色んなドラマがあるわけで、
この間は、死んだネズミに驚いて、思わず避けたところに、犬の糞というドラマ。

ま、そんな感じなんですけどね、よく遭遇するのが、
歩道を洗浄する人達なんですよ。３メーターぐらいある
長くでかいホースを５人ぐらいで抱えながら、
たぶん「お前らあっちにいかんか！ごるらぁ！」的な
言葉を発しながら、道行く人を威嚇して、歩道に向かって
勢いよく放水してきやがるんです。朝の通勤時にもおかまいなしに。

水を避けるために、命の危険を冒して、車道に出て車を避けながら歩く。
日本ではなかなか経験できないスリルです。


そういえば、今日は変わったもんを二つ見ました。

一つはイケメン。
モデルばりのイケメン。
頭ちーさい、足なーがい、しかもハイセンス洒落男。
中国とは２０年ぐらい前からの付き合いですが、
こんなイケメンに遭遇したのは初。

だいぶ離れた距離からイケメンと認識したもんで、
すれ違う瞬間までいやらしく眺めていたら、
インナーのタンクトップが、胸元をなんともいやらしく演出して
おりまして、胸毛がちら見え。

ここまでイケメンだと黒毛の胸毛もセクシー。
茶色いトイプードル派の私でも、つい、
「ボーダーコリーでもいっか！」
なんて思わされるっつーもんです。

いやー、良かった。
イケメンだった。変わったもん見ちゃった！

と、イケメン余韻の中、本日の二つ目に遭遇。
道端に座り込んだおばさんと亀。

亀？
朝から亀？

そう亀。
カミツキガメ。
分布的に中国にいちゃいけないヤツ。
田舎から出てきたようなおばさんが持ってちゃいけないヤツ。

体長３０センチはあろうかと思われるソイツを道端で、ただ布の上に置いてた。

ソイツの口は、ぱっかぁ～と開いてて、
道行く人の足を狙ってるとしか思えない威嚇っぷり。

ペットにしても売り物にしても変わったもんだった。


中国は犬のうんこだけでなく、道路には危険がいっぱい。
最近、スリルが多すぎて、徒歩通勤にも少々お疲れ気味。

・・・でも、私の中国認識を覆すようなイケメンにも遭遇できたし、
毎日のように味わうスリルはなんとも言えないし、いろんなドラマに
出会える徒歩通勤は、やはり良いものなのかもしれない、なっと。