「ヴェネツィア派の代表画家」ティツィアーノ（Titian）の絵画
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ（Tiziano Vecellio、1488年/1490年頃- 1576年8月27日）は、イタリア盛期ルネサンスの画家。光による明暗諧調を色彩で表現するヴェネツィア派の最大の巨匠。
10代頃にティツィアーノはジョヴァンニ・ベリーニのもとで絵画を学んでいた。初期には同門のジョルジョーネの助手として務めていた。
1510年に早世したジョルジョーネの業績を引継ぎ、宗教画、風景画、肖像画などあらゆる絵画分野で数多くの名作を描き、色彩美と絵肌の魅力の追求をさらに推し進め、油彩画のあらゆる可能性を開発した。
晩年には明確な輪郭は無くなって、粗く自由な筆使いによる独特の様式に到達した。
ティツィアーノは後のルネサンスの画家だけではなく、カラヴァッジョ、ルーベンス、レンブラントなどのバロック画家たちや近代油彩画にも大きな影響を与えた。
「パドヴァ派の代表画家」アンドレア・マンテーニャ（Andrea Mantegna）の絵画
アンドレア・マンテーニャ（1431年 - 1506年9月13日）は、イタリアル初期ネサンスの画家、版画家。
1431年にイタリアのパドヴァ近郊に生まれ、11歳頃、パドヴァの画家フランチェスコ・スクァルチオーネの下で絵画を学んでいた。
1453年にはヴェネツィア派の創始者ヤコポ・ベリーニの娘と結婚しており、その画風にも影響を受けた。 1460年からマントヴァ侯の宮廷画家となった。
1470年代頃、版画の凹版技法のひとつであるエングレービング銅版画を数多く制作した。
1506年9月13日にマントヴァで亡くなった。享年75歳。
アンドレア・マンテーニャの絵画は遠近法、短縮法を用いて古典古代の建築、彫刻のような硬質な線描が特徴である。
「ヴェネツィア派の画家」ジョヴァンニ・ベッリーニ（Giovanni Bellini）の絵画
ジョヴァンニ・ベッリーニ（Giovanni Bellini, 1430年頃 - 1516年）は、イタリアルネサンスのヴェネツィア派画家。画家一族で知られるヴェネツィア派の創始者ヤーコポ・ベリーニの息子。イタリアにおいて油彩の技法を本格的に用いた最初の画家の一人。
ジョヴァンニ・ベッリーニの絵画は鮮やかな色彩と柔和な表現が特色で弟子ジョルジョーネとティツィアーノに大きな影響を与えた。
「ヴェネツィア派の創始者」ヤーコポ・ベリーニ（Jacopo Bellini）の絵画
ヤーコポ・ベリーニ（1400年頃 - 1470年頃）はイタリア・ルネサンスの画家、西洋美術史で始めから色彩で造形する絵画技法を生み出されたヴェネツィア派の創始者。
「ヴェネツィア派の画家」ジョルジョーネ（Giorgione）の絵画
ジョルジョーネ（1477年/1478年頃 - 1510年）は、イタリア盛期ルネサンスのヴェネツィア派の画家。
デッサンや構図より光と色彩で画面構成を創り上げていく独自の様式を作たヴェネツィア派絵画を開花させたジョルジョーネは生涯として謎に包まれ、33歳で夭折したため作品数が極めて少ない。
ジョルジョーネの絵画はヴェネツィア派絵画を大成したティツィアーノに大きな影響を与えた。
