
帰りのお船に乗ることになりました。
わかっていても、寂しい気持ちになります。
べびたんは、カゴから出してもらいました。
そして、島に向かって何度もさけびました。
『また、来るから。また来るからなぁ~~~』
『さいなら~。さいなら~』
お船は、どんどん島から離れていきました。
べびたんは、しばらくぼんやり海を眺めました。
お船の動きに合わせて、海は波打ちます。
べびたんは、いつしか、波に夢中になりました。
吸い込まれそうですねぇ・・・。
さて、みなさん。
ここでちょっと小話です。
この写真をよ~くご覧ください。
おっちゃんの背中。
そして、その向こうには・・・、
大人しそうなお嬢さんがおるんです。
そう、このおっちゃんは、久高島のお船のおっちゃんです。
さっき、みぃみぃの乗船券を受け取ったおっちゃんです。
ず~~っと、一人のお嬢さんに話しかけています。
このお嬢さん、どうやら、一人旅です。
べびたんは、覚えていました。
べびたんらぁが、久高島の神様にご挨拶をしようとしていたところ・・・。
このおっちゃんが、お嬢さんを案内していたのです。
「案内していた・・・。」というより・・・、
なんや、「島中、くっついていってた・・・。」言うてよろしい。
べびたんは見逃しませんでした。
案内されるお嬢さんが、ちょっと迷惑そうにしてたことを・・・。
”お断りしたいけど、どうも、うまく断りきれない。”
そんな感じです。
みなさんも、そういうご経験あるでしょう?
久高島のおっちゃんは、嫁探しに余念がありません。
一人旅のお嬢さんの中でも、このお嬢さんを選びました。
こちらをご覧ください。
もう一人、一人旅の若いお嬢さんがいます。
サングラスをしたカッコええお嬢さんです。
かっこええけど、優しいお姉さんです。
さっき、べびたんを見て、ニコッと微笑みました。
せやけど、かっこよすぎます。
おっちゃんはこういうお嬢さんは選びませんでした。
どっちが、別嬪か、言うたら、正直、こっちのお姉さんです。
せやけど、おっちゃんは、大人しそうな方を選びました。
こっちのかっこええ方のお姉さんを選んでいたら、
とっとと一網打尽にされていたはずです。
今頃、一人、いじけて乗船券を勘定していたことでしょう。
大人しいお嬢さん、いややったらイヤ言うた方が、ええでぇ。
・・・さて、どうやら、本島に到着したようです。
・・・・。
なんや、どんどん旅が先に進んでいく感じです。
ぶぅぶぅもみぃみぃも、無言です。
特にみぃみぃは、べびたんらぁ8人を抱えて、無口になっています。
楽しかった、久高島、おしまい。
次は、どこへいくんかなぁ?
(おまけ)
あ、ネコです。
しかも、二匹、思い切り寝ています。
ちょっと、撮影しておきましょう。
誰か~~~。
ななちゃんが、撮影に参加しました。
寂しい気持ちも、ちょっと和みました。
☆べびぃ☆