引越しは試練。

一年経って・・・、先週引越ししました。

新居はどうかって？

ゴキブリの館。

ま、一人暮らしにはこういう仲間も大事。
いつも眼の端に影。私以外の誰かがいる、
そんな安心感。

買い物にでかけたら巨大な影。
毛の生えた生き物。
そう子猫ぐらいあるネズミ。

キターーーーーーーー！

久しぶりに見た。あんな存在感のあるドブネズミ。





引越し前々日、「あと２日あるし～」なんて余裕ぶっこいて
いたら、なんと朝方までお客様から3時間おきに電話。
会社に戻り、まさかまさかのほぼ徹夜。

そのまま出勤して、普通に夜まで仕事して帰宅。
帰宅して私を待っていたのは、100％現状維持の部屋。
そのまま普通に暮らせる部屋。

しばらくそれをぼけーっと眺めて、とりあえずベッドにドーン！
寝たわよ。中年に仕事で徹夜は無理。もう無理。私を
夢の中へいざなって～！ってーことで寝たのよ。

で、夜中2時。
起きなきゃ、私起きなきゃ。
引越ししなきゃ、荷物が、荷物が・・・と
ぶつぶつ言いながら6時間。私のA型の血がひそやかに
燃えておりました。目の前には綺麗にならんだダンボールと磨かれた床。

もう、完璧。
日本人として、面目保ったわ。

「来た時よりも美しく」
刷り込まれた日本人の血がこういう時騒ぐんだわ。

で、勢いづいて引越して、
ドア開けたら、
「え？ドロボーでも入ったの？この間、内覧した時、綺麗だったのに。」

部屋中が靴跡。

クラってくるぐらい汚い。
そんな処にダンボールをドーン、ドーンって
置いてくれちゃって。

もうつま先で歩きたいぐらい汚いの。
足つっちゃってもつま先で歩きたいの。
それぐらい汚いの。

もーーーーーーーーーーーーー。
あんだけ掃除入れてくれって仲介会社に
お願いしてたのに、新しい洗濯機、クーラーを
取り付けてに来て、家中汚くして帰っていきやがった。

ああああ、私はここに寝るのね。
もう、ここまで床が汚いと外の道路と一緒。


そして出たのよ、あいつが。
チラチラとか奥ゆかしい出没の仕方じゃなくて、
あっちにも、こっちにもいるの。
小さいんだけど、数で勝負してくんのよ。

私のほうがお客さんみたいなのよ。
「ごめん、ちょっとここ良い？」
みたいな、私のほうが遠慮しちゃうぐらい、居るのよ。

ノーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！

お願い、ゴキたちよ。
私に安息の地を与えたまえ。

引越し荷物を片付けていたら、
そのダンボールの中にもゴキ。

外に出たらネズミ。

そんな新居はギラギラした広州タワーも見える28階。
夜景が素敵。ＰＭ２．５で霞む広州が素敵。
これまでの部屋の約倍の広さ。
洗濯が干せるベランダもある。浴室とトイレの先にも
ベランダがある。ドアを開けたら広州の高層ビル群を
眺めながら、開放的なトイレも堪能できる。

そして、開放的トイレを堪能中、ベランダにはゴキ。

今回の引越しはこれまでにない試練が。
ま、広州だし、しょうがないのかもだけど。。。

それにしても私のＡ型の血が、イマイチ騒がない。
いつになったらこの部屋の床は綺麗になるのだろう。
中秋節も、国慶節も休みなしで仕事。一人月餅食ってる
場合じゃないのにー。

と、月餅を食べた後、お皿を片付けようと、お皿を持った瞬間
ゴキがお皿からシャーッと逃げて行きました。

そんな私の中秋物語を同僚に話したら、
「小さなゴキブリはドイツからやってきたものです」
と、まさかの舶来もののゴキと同居していることが発覚。

もうこなったら許そう、南方の巨大ゴキでないことを許そう・・・。