またひとつうまれたストーリー

うぇろろろろろろろろろろろろろろー！

ってね、漫画みたいに、噴水みたいに胃の中のものがリバース
することってあるよね。

そんでもって、こういう時って下の出口も開放的になっちゃって
一人でラスベガス並みの噴水ショーを演出できちゃうっていうかさ。

ま、やってる本人はウイルスとか細菌に踊らされちゃってる
わけで、不本意ながらってヤツなんだけど。

こんな状態に３日前の夜中になったわけよ。

その日は、なーんにも無い身体は絶好調の日で、夜はジャパンブランドで買った某有名メーカーさんの冷凍食品を食してさ、优酷で散々動画観てぼけっとした後にふっつーに寝たのよ。


そしたら、0時30分頃よ。
うー、なんか気持ち悪い。
うー、うー、うー、うー．．．。

もー、トイレに駆け込むでしょ。
パンツ下ろす前に、嫌な予感はしてたのよ。

あー、きたー、コイツ胃腸炎ってヤツだってね。

って予感してる秒単位の間に、もう～ウイルスのヤツが身体の中でニョーンと出てきちゃってる。そんでもって、こんな夜中にお祭り騒ぎしちゃってるＫＹなウイルス達を「出て行かんか、ごるらぁ」ってな具合で私の防御反応が、パンツを下ろす手より早く反応しちゃってるわけ。

中年になるとその辺の加減がねー、スピード感っつーの？足りないんだよねー。

で、軽くパンツに迷惑かけたんだけど、とにかくトイレに座ったわけ。

もー、ひどいの。
ひどいのなんのって。
出るわ、出るわ、パチンコしたことないから知らないけど
こいつがうわさのフィーバーってやつ？みたいな。

でもね、出すとと少し楽になるよね。
あー、1回目のトイレでかなり出たから楽になるなぁーって思ってさ、水で流したわけ。もともと紙は流れにくいので、こういう場合は洗面器に水を汲んで来て、流れに加勢するんだけど、洗面所の水の出が悪い。時間を少しかけて水を溜めて、それで流して完了。

そんで、私は横なった。

急性胃腸炎なめたらイカン。
横になったとたん、猛烈な吐き気が来た。

口を抑えつつ、下の方は現時点ではあてにならない括約筋の活躍に期待しがら、再度トイレに猛ダッシュ。

うぇろろろろろろろろろろろろろろー！

キター。
今度は噴水のようなリバース。
トイレに頭突っ込んで、

再び、
うぇろろろろろろろろろろろろろろー！

続け様に下からも。
まさに噴水ショー。

たった30分ぐらいで疲労困憊。
負けてる、私、ウイルスに負けてる・・・。
きっと今晩一晩、私はこいつらと戦うのね。

と、疲労困憊の中にありつつ、私はお前らには負けない！と
戦う意思を持って、次の戦いに臨むべく、トイレを流したわけ。

いや、厳密に言うと流したかった、でも流れなかった。

ええええええええーーーーーーーー、
嘘だと言ってーーーーーーーーーーーーー、
確かに、さっき水の出が悪かったような、でもこんな何も予告無しで
あんまりよーーーーーーーー！！！！！！！

断水。

眼の前のトイレの中には、私の戦いの後が残っているのに。
次の戦いに備えればならんのに！

私の中の敵はウイルスだけじゃなかった。
この部屋さえも敵だった。

ブルータスお前もか・・・。

腹はシクシク、口の中は酸っぱくて、括約筋もいまや戦闘不能で、再度
黒部ダム級の放水も辞さない構え。そんな時に、水は流れてくれない。


それからどうしたって？
聞きたければ、正月に私の実家に聞きにきて、いるから。

後日、この話を同僚にしていたら、
「この間はエレベータが止まって、温水器のお湯が出なくて、断水までして
○○さんの住んでるところはおかしいですよー！」と言われた。

2ヶ月の間にこんなのが立て続けにあったら、もはや私嘘つきだと思われてるよなー。あ～あ、どうにかしてくれ。