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べびたんたちは、そろってお出かけしました。
この頃は、めったにないことです。
せやけど、頑張ったのです。
みぃみぃが、大きい人三人と中くらいの人を袋に入れました。
魔法使いのおかあさんがくださった袋です。
ぶぅぶぅが、大きい人一人と、小さい人人二人を鞄に詰めました。
辛い旅でした。
袋の中は、とても苦しいのです。
息ができへん気ぃがしました。
皆、うなり声をあげています。
せやけど、べびたんは、気づいたのです。
みぃみぃが、ヨタヨタしながら、汗をタラタラ流していることに。。。
無理もありません。
大きい人三人、中くらいの人を一人。
みぃみぃが抱えているのです。
トコトコと歩き始めて、かれこれ一時間は過ぎました。
べびたんは、サムを思い出しました。
フロドを抱え、 岩を登るサム。。。
ここで負けてはいけません。
べびたんは、皆に声を掛けました。
『ローハンの騎士たちよ!今こそ心を一つにする時だ!』
。。。士気を高めたのです。
皆で、心を合わせました。
歯をくいしばりました。
誰も、不平をもらしません。
そして。。。
小さな約束の地、『ふかだいけ』にたどり着いたのです。
皆、めいめいに思いを秘めました。
小さい人とちぃちゃんは、お顔が汚れて黒くなっていました。
旅の途中で、傷ついたのでしょう。
さくたん、くるたん、なかさん、
皆、くたびれていました。
せやけど、達成感に満ちていました。
。。。ここは、べびたんとみぃみぃの思い出の場所。
心の中で音楽が流れます。
昔、みぃみぃと二人でここを尋ねたのです。
ぶぅぶぅは毎日忙しいムハンディスンでした。
みぃみぃは、その日の朝、ぶぅぶぅとけんかしました。
べびたんとみぃみぃ、二人静かに、池を見つめて過ごしたのです。
静かに時が流れました。
ぶぅぶぅとみぃみぃ、二人は、べびたんの写真で仲直りしました。
。。。ベンチに腰掛けるべびたん。
。。。右手をあげるべびたん。
。。。右目一つのべびたん。
。。。にこやかに微笑みかけるべびたん。 (←どんだけ、べびたんは自分が好きなんでしょう。 みぃみぃより)
。。。そして、静かな池が写っていたはずです。
その時の写真はもうありません。
せやけど、心に刻まれたのです。
みぃみぃは、新しい子ぉらも、この場所に連れて来たかったのです。
ふかだいけは、この日ぃ、
べびたんたち7人にとって思い出の場所となりました。
7人の旅の仲間です。
べびたんたちは、この日ぃを何度も思い出すでしょう。
☆べびぃ☆
後日談
ぶぅぶぅが、べびたんたち専用カートをこしらえてくれるそうです。
期待しましょう。
べびたんは、『ひとりだけ、だっこ』
でも、ええねんで。
せやけど、そない言うたらな、
ぶぅぶぅが怒るねん。
自分さえ良かったらええ、言うねん。。。
せやから、べびたんの気持ちは内緒やで・・・