「マニエリスムの画家」エル・グレコ(El Greco)の絵画
エル・グレコ(El Greco、1541年 - 1614年4月7日)は、ルネサンス後期のマニエリスムのギリシア人画家。
エル・グレコは多彩の色彩を用い、曲がりくねった細長い身体、大胆な筆触と結んでいて、ドラマチックな神秘的な絵画を生んでいる。
エル・グレコの作風は表現主義やキュービズム、特にピカソの「青の時代」の作品に大きな影響を与えた。
ギリシャのクレタ島北部にある都市イラクリオンに生まれた。
1563年には主に聖画像を描くイコン画家として独立していた。
1567年にはヴェネツィアに行き、ヴェネツィア派のティツィアーノの工房で働き、そこでルネサンスのヴェネツィア派の油彩技法や溢れるような色彩などを習得していった。
1577年からスペインのトレドに移り住み、そこでの修道院、教区聖堂のために祭壇画、宗教画を数多く描いた。
1588年にグレコの最高傑作と言われている作品「オルガス伯の埋葬」を完成した。
1614年4月7日にスペインのトレドで亡くなった。享年72歳。
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